dTVで視聴できる韓国ドラマから、今回は『カインとアベル』をご紹介します！主演のソ・ジソブが兵役の任務を終え復帰第一弾ドラマとして注目を集めたドラマです。

日本でも同タイトルのドラマが放映され、同内容のような印象もありますが、舞台も内容もまったく違いますので、日本版をご覧になった方もまったく新しい作品として楽しめます。

それでは『カインとアベル』のあらすじ、韓国ドラマ入門者の私が第一話を見た感想、キャストをご紹介します。

タイトルとなっている“カインとアベル”とは、旧約聖書第四章、創世記に登場する、アダムとイブの息子たちのこと。兄がカインで弟がアベルです。

聖書によると、ある日この2人が神に捧げ物をします。兄は自分が育てた野菜などの収穫物を、弟アベルは、自分が育てた太った羊を奉納するのですが、神はアベルの羊ばかりに目が行き、アベルのことはスルーしてしまうのです。

それに嫉妬、そして怒ったカインは、アベルを殺してしまうのです。そして周囲にはそのこともアベルの所在も知らない、と嘘をつくのです。これが人類初の嘘、そして殺人、と言われています。

このように、ドラマ『カインとアベル』も2人の名前をタイトルにしているとおり、兄弟間の嫉妬から繰り広げられるストーリーです。

このドラマの冒頭は広大な砂漠からスタート。そして主人公のソ・ジソブが血まみれの瀕死状態で、彼の記憶が走馬灯のようにめぐるシーンなのですが・・・ちょっと唐突。だからこそ、どうなるの？どうしたの？とハラハラして目が離せません。

砂漠での瀕死シーンの謎をあえて引きずったまま、別場面に移ります。舞台は飛行機機内。そこで重病な急病人が出ます。「どなたかお医者様はいらっしゃいませんか〜？」というドラマで定番？な呼びかけから、その病人を処置するソヌ（シン・ヒョンジュン）が現れます。

いかにも只者ではない感じ、デキる人なオーラを放ち、テキパキと患者に処置を施す姿がかっこいいです！

そう、このドラマには医師がたくさん登場し、主軸の舞台は病院です。こういった医療モノドラマは日本でも人気があるので、韓国ドラマ入門者もその世界に入っていきやすいと思います♪

その医療行為のシーンなのですが、手術シーンは結っ構〜リアルです。医療用語もたくさん飛び交うので、医療ドラマ好きの方には本格的な感じが好印象だと思います！

しかし、血が苦手〜、という人には、かなり“リアル過ぎる感”はあります・・・。

主人公のチョイン、そしてソヌの兄弟はポソン大学病院院長の息子。ソヌは海外の病院で７年間勤務して帰国。そして大喜びの再会します。

実はこのファミリー訳ありで、ソヌは院長夫人ヘジュの実子ですが、チョインは事情があって院長が引き取った子。それで母ヘジュはチョインを恨み続け、全くかわいがらないのです。それでも兄は弟をかわいがり続け、弟は兄を慕って成長していきました。

しかし７年間の時を経て、明るくて熱い無邪気な面が残るチョインと、クールでなんとしても目的を達成したい志向のソヌは、患者に対する考え方が異なっていたのです。

そして彼らの周囲は、水面下で色々な動きがあり、病院での地位を争うドロドロした動きがあり…医療系サスペンスドラマファンにはこのドロドロ感、「キタキタ〜♪」とこの展開がワクワクしてくること間違いなし♪

そして2人の関係は、“1人の女性”を巡って動き出します。幼い頃から心臓病を患っている歌手のソヨン。彼女との三角関係で、それぞれ3人が動きます。愛する気持ちや諦める気持ち、そして嫉妬・・・「これは動きがある！」と確信できるシーンがありますよ。

随所で“ドロドロ注意報”が発令され、第1話のラストは手術の視察で中国を訪れたチョインと、ツアコン役のヨンジが空港で出会います。

ヨンジは、チョインが医師ではなく「詐欺師」だと偽情報を知らされて出会うのですが、一体これがどんな展開になっていくの？どうドロドロしていくの？

明るくて、いかにもいい人そうな熱い医師・チョインが今後、きっと恐ろしい目に遭って冒頭の瀕死状態になっていくなんて…一体これからどうつながるの？心配なんですけど〜!？

と、2話を見ずにはいられない終わり方！先が気になります！！

20話まで続くので二転三転では済まないであろう、今後の展開が気になる方、そして1話にはソ・ジソブのシャワーシーンもあるので、2話以降も“何か”期待できるのではないかと（笑）

元々スポーツマンな上、兵役直後でバッキバキに仕上がっているソ・ジソブの肉体美を確かめたいあなたもぜひ、『カインとアベル』、視聴してみてくださいね♬