ホジュンは実在した!韓国ドラマ『ホジュン〜伝説の心医〜』

実在した名医ホ・ジュンの波乱万丈の生涯を描いた、韓国ドラマ『ホジュン〜伝説の心医〜』のキャスト、あらすじや見どころをまとめてご紹介しています。韓国ドラマ『ホジュン〜伝説の心医〜』が気になっている方は、是非ご覧ください!
目次
実在した伝説の心医ホ・ジュンとは?

出典: ja.wikipedia.org
低い身分から王を診る御医となり、出世の道を極めたホ・ジュンは実在する人物です。1539年(1546年説もあり)に生まれたホ・ジュンは、1569年に王・宣祖の儒者の病気を治したことで歴史書に登場します。1574年に内医院に入ると、1590年には光海君の病気を治し、正三品に昇進。1592年には従一品にまで上るのです。
その働きぶりに王は最高位の正一品をホ・ジュンに授けようとしますが、重臣の激しい反対により受けとれませんでした。1608年に宣祖が亡くなると、その責任を取らされる形で流罪となるのです。1610年には後に世界遺産となる医書『東医宝鑑』を光海君に献呈。1615年にその生涯を終えます。死後、正一品の位階が与えられるという、まさに伝説の心医として活躍した人物です。
『ホジュン〜伝説の心医〜』ってどんな作品?

世界遺産となった医書「東医宝鑑」の編纂に命を賭け、すべての人に平等に接しすべての人に愛され「心医」と呼ばれた朝鮮王朝時代の実在した名医ホ・ジュンの波乱万丈の生涯を描いた歴史ドラマ。
韓国ドラマ史上最も高い視聴率をマークした、伝説の大ヒット作『ホジュン~宮廷医官への道』を、当時のスタッフが14年もの時を経てリメイク。『宮廷女官 チャングムの誓い』『馬医』などの名作と同様に、賤しい身分ながらひたむきな努力によって困難を克服し、やがて王の主治医へと出世する姿を描きます。
主演はキム・ジュヒョク。本作の前年に『武神』で初の時代劇主演を果たし、しばらくは時代劇のオファーは受けないと言っていたようですが、1975年にキム・ジュヒョクの亡き父・キム・ムセンが、ドラマ『執念』でホ・ジュン役を演じていたことで運命を感じ出演を決めた、というエピソードがあります。
全135話、という超大作の劇中では、多彩な登場人物が数々のヒューマンストーリーを繰り広げていきます。
『ホジュン〜伝説の心医〜』のメインキャストをご紹介!
ホ・ジュン役 キム・ジュヒョク

タレント キム・ムセンの息子ということで注目され、1998年に出演したドラマ『カイスト』で俳優デビューを果たした。2008年に映画、「妻が結婚した」で青龍映画賞ベストカップル賞受賞をするなど、演技力には定評があり、また演技に向かう真面目な姿勢も高く評価されていたが、2017年10月に事故により亡くなられた。
名 前: キム・ジュヒョク (Kim Ju Hyuk)
ハングル表記: 김 주혁
生年月日: 1972年 10月 3日
没年月日: 2017年 10月 30日
身長/体重: 180cm, 70kg
イェジン役 パク・チニ

1996年、ドラマ「スタート」でデビュー。
2006年SBSドラマ『帰っておいで、スネさん』と2007年『銭の戦争』のヒットで一気に人気女優の道を駆け上った。
親しみやすい容姿とサバサバした演技が国民の心を掴んでいる!
名 前: パク・チニ (Park Jin Hee)
ハングル表記: 박 진희
生年月日: 1978年 1月 8日
身長/体重: 167cm, 48kg
ユ・ドジ役 ナムグン・ミン

2002年、シットコム「大当たり画像」でデビューを果たす。兵役からの復帰作となった2010年のドラマ、「セレブの誕生」では鍛え上げられた筋肉美で注目を集めた。
名 前: ナムグン・ミン (Nam Goong Min)
ハングル表記: 남궁 민
生年月日: 1978年 3月 12日
身長/体重: 179cm, 70kg
イ・ダヒ役 パク・ウンビン

1998年より子役として活動し経歴を積んできた生粋の演技派女優。様々な話題作に出演し、その他、演劇やバラエティ、ミュージックビデオなどジャンルを超えて幅広く活躍している。
名 前: パク・ウンビン (Park Eun Bin)
ハングル表記: 박 은빈
生年月日: 1992年 9月 4日
身長:163cm
『ホジュン〜伝説の心医〜』のあらすじ
軍官の父(チェ・サンフン)に憧れて育ったジュン(子役:カン・ハンビョル・後のキム・ジュヒョク)は聡明な少年でした。しかし、身分の低い側室の母から生まれた庶子という身分で兄弟や義母から嫌がらせを受け続けていました。
そのことで、自分が望み通りに生きるのは難しいと悟り、成長後、自暴自棄な生活をするジュンは、密貿易に手を出して捕まり、父の配慮で遥か南の地・山陰(サヌム)へ逃亡しました。
そして、父が謀反の疑いをかけられて追われた両班の娘・ダヒ(パク・ウンビン)と運命的な出会いを果たします。そしてダヒと共に生きる決心をしますが彼女の身分回復が知らされ、身分違いの結婚はできないと、彼女を置いて母(コ・ドゥシム)と二人で山陰にいくことに。
そこで名医と名高いユ・ウィテ(ペク・ユンシク)を知り、彼に弟子入りを志願します。厳しい師の下で懸命に学ぶジュンは、ウィテの養女で医術を学んだイェジン(パク・ジニ)に助けられていきます。
その後山陰まで追ってきたダヒと再会し、結婚することができたジュン。妻や母に支えられながら「心医」を目指して邁進していきますが、その道はまさしく波乱万丈。しかし困難を乗り越えて御医にまで上り詰め、医書「東医宝鑑」の編集をする程の名医になる姿を描いたサクセスストーリーです。
『ホジュン〜伝説の心医〜』の見どころ
『ホジュン~宮廷医官への道』を14年ぶりにリメイクした作品
現在の韓国時代劇ブームの基礎を築いたと言われている、イ・ビョンフン監督作品『ホジュン~宮廷医官への道』を14年ぶりにリメイクしたのが今作品です。前作に引き続き脚本を務めたチェ・ワンギュ監督は、『商道』『朱蒙』などの時代劇、『オールイン 運命の愛』といった現代劇でも結果を残してきた実力者です。そんな経験も実績も豊富な彼がリメイクした本作は、前作のファンも納得させる仕上がりとなっているので期待度マックスで見ても大丈夫です。また、演出の一人、キム・グンホンはイ・ビョンフンの下で修行し、『善徳女王』『階伯』『朱蒙』『イ・サン』などの演出を担当。そんな彼の心情を細かく伝える演出が、本作でも活きています。
親子二代で主役を演じることが有名に!
主人公のホ・ジュンを演じたキム・ジュヒョクは『武神』で見せたクールな魅力を本作でも発揮しています。『武神』で時代劇と本気で向き合い満足していたキム・ジュヒョク。「当分は時代劇に出演する予定はありません」と言っていましたが、ホ・ジュン役へのオファーを受けて意を翻して出演を決めたのです。それは、今は亡き自分の父キム・ムセンが『執念』にてホ・ジュン役を演じ「運命を感じた」ことが理由になります。「心医ではない”人間”らしいホ・ジュンの面を楽しんでほしい」という言葉通り、生き生きした人間像が多くの共感を生み大ヒットになりました。
少年ジュンを演じている子役・カン・ハンビョル君がかわいい!とにかくかわいい〜!!!
第1話は少年時代のホ・ジュンの環境を中心にストーリーが展開。ホ・ジュンの少年時代を演じているは、子役のカン・ハンビョル。これが・・・心がキレイで賢いジュン、というイメージにぴったり過ぎるんです!ほんっとうにかわいい!!
ハンビョル君、多くの名作に出演している大人気子役ですが、2009年、彼が7歳の時に、あの『花より男子』でイ・ミンホ演じるク・ジュンピョの少年時代を演じているのです。現在15歳。これからも楽しみです!
韓ドラ時代劇の定番“いじめ”が、子供の世界でも(泣)
韓ドラ時代劇に必ずと言っていいほど登場する意地悪な人やひねくれ者。もちろん『ホジュン〜伝説の心医〜』にも登場します。それが大人だけではありません。子供の世界でも酷い子が登場します。
それが、もぉ本当に分かりやす〜〜い程どこから見ても悪者。それは、ジャイアンの心を100%真っ黒にして、さらに更生不能にしたようなキャラクターです。この子がジュンの異母兄弟なんですが、やることが酷い!
それを叱ってくれる父の姿が本当にきもちいい!と思ってしまいます。しかし波乱万丈だというホ・ジュンの人生。この先現れる敵は、この程度ではないんでしょうね・・・。
ライバルとなるナムグン・ミンの登場は、まだまだ先・・・
日本にもファンクラブがあって大人気のナムグン・ミンもキャストですが、まだまだ登場はしない様子です。さて、何話から登場するのか、気になるところ。
ホ・ジュンとライバル関係になるユ・ドジを演じるナムグン・ミンの姿を拝みたい人も、大人になったらどうなっていくのか気になる人も、この先が見逃せませんよ!
135話もあるけれど、1話30分なのであっという間!とっても見やすい♪
興味はあるけれど、135話!?しかも韓国ドラマだったら1話70〜80分かかるから無理!!とギブアップを恐れていませんか?『ホジュン〜伝説の心医〜』は1話30分なんです。なので朝ドラ・昼ドラ感覚。引き込まれて見ているうちに1話があっという間に終わりますよ。
だから忙しい人が視聴するのにも負担がなくてピッタリ☆そして、あっという間に終わっちゃうからこそまた次がすぐに見たくなる♪でも30分です。毎日2話ずつ見ても1時間。これぞハマるポイントかもしれませんね。
『ホジュン〜伝説の心医〜』の感想
なによりもホ・ジュンの博愛精神に感服するばかりでした。「医者として人を助けたい」という熱い思いで、行動をしていく彼はまさに正義の味方です。自分のことよりも常に相手のことを気に掛けるホ・ジュンは、自らの食料や治療薬も全て患者のために使います。むしろ患者よりも自分の方がひどい状態にも関わらず、信念を突き通し安らかに死んでいくのです。最初から最後までその思いを貫き通したホ・ジュンはかっこよすぎます。
逆にライバルであるドジはエゴのような塊で、出世欲が強く、出世するために医者になろうとする男です。この2人の対比が、人の光と闇の部分をわかりやすく見せてくれます。ホジュンのようになれるのが一番なのですが、誰しも心にドジのようなエゴも持っている。それは仕方のないことですが、ドラマを見た後には、「周りの人たちのためになにかしてあげよう」という気持ちになります。
そしてど直球の韓流ドラマでもあるので、つらくて泣けるシーンがたくさん出てくる作品です。ハンカチを用意して見た方が良いと思います!
『ホジュン〜伝説の心医〜』の名言ベスト10!
『ホジュン〜伝説の心医〜』では数多くの名言が出たことで有名です。ですので今回は名言をランキンング形式にまとめました!ベスト10を紹介しますのでお楽しみに。
第1位 30話でのユ・ウィテの言葉
「世に知られた名医であれ、村の田舎医者であれ、人の命を扱う仕事はどの職業よりも高貴なものだ。しかし、最後の一つが欠ければ真の医員とは言えぬ。それが愛だ。病に苦しむ人々を憐れに思う心、真に病人を憐れむ心を持って初めて心医になれる。世の中が求める医員はただ一つ、心医だけだ」
「心医とは何か」その答えがわかるワンシーンです。身分の高い医師という位置にあぐらをかくのではなく、愛を持って患者を助けるものこそが心医と言えます。
第2位 60話でのイェジンの言葉
「しかし、御医様を想う私の心は、ただ同じ空の下で共に生きていられるだけで幸せだったのです。 御医様は、死をもためらわず身分を越えた愛を貫かれました。そして、御医様の奥様も、御医様のために、私ごときには真似もできない苦難の人生を歩まれました。どうして私がそんな2人の尊い愛を汚せましょうか。 私は心から御医様を尊敬し、慕っておりますが、この想いは一生 胸の奥にしまっておくつもりです。こんな私の想いが非難の対象となるならば、私は喜んで罪を受けますが、御医様は何もご存じなく、恋仲などとんでもありません。どうか信じて下さい」
「真実の愛」がなにかわかるようなシーンですね。自分のことより相手のことを優先する心を愛と呼ぶのでしょう。
第3位 43話でのユ・ウィテの言葉
「病は診ても患者の身分は見ず、治療はしても決して見返りは求めない。どんな困難に遭おうと真心こめて患者を診る。それが師が私に下さった教えです」
まさに正義のヒーローのような医者を心医と呼んだのでしょう。
第4位 63話話でのキム・ウンテクの言葉
「正道に勝る道はありません。永遠の権力などないのに、なぜ欲に目がくらみ、正道に背くのですか」
人の欲のことをばっさりと切ったシーン。ついつい目先の欲に目がくらみがちですが、それは身を滅ぼします。
第5位 24話でのサムジョクの言葉
「昔、中国の王羲之が弟子に”非人不伝”と言った。人格を備えぬ者に礼法を伝授するなという意味だ。それなのにわしは、親子の情に流され、至らぬお前に医術を伝えてしまった。わしの過ちだ。古人の教えに背いたわしのせいだ」
サムジョクが反省するシーン。人としての器ができてから、技術を教えないと人はその技術を悪用してしまいます。
第6位 64話でのイェジンの言葉
「大地の中を流れる水のような方だった。太陽の下で名を誇って生きるのは さほど難しくない。
難しいのは、誰にも気づかれず乾いた人の心を潤すことよ。あの方はそんな方だったわ。心の底から病人を愛する心医だった。…私が死んで土に葬られ、流れる水となって出会ったら、その時は、その時は必ず尋ねてみるわ」
真の良い人とは誰にも気付かれずに、ひっそりと善を重ねているのだと思います。周りにもそんな聖人がいるかもしれませんね。
第7位 54話でのチャン・ソヒの言葉
「今日、お寺で仏様を拝みながら、この苦しみも因果応報なのだと思った。昔 殿下の寵愛を受けていた頃、王妃様も今の私と同じ苦しみを味わっていたはず。私が懐妊した時の王妃様の苦しみは、もっと大きかっただろう。あの時の私は自分の幸せが人を苦しめ 傷つけるなんて思いも寄らなかった。でも 今ならわかる。苦しみの始まりは執着なのだと…。欲を捨てれば、どこまでも楽になれるのだと…。いま、死を前にしてそれを感じておる」
死ぬ前にしてやっと幸せとはなにかを気づくシーン。欲を持つことは悪いことではないですが、欲をコントロールできないと、いつまでも苦しむことになるのでしょう。
第8位 24話でのユ・ウィテの言葉
「医員は立身出世の道ではない。金儲けの道でもない。出世を望むなら中国語を習い訳官になるがいい。金儲けがしたいなら商人になるがいい。医員の務めは病人を世話することだ。それが第1の務めで、第2も第3もなく、それがすべてだ」
「心医とはなにか」わかるシーン。人を助ける道の医者をエゴで選んではいけません。
第9位 8話でのハマンの言葉
「両班だった私は漢陽に捨ててきました。龍川であなたと出会い、消えかかっていた命を救われました。あなたと共に山陰に行くと決めた瞬間から、あなたの運命は私の運命となりました。これからの生活がつらくても、私の拠り所となるあなたの胸さえあれば、それ以上、何も望むことはありません」
愛が伝わるシーンです。愛しあえる人がいれば人は何にでも挑戦できるのでしょう。
第10位 23話でのペ・チョンスの言葉
「徳は孤ならず 必ず隣あり」
徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる。という意味です。人に優しくすることは回り回って自分に返ってきます。
まとめ
今回は『ホジュン~宮廷医官への道』を14年ぶりにリメイクした作品『ホジュン〜伝説の心医〜』を紹介しました。最高視聴率60%を超えた伝説のドラマのリメイクということで、初めから注目されたドラマです。必要以上に期待された今作ですが、その期待以上のリメイクを完成させ、大人気ドラマになりました。全部で135話ありますが、一気に見終わってしまうこと間違いなしです。韓流ドラマらしく泣ける場面がいっぱいあるので是非見てください!
『ホジュン〜伝説の心医〜』はdTVで配信中!
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本作品の配信情報は2022年6月30日時点のものです。
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