韓国ドラマ『ミセン−未生−』社会現象を生んだ感動ヒューマンドラマ

社会現象を生んだ韓国ドラマ『ミセン−未生−』のあらすじ解説と第1話のレビュー・感想をネタバレなしでまとめてご紹介しています。『ミセン−未生−』が気になっている方は、是非一度第1話のレビュー・感想含めてご覧ください!
目次
社会人なら誰でも共感できるリアリティあふれる物語
「ミセン−未生−」は2014年に韓国のtvNで放送されたドラマです。
演出は「トキメキ☆成均館スキャンダル」や「シグナル」などヒット作を世に出してきたキム・ウォンソク、脚本は「アラン使道伝(サトデン)」のチョン・ユンジョンです。
2014年の韓国で「ミセンシンドローム」なる言葉まで生まれるほどの社会現象を巻き起こした話題作です。
韓国のコンテンツパワー指数ランキングで2位に輝き、視聴率も回を追うごとに上がっていき、最終話ではケーブルテレビの歴代視聴率第2位である10.3%を記録しました。
さらに、百想芸術大賞男性最優秀演技賞、男性新人演技賞、演出賞の主要3部門、ケーブルテレビ放送大賞では大賞を始め主要部門を独占する結果!
原作はユン・テホによるサラリーマンのバイブルと称されたWeb漫画で、サラリーマンたちの悲喜交々の人間模様を描きます。
サラリーマン界のリアルなエピソードが描かれているので、新人、上司、女性などすべての層からの共感を得るドラマになりました。

出典: ko.wikipedia.org
「太陽を抱く月」などに出演し、俳優業でも注目を集める 9人組ボーイズグループ・ZE:Aのイム・シワンと「ドクター異邦人」のカン・ソラが共演したことでも話題になっています。
タイトルの「未生(ミセン)」とは韓国の囲碁用語で、「死に石ではなく“未生”」つまり一見すると死に石にも見えるけれども、まだ死んではいない石のことです。
つまりドラマでは主人公がまだどちらに転ぶかわからない、ということなのでしょう。
「ミセン」の主なキャスト5人を一挙にご紹介!
チャン・グレ役 イム・シワン

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ボーイズグループ「ZE:A」のボーカルをつとめ、超話題作である「太陽を抱く月」にも出演、「2014MBC演技大賞」授賞式で新人賞を受賞するなど、アイドルと俳優の両方で活躍しています。
名 前: イム・シワン(ZE:A)
ハングル表記: 임시완 (イムシワン)
生年月日: 1988年 12月 1日
身長/体重: 175cm,51kg
アン・ヨンイ役 カン・ソラ

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ウギョルでSuper Juniorのイトゥクの相手役に抜擢された注目女優です。実力派歌手ホガクの「Hello」のMVにも出演しています。
名 前: カン・ソラ (Kang So Ra)
ハングル表記: 강 소라
生年月日: 1990年 2月 18日
身長/体重: 168cm, 48kg
チャン・ベッキ役 カン・ハヌル

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ミュージカルや舞台を中心に活躍してきた実力派で、SBSドラマ「花ざかりの君たちへ」で大衆にその顔を知られるようになります。
舞台上で光るカリスマ性とボーカル力、そして作品を通して磨かれた演技力を兼ね備えています。
名 前: カン・ハヌル (Kang HaNeul)
ハングル表記: 강 하늘
生年月日: 1990年 2月 21日
身長/体重: 180cm, 70kg
ハン・ソンニョル役 ピョン・ヨハン

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元々は短編映画に数多く出演する独立映画界のスターであったが、「未生」でインパクトある演技を見せ、一躍有名俳優となりました。
短編映画で培った演技力と優れた容姿が光る演技派です。
名 前: ピョン・ヨハン (Byun YoHan)
ハングル表記: 변요한
生年月日: 1986年 4月 29日
オ・サンシク役 イ・ソンミン

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俳優として賞レースにはほとんど縁がなかったイ・ソンミンですが、「未生」で第51回百想芸術大賞にノミネートされ、受賞するに至りました。
俳優が最も演じにくいのは”日常の姿”などと言われることがありますが、彼はこのドラマで、会社の上司であり一家の家長であるオ・サンシク次長を見事に演じきりました。
名前:イ・ソンミン
ハングル表記:이성민
生年月日:1968年10月15日
身長:178cm
「ミセン −未生−」のあらすじ

幼い頃から棋士を目指していたチャン・グレ(イム・シワン)は、父の他界を機にその道をあきらめ、大学にも行けず、26歳になってもバイトにあけくれていました。
母の伝手で、大手総合商社にインターンとして入社しましたが、満足に会社員経験も学歴もないグレはコピーの取り方すらわからず、周りから遅れをとっていました。
しかし、同期とチームを組んでのプレゼン発表で合格点を獲得し、なんとか2年間の契約社員として入社し、営業3課に配属されます。
やがて囲碁で培った洞察力を生かして仕事でも微力ながらも課の役に立つようになり、次第に配属先の営業3課のオ課長(イ・ソンミン)やキム代理(キム・デミョン)に認められ、課にはチームワークが生まれつつありました。
一方、グレの同期入社の紅一点、アン・ヨンイ(カン・ソラ)はインターンながらも大きな契約を取り付ける優秀な人材でしたが、入社後配属された資源課では、男性上司から疎まれ、なかなかまともな仕事を与えられずにいました。
「演技ドル」として注目の イム・シワン

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「演技ドル」とは「演技ができるアイドル」のことです。
グレを演じたのは、アイドルグループZE:Aのメンバーであるイム・シワン。
彼は、「ミセン−未生−」以前にも時代劇「太陽を抱く月」などに出演しており、その演技力から「演技ドル=演技のできるアイドル」のひとりとして注目されていましたが、この作品の出演によって、若手俳優の中でも確固たる地位を確立しました。
その後も、「赤道の男」「スタンバイ」「トライアングル」などの作品に出演しました。
イム・シワンの他の出演作についても、下記の記事で詳しくまとめていますのでご覧ください。
演技の才能を持ったアイドルたちにますます活躍してほしいところですが、最近はアイドルグループのメンバーの俳優転身のニュースが話題を集めています。
2022年時点でZE:Aのメンバーはそれぞれ別の事務所へ移籍し、個々での活動が中心となっていますが、グループは解散はしていない状態です。
社会人経験ゼロのダメ社員!?

決して裕福な家庭ではないため新しいスーツも買えず、父のお下がりであるブカブカのスーツを身にまとい、グレはサラリーマン初日を迎えました。
コピーのとり方すらわからず、初めてづくしのためおどおど動いていたグレは、見た目からもダメ社員ぶりが伝わりました…
そんな彼が、特技の囲碁を活かしてどう成長していくのか、注目です!
まとめ
この記事では韓国ドラマ「ミセン−未生−」について紹介しました。
韓国で社会現象を生むほど話題となりましたが、この作品は仕事や夢への悩みなど、誰もが共感できる内容となっています。
頑張って生きていく人々を慰め、癒してくれるような作品で、実際に社会人経験がない人も共感しストーリーに入り込めます。
日本でも高い人気を誇る歌手のジェジュンや、人気グループ2PMのジュノ、ドラマ「相続者たち」のキム・ウビンなどスターたちをも夢中にした作品です。
ぜひ韓国ドラマ「ミセン−未生−」を見て、明日から頑張る活力にしてみてください!

本作品の配信情報は2022年8月26日時点のものです。
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