こんな詐欺師が実在したなんて!『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』という映画、知っていますか?天才少年詐欺師の半生を描いたコメディ映画で、なんと実話をベースにしたお話なんです!
今日は、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の魅力をたっぷりとご紹介します。気になっている人はぜひご覧ください!
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
実在の天才少年詐欺師と、彼を追うFBI捜査官を描く小粋なクライム・コメディ。

※この作品は現在配信終了しております。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』ってどんな映画?

出典: visualhunt.com
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は2002年に公開されたハリウッド映画です。 監督はスティーヴン・スピルバーグ。キャストはレオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスら。
この作品、フランク・W・アバグネイル・Jrという人物の自伝小説『Catch Me if You Can』を元に製作されました。つまり、彼の半生をモデルとした作品であり、主演のディカプリオがフランクを演じています。
また、「Catch Me if You Can」とは「できるもんなら捕まえてみろ」の意で、鬼ごっこの時に使われる掛け声です。日本語の「鬼さんこちら」にあたりますね。
メインキャスト3人をご紹介!
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に出演している役者は超豪華です。なんと「レオナルド・ディカプリオ」と「トム・ハンクス」の二大巨頭が共演しました。
10年以上前の映画なのでお二人とも若いです!特にレオナルド・ディカプリオは美少年で、目の保養になること間違いなし。ヒロイン役の「エイミー・アダムス」もいい味を出しているので見逃せません!
フランク・W・アバグネイル・Jr 役:レオナルド・ディカプリオ

出典: ja.wikipedia.org
名前:レオナルド・ディカプリオ
英語表記:Leonardo Wilhelm DiCaprio
生年月日:1974年11月11日
身長:181cm
1997年『タイタニック』で主演を務め、一躍スターに。日本ではレオ様と呼ばれる。その後も『インセプション』など主役級の活躍を続け、2016年『レヴェナント: 蘇えりし者』で念願のアカデミー主演男優賞を初受賞。
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は2002年に上映されて映画なので、この時のレオ様は27歳。若くて美少年のレオ様がバッチリ写ってますよ!ちなみに物語の主人公「フランク・W・アバグネイル・Jr 」は17歳です。10歳も離れているのに違和感なく、17歳の少年を演じているのが凄すぎます!
カール・ハンラティ役:トム・ハンクス

出典: ja.wikipedia.org
名前:トム・ハンクス
英語表記:Thomas Jeffrey "Tom" Hanks
生年月日:1956年7月9日
身長:185cm
元々は若手コメディアンとして活躍。『トイ・ストーリー』シリーズのウッディ役で声優も務めるほか、映画監督として作品を発表するなどマルチな才能を発揮。代表作は『アポロ13』『プライベート・ライアン』『ダ・ヴィンチ・コード』『ハドソン川の奇跡』など。不器用だけど正義感に溢れ優しいFBIの役を見事にこなしています。
ブレンダ・ストロング役:エイミー・アダムス

出典: ja.wikipedia.org
名前:エイミー・アダムス
英語表記:Amy Lou Adams
生年月日:1974年8月20日
身長:161cm
スティーヴン・スピルバーグが見せた映像がレオナルド・ディカプリオの目に留まったことで、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のブレンダ役に抜擢。
近年では、『マン・オブ・スティール』でスーパーマンの恋人役を射止めるなど活躍を広げる。2016年は『メッセージ』で主演。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』あらすじ
1963年、NY州ブロンクスヴィル。16歳のフランク・アバグネイル・ジュニア(レオ ナルド・ディカプリオ)は、両親の離婚のショックから家を飛び出し、生きるために小切手詐欺を思いつく。だが偽造小切手は怪しまれやすい。
そこでパイロットの制服を手に入れた彼は、人々をあざむきつつ、提携する航空会社の飛行機で世界中をタダで飛び回る。
やがてFBIが動き出す。ベテラン捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)は躍起になって犯人を追うが、なかなか正体をつかめずにいた…
伝説の詐欺師が書いた自伝小説を映画化した作品
天才少年詐欺師の「フランク・W・アバグネイル・Jr」1960年代に実在した人物です。そのフランクが書いた自伝小説「世界をだました男」を映画化したのが「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」になります。彼がおこなった詐欺の手口が全て書かれおり、作品でも詐欺を巧妙に行うシーンが盛りだくさんです。その他にも「何故、彼が詐欺師になったのか」「どうやって捕まったのか」「彼の心象」なども詳しく書いてあり、ベストセラーになりました。
伝説の詐欺師のその後
そんな実在した人物の「フランク・W・アバグネイル・Jr」ですが、最終的に捕まってしまいます。ですが逮捕後に二回も脱走を成功させるのです。やはり天才詐欺師はちがいますね。
1度目は移送中の飛行機で、2度目は拘置所から見事に脱走します。この時若干19歳です。3度目の逮捕でようやく刑期を受けることになりますが、連邦当局で詐欺罪の調査を無給で助けることを条件に、刑期を縮めること成功します。
自分が詐欺師として活動していたので、他の詐欺師の手口が手に取るようにわかり、詐欺師の検挙に貢献したのです。
出所後の彼は詐欺師の経験と、連邦当局で詐欺罪の調査の経験を生かし「セキュリティコンサルタント」として仕事を始めます。
小切手詐欺師の天才だった彼は、他の小切手詐欺師の手法を知り尽くしていたので、その手口を教え偽装を防ぐ手助けを行う、という形で合法的にビジネスを行うことに成功したのです。
その後は、企業向けに詐欺対策のアドバイスを行ったり、連邦捜査局にて詐欺対策の講師を行っています。一度は犯罪に手を染めた彼ですが、その後は正義の味方として大活躍したのです。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』感想

出典: visualhunt.com
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を見た感想としては、「これが実話なの!?すごすぎるでしょ!」という驚きでした。主人公のフランクは17歳の高校生です。
そんな彼が1人で街に飛び出し生きていきます。詐欺という決して褒められた行為でありませんが、手口の巧妙さや・度胸・即興の演技力・頭の回転の速さは感動を覚えるレベルです。
そんなフランクですが、最初から詐欺を成功させたわけではありません。何度も何度も失敗して、失敗するたびに違う方法を考え愚直に、勉強をし続けるのです。
その初めて詐欺が成功するシーンでは思わず見ているこちらも一緒に喜んでしまいます。
ですが物語が進んでいくにつれて、「興奮」から「同情」に感情が変わっていきます。17歳の天才詐欺師は全てを手に入れました。「金・女・名誉」みんなが欲しがるもの全てです。
しかし彼は気づいてしまいます。詐欺師とは自分を偽る行為で、本当の自分を知ってくれるものは誰もいないことに。孤独心を埋めようと結婚をしようとしますが、結婚の直前に正体がばれ、逃げるフランク。
彼には心を安堵させる居場所が1つもないのです。自ら詐欺行為をしていた彼なので仕方ないのですが、心はまだまだ少年のフランクに「かわいそうだな。」という感情を抱いてしまいます。
最終的にはフランクを捕まえたFBI捜査官のカールが、彼の良き理解者になって彼を更生させるのですが、カールがいなければきっとフランクはもっと悪事を繰り返していたでしょう。
それが今となっては詐欺師を捕まえる立場になり、大出世です。才能とは使い方1つで「正義」にも「悪」にもなるのだなと思いました。そして人が「正義」の道に行くためには周りに良き理解者がいることが大切なのだと。もし最初からカールのような人物がフランクの周りにいれば、フランクは詐欺師にはなっていなかったでしょう。
最後は「人はどん底からでも立ち直れる。」「人は変わろうと思った時から変われる。」と思わせてくれる映画なので、今人生で悩んでいる人にこそ見て欲しい作品です。
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の名言集
ズルなんてするわけがない。2週間だけ勉強しただけだ。そしたら受かった
詐欺の天才フランクが言ったセリフです。パイロット・医者・弁護士になりすましていた彼に、FBI捜査官のカールがどうやって成りすましたかを問うシーンです。
パイロットと医者は機転を利かせて、成りすますことに成功しましたが、弁護士は司法試験に受からないと、成りすますことが不可能なのです。
そこでフランクが言ったセリフが「ズルなんてしてないさ。2週間勉強したんだ。そしたら受かった!」これが実話なのだから驚きです。
彼は本当に2週間だけの勉強だけで司法試験に合格していました。彼が天才詐欺師になれたのも納得できるワンシーンです。最高にしびれます!
分かるはずだ。時に、ウソの中で生きる方が楽なものだ
FBI捜査官カールが言ったセリフです。フランクを捕まえ輸送中のワンシーン。
カールはフランクに対して離婚していたことを打ち明けます。「なんで嘘をついていたのかわからないね」と拗ねた様子のフランク。
その時にカールが放ったセリフが「分かるはずだ。時に、ウソの中で生きる方が楽なものだ。」でした。
今まで嘘をつき続けてきたフランクに対しての厳しくも愛の溢れるセリフです。嘘を付くのは楽なことだけど、真実と向き合わないと前に進めない。
ということをフランクに伝えたのです。このセリフを言われたフランクの表情がなんとも言えない表情で、心に響きます。
カール!メリー・クリスマス!どうしてクリスマスにはいつもあんたと話してるんだ?
17歳から詐欺師としてアメリカ中を逃げ回っていたフランク。3年間の逃亡生活で、いつもクリスマスにはカールに電話をかけていました。
その電話のシーンで、フランクが言ったセリフが「カール!メリー・クリスマス!どうしてクリスマスにはいつもあんたと話してるんだ?」です。
カールをからかっているような電話ですが、実はこれは構って欲しい子供の心情。常に嘘をついているフランクは本当の姿を見せられるのがカールだけだったのです。
フランクは天才詐欺師で、本当に賢く、鮮やかに人を騙すので子供のように見えませんが、彼の胸中を表す大事なシーンです。
僕は医者でもなく、法律家でもありません。僕はからっぽの人間なんです。あなたの娘を愛した、ただの男です
孤独に耐えかねたフランクが結婚相手の父に、本当のことを打ち明けるシーンです。本当のことを言ったフランクですが、今までの嘘が完璧すぎて全く信用されません。
むしろ「全てを失っても娘さんを愛しているという感情は変わらない」と捉えられ、さらに気に入られます。
嘘をつかなくても嘘になってしまう状態にまでなってしまったフランク。全てうまくいっているのだけど、嘘に潰されそうになっています。
天才詐欺師なので、嘘は絶対にバレないのです。しかし少年の心はどんどん曇っていきます。
周りの人が良い人であれば、良い人であるほど罪悪感に苛まれるのです。
ヤンキースが勝つのは、ピンストライプのユニフォームから目が離せないからだ
フランクの父がフランクに言ったセリフです。実業家として活躍していた父の教えで、このセリフがフランクを詐欺師の道へ誘うといっても過言ではありません。
意味としては「人はその人の肩書や見た目で判断してしまい、判断を間違える」というもので、この教えを思い出したフランクはパイロットの格好をして小切手詐欺を成功させるのです。
「パイロットの見た目をしている人は信用がある」と勝手に銀行員は思い込み、フランクのことを全く疑わずに小切手を現金に換えてくれるのです。
その後もフランクは、実際にパイロットに聞き込みをし、パイロットの出てくる映画を見て、パイロットになりきります。
日本社会でも肩書や見た目が重要視されますが、大事なのはその人の本質なので、しっかり見極めることが大切だと思いました。
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今回は本当に実在した天才詐欺師の自伝を映画化した「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を紹介しました。
最初は興奮、次に同情、最後には考えさせられる映画になっていますので、最初から最後まで楽しめる作品です。
人間は嘘をついたり、見栄を張ってしまう生き物ですが、やりすぎると自分を見失ってしまうのでしょう。
本当の自分を見せられないというのは、とても苦しいことなんだと気づかせてくれる映画です。皆さんもフランクのようにならないように、嘘は気をつけて使ってくださいね。
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