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映画『学校』夜間中学の先生と生徒が人生における「幸福」を問う感動作

映画『学校』夜間中学の先生と生徒が人生における「幸福」を問う感動作

映画『学校』のあらすじや見どころを詳しく紹介します。山田洋次監督が15年間温めてきた教育をテーマにした一作。実話を基に繰り広げられる先生と生徒たちの交流を描く感動作をまだ見ていない方は必見です。

映画 更新日時

目次

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山田洋次監督による映画『学校』とは

1993年公開の映画『学校』は、東京の下町にある夜間中学校を舞台に、先生と生徒が「幸福とはなにか」「なぜ人は学ぶのか」を問い、語り合う人間ドラマです。
『男はつらいよ』シリーズを筆頭に日本映画界を牽引してきた山田洋次監督が、15年間温めてきた“教育”をテーマに実在の生徒やエピソードを織り交ぜながら映画化しました。

夜間中学校とは、義務教育を受けられなかった人たちのために開かれている公立中学校の夜間学級のことです。本作でも、文字が書けないおじさんや中学で不登校だった若者など様々な境遇をもつ生徒たちと、情熱を持った教師との交流が描かれています。

日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど高く評価された本作。
それでは早速どんな物語なのか見ていきましょう!

主要キャストの紹介

黒井先生 役:西田敏行

■名前:西田敏行(にしだとしゆき)
■生年月日:1947年11月4日
■出演作品:『釣りバカ日誌』シリーズ、『西遊記』、『白い巨塔』、『学校』シリーズ等

1966年明治大学入学と同時に日本演技アカデミーに入り、1967年に『渥美清の泣いてたまるか』でテレビ俳優としてデビューを果たす。『釣りバカ日誌』シリーズや『池中玄太80キロ』などで幅広い層から人気を獲得。1988年には『敦煌』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。個性的な役からヤクザ役など数多くの役を演じ、幅広い層から愛される俳優として映画、ドラマ、舞台で活躍する大御所俳優。

田島先生 役:竹下景子

■名前:竹下景子(たけしたけいこ)
■生年月日:1953年9月15日
■出演作品:『男はつらいよ』シリーズ、『ゲゲゲの女房』、『わろてんか』等

1973年NHKテレビ小説『波の塔』で本格的にデビューを果たす。『男はつらいよ』や『北の国から』などの人気シリーズに起用され、清純派のイメージが定着。本作、『学校』では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。女優業以外にも『クイズダービー』に16年間レギュラー出演し、「三択の女王」と呼ばれた。

イノさん 役:田中邦衛

■名前:田中邦衛(たなかくにえ)
■生年月日:1932年11月23日
■出演作品:『若大将』シリーズ、『北の国から』、『仁義なき戦い』シリーズ等

1932年『純愛物語』で映画デビューを果たす。加山雄三の『若大将』シリーズではライバルの青大将を演じ注目を集める。個性的ながらもスターを支える名脇役として活躍。『北の国から』では子供たちの成長を見守る父親役で国民的人気を得る。本作、『学校』では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。令和3年3月に永眠。

映画『学校』のあらすじ

下町にある夜間中学の教師・黒井(西田敏行)は、卒業式が近づいたある日、卒業文集のために作文の授業を行う。
黒井は、原稿用紙に向かう年齢も職業も様々な生徒たちの横顔を見ながら、彼らとの思い出を振り返る。

孫もいる在日韓国人女性のオモニ(新屋英子)。髪の毛を染めたツッパリ不良少女のみどり(裕木奈江)。小児麻痺のため言語不自由な修(神戸浩)。昼間は肉体労働に励む少年カズ(萩原聖人)。5年前に中国から移住してきた青年・張(翁華栄)。自閉症で登校拒否児だったえり子(中江有里)。そして、現在病気療養中で故郷の山形に帰省しているイノさん(田中邦衛)。

教師と生徒という垣根を超えて誰にでも分け隔てなく接する黒井先生たちに支えられ、皆がこの夜間学校で仲間と共に学べる日々を楽しんでいた。
療養中のイノさんからも卒業式を控えた“3月までには必ずよくなって戻りたい”と書かれたハガキが届く。
そんなイノさんをみんなも心待ちにしていた...。

映画『学校』の見どころ

西田敏行演じる黒井先生の寄り添う心

西田敏行演じる黒井先生が、生徒との壁を崩していくのが本当にうまくて、何でも言い合える関係をつくり出しています。先生と生徒という関係を超えた深い絆に注目です。

また、先生と生徒の温かい関係もあり、俳優たちが最後まで自然体で生き生きとした演技をしている姿に思わずこっちまで温かい気持ちになれます。

後半はイノさんという人物にスポットを当て、生徒一人ひとりの思い出を丁寧に描くシーンがありますが、黒井先生の人情味もさることながら人生を学び“幸福”を追求する様子は胸にグッとくるものがあります。

普通中学校とは違う夜間中学校ならではの良さ

夜間中学は現在も続く制度ですが、その数は少なく、外国人の割合が多いことから日本語学校化しているところもあるなど問題点が多いのも現状です。

しかし、夜間中学ならではの良さもあります。
年齢層の違う生徒や、国籍の違う生徒など様々な境遇の人たちと共に学ぶ機会があるという点です。もちろん先生より年上の生徒もいます。
そこには普通の中学校では経験できない密の濃い授業があるはずです。

本作は、そういった夜間中学校の良さを十二分に描いた作品だと言えます。
作品の締めくくりには生徒たちが「幸福とは何か」を考える時間があります。
皆それぞれが人一倍苦労してきた背景があるからこそ、言葉一つ一つが深く重く胸に沁み込んでいくこと間違いなしです。

まとめ

作品詳細はこちら

今回は、山田洋次監督による映画『学校』のあらすじや見どころをたっぷり紹介していきました。

西田敏行演じる人間味あふれる温かい先生と、生徒たちとの人生を学び「幸福」を問う感動作は、年齢問わずぜひ一度見ていただきたいです。

この記事で少しでも本作に興味を持っていただけたら幸いです。


本作品の配信情報は2022年9月9日時点のものです。
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