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佐藤浩市を主演に据えて、横山秀夫のベストセラー小説を実写映画化した「64 ロクヨン」は、第40回日本アカデミー賞で10部門を受賞した話題の作品です。
まだ観ていないという方はぜひこのページのあらすじやキャストの情報を確認してみてくださいね。

昭和64年に起きた未解決事件「ロクヨン」を巡るハラハラドキドキのサスペンス展開に加え、丁寧に表現される登場人物の心情描写などの魅力を知ると、きっと実際に観たくなることでしょう。

気になる映画「64 ロクヨン」のあらすじとは?


「64 ロクヨン」は、昭和64年に起きた未解決事件を巡って警察部の広報室に勤める主人公の三上義信が翻弄されていくストーリーです。
三上と記者クラブとの交流や「ロクヨン」を模倣した事件の発生などが描かれていきます。

前編は主に7日間で幕を閉じた昭和64年の事件と、記者クラブとの衝突、警務部と刑事部の確執について描かれ、後半は平成14年12月に起きた「ロクヨン」を模倣したとみられる事件の真相を追う緊迫した内容が描かれます。

前編あらすじ


昭和64年はわずか7日間で終わりましたが、その1月に群馬県で小学1年生の女児である雨宮翔子が誘拐・殺害される事件が起こります。
身代金として請求された2,000万円はそのまま奪われ、女児も遺体となって発見され、犯人の手がかりもないままという散々な結果になった衝撃的な事件でしたが、天皇崩御のニュースに追いやられてしまいます。
そうして人々の記憶から消し去られた未解決事件は時効が迫っていました……。

「ロクヨン」と呼ばれるようになったその事件の捜査にも当たっていた三上義信は、平成14年となった現在では警務部で広報官として働いています。
報道するための情報開示を求める記者クラブとの衝突を経ながらも、誠意ある態度で協力関係を築くことに成功しました。

そんな中、ロクヨン事件を模倣したかのような誘拐事件が発生し……。

後編あらすじ


衝撃的な結末となったものの報道の隅に押しやられ、人々の記憶から消されてしまったロクヨン事件。
警察庁の長官は、被害者の遺族である雨宮家に視察および慰問訪問を取り決めます。

しかし、時効成立となる1年前の平成14年12月にロクヨン事件を模倣したかのような少女誘拐事件が再度発生したのでした。
しかし、被害者の女児が引きこもりがちの17歳ということで、誘拐を装ってお金だけを得ようとする狂言誘拐ではないかと疑われます……。

情報を開示しようとしない刑事部のせいで記者クラブからの厳しい追及に遭うことになりますが、三上は事件の解決のために動く捜査一課の松岡と共に捜査指揮車に乗り込むことに成功します。
こうして情報を広報部が得られるようになりますが、事件は思わぬ方向へと発展していき……。

映画「64 ロクヨン」の見どころはここ!

映画「64 ロクヨン」は、日本アカデミー賞で10部門を受賞するという快挙を見せた作品です。

とくに優秀作品賞や優秀脚本賞、優秀監督賞を獲得しているのでストーリー展開のクオリティが高いことがうかがえます。

また、最優秀主演男優賞を獲得している主演の佐藤浩市の演技により、心情を丁寧に描いた心に迫る描写も楽しめます。

複雑な人間ドラマ


前編と後編にわたって描かれた長編の映画なので、登場人物も多い映画です。
しかし、その一人一人に個性があり、感情移入できるように丁寧に心情が描写されているので、ヒューマンドラマという面でも楽しめる映画になっています。

例えば、主人公の三上は昭和64年の事件では刑事部に勤めていた過去を持ち、現在捜査一課長となっている松岡とは、ロクヨン事件の際に捜査を共にした仲があります。
警務部と刑事部が反目し合う中でも2人の絆により協力関係が結ばれたり、自分の首をかけてお互いを助け合ったりするのは、ロクヨン事件への強い感情が根底にあるからなのかもしれません。

被害者たちの感情に入り込みすぎてしまうように感じられる三上の言動も、三上の娘が行方不明になっているという背景のおかげで違和感なく感じられる演出になっています。

警察内部の確執

原作者の横山秀夫は、警察内部の確執をリアルに描いている作品をほかにも執筆しています。
そのため、事件の解決に加えたサブテーマとして組織の腐敗やそれに立ち向かう人物の葛藤を描くのが得意な作家と言えるでしょう。

本作でもその手腕は遺憾なく発揮されています。
事件の解決のために行動する記者クラブや警務部は、時に警察内部の汚職や不祥事さえも取り上げるので、刑事部にとっては邪魔に感じられることもあります。

そのような背景のせいか、ロクヨンを模倣した平成14年の事件が起きた際には警務部以外の他の部署が集まって捜査会議をしているというシーンも見られます。

また、本作では警察内部の腐敗や情報隠ぺいなどが、ロクヨン事件の解決のカギとなる大きな役割も果たしています。

緻密に散りばめられた伏線


主人公の三上の目線から描かれたストーリーなので、同時に他の人物がおこなっていることや、ロクヨン事件から14年が経つまでの期間に何があったかはわかりません。
しかし、物語が進んでいくにつれて「この人物とあの人物がつながっているのではないか」と感じさせる描写が出てきます。

また、意味深な小道具や、不可解な出来事にもすべて意味があります。
物語の結末まで観ると、きっともう一度観たくなることでしょう。

二部構成の映画なので、伏線ばかりだと内容がスカスカになってしまいますが、本筋のストーリーのボリュームがしっかりとしているので、ところどころに感じさせる伏線らしきものの存在感ばかりが大きくなることはなく、秀逸な構成だと感じました。

日本が誇る豪華キャストが集結!


映画の雰囲気を大きく変える要素の一つはキャスティングです。
自分の好きな俳優が出ているとその映画を観たくなるものですし、俳優同士の組み合わせによっても雰囲気が大きく変わります。

この作品にも、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を獲得した佐藤浩市に加え、日本を代表する豪華なキャストが出演しています。ここからはキャスト陣を紹介します。

メインキャスト:佐藤浩市

出典: ja.wikipedia.org

生年月日:1960年12月10日
出身地:東京都新宿区
身長:182センチ
血液型:A型

三國連太郎を父に持つ実力派俳優で、1980年、19歳の時に俳優としてのデビューを飾りました。コメディタッチの作品から重厚な悪役まで演じ切る才能の持ち主で、主演で出演した作品『ザ・マジックアワー』などの三谷幸喜監督作品にも多数出演しています。

本作では主人公の三上義信役を演じています。
娘が行方不明になった元刑事の警務部広報官という役柄です。
父として娘や妻を想う個人的な悩みを抱えながらも、未解決事件の解決のために奮闘する姿や、組織内で板挟みにされる複雑な心情などを見事に演じ切っています。

広報室


三上と同じ部署で働く広報室のメンバーには綾野剛、金井勇太、榮倉奈々がキャスティングされています。

綾野剛は、1982年生まれの岐阜県出身の俳優で、2003年の『仮面ライダー555』で俳優デビューを果たしました。
切れ長の目をしている雰囲気のある立ち振る舞いで陰のある役から爽やかな役、病弱な青年の役までこなす演技派の俳優です。
本作では三上の右腕となる諏訪を演じています。

金井雄太は、1985年生まれの東京と出身の俳優で、1998年の『ズッコケ三人組 怪盗X物語』で俳優・主役デビューを果たしました。
映画『十五才 学校IV』や『69 sixty nine』、『君に届け』などに出演しています。本作では蔵前というまじめが取り柄の主任を演じています。

榮倉奈々は、1988年生まれの鹿児島県出身の女優で、2004年の『ジイジ〜孫といた夏』で女優デビューを果たしました。
モデルとしても活躍する170センチという高身長のプロポーションが特徴的な女優です。
映画『僕は妹に恋をする』や『余命1ヶ月の花嫁』などに出演しています。
本作では最年少の美雲を演じています。

警務部・刑事部


警務部には、警務部部長で、マスコミのけん制のために三上を広報官に抜擢した赤間肇役に遠藤憲一がキャスティングされ、県警の警務部秘書課の課長である石井役に菅原大吉、警務課の調査官であり、三上の同期として個人的にロクヨン事件を調べている二渡役に仲村トオルがキャスティングされています。

また、刑事部には捜査一課長で、ロクヨンの直近追尾班を束ねていた松岡に三浦友和がキャスティングされ、刑事部長の荒木田役に奥田英二、若いキャリア組の捜査二課長で、マスコミから袋叩きに遭う落合役に柄本佑、捜査一課の御倉役に小澤征悦、暴力団対策室の芦田役に三浦誠己がキャスティングされました。

記者クラブ


記者クラブの中でも特に三上との衝突が多かった秋川を瑛太が演じ、手嶋役に坂口健太郎が出演しています。

瑛太は、1982年生まれの東京都出身の俳優で、2001年の『さよなら、小津先生』で俳優デビューを果たしました。身長は179センチで、1999年に「EITA」という芸名でモデルとして活動したのちに俳優として芸の幅を広げていきました。
映画『アヒルと鴨のコインロッカー』やドラマ『WATER BOYS』などに出演しています。

坂口健太郎は、1991年生まれの東京都出身の俳優で、2014年の映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で俳優デビューを果たしました。
モデルとしてデビューした過去を持ち、183センチという高身長で『MEN'S NON-NO モデルオーディション』に合格して、モデルとして2010年から活躍していました。
映画『俺物語!!』や『君と100回目の恋』などに出演しています。

出典: ja.wikipedia.org

その他

出典: ja.wikipedia.org


主人公の妻である三上美那子役に夏川結衣が、娘のあゆみ役に芳根京子がキャスティングされました。

妻の美那子は元婦警で、ミス婦警に選ばれた過去を持つ美しい女性ですが、娘がいなくなってからかかってきた無言電話を娘だと信じ、もう一度かかってくることを信じて電話の子機を片時も離せずにいる悲劇の母親です。

ソファで寝起きするほどの執着を見せていますが、張り込みなどの捜査にも協力しています。

ほかにも、県警の本部長の辻内には椎名桔平が、ロクヨン捜査に関わったものの現在では警察を辞職している望月、柿沼、幸田、日吉には赤井英和、筒井道隆、吉岡秀隆、窪田正孝がキャスティングされています。

映画「64 ロクヨン」の原作や監督たち

本作のように原作となる小説を映画化する場合には、原作のクオリティが高いことはもちろん、監督の撮影や演出の技術の高さが映画の質を大きく左右します。

原作者の今までの経歴や、監督・脚本を務めた人物の経歴を知ることによっても映画への期待感がかなり変わることでしょう。ここからはその点を紹介します。

原作は横山秀夫のベストセラー

本作の原作となっているのは横山秀夫の著作である同名推理小説です。
2012年に執筆した『64』は「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」で1位を獲得するベストセラーとなった小説で、2013年の第10回本屋大賞でも第2位に輝いている作品です。

『64』を執筆した2012年以前の作品には、1991年に第9回サントリーミステリー大賞で佳作となった『ルパンの消息』や、映画化やドラマ化もされた2002年の『半落ち』があります。

『半落ち』では直木賞の候補作となりますが、選考委員会とトラブルが起き、直木賞と決別を宣言する結果になりました。

2003年の『クライマーズ・ハイ』では日航機墜落事故をテーマにした作品を書き、2004年にはテレビドラマ化もされた『臨場』を執筆しています。

監督・脚本


監督を務めたのは瀬々敬久で、脚本は久松真一と瀬々敬久が務めました。

瀬々敬久は1960年生まれで、京都大学文学部哲学科を卒業したのちに向井寛主宰の獅子プロダクションに所属するようになります。
ピンク映画の助監督を務め、1989年に商業映画の監督としてデビュー、ピンク大賞新人監督賞を獲得します。ピンク四天王とも呼ばれた大物監督ですが、ドキュメンタリーや社会派の作品も製作しており、2010年の『ヘヴンズ ストーリー』や2011年の『アントキノイノチ』などの作品が話題になりました。

久松真一も同じく1960年生まれで、福岡県出身の脚本家です。
1987年から倉本聰に師事し、1991年のドラマ『助教授一色麗子 法医学教室の女』の最終回を執筆し、デビューしました。
2004年のドラマ『玄海〜わたしの海へ〜』や2011年の『再生巨流』などの作品で知られています。

まとめ


映画「64 ロクヨン」の魅力をここまででたっぷり紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

サスペンス映画の緊迫感の中にも心温まるヒューマンドラマが展開され、警察内部の確執や組織の腐敗なども描いた濃密な作品なので、ぜひとも一度は観ていただきたいです。

前編と後編があるので、まとまった時間を取るのが難しいという方には、出先の空き時間に気軽にみられるdTVでの視聴がおすすめです。
ダウンロードしておけばオフライン再生もできるので、無料体験を申し込んでみてくださいね。

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