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映画『64-ロクヨン-前編/後編』のあらすじや見どころとは?豪華俳優陣も一挙ご紹介!

映画『64-ロクヨン-前編/後編』のあらすじや見どころとは?豪華俳優陣も一挙ご紹介!

日本アカデミー賞10部門受賞。衝撃のミステリー映画『64-ロクヨン-前編/後編』のあらすじ、見どころを詳しく紹介します!日本映画史上稀に見る豪華キャスト陣と監督、そして横山秀夫による7年ぶりの映画史に残る2部原作が気になる方はぜひ一度ご覧ください。

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    映画『64 ロクヨン』の作品情報

    ■制作年:2016年
    ■監督:瀬々敬久
    ■ジャンル:ミステリー、サスペンス、ヒューマンドラマ

    2016年に前後編の2部作で公開された映画『64 ロクヨン』は、これまで『半落ち』や『クライマーズ・ハイ』など数多くの傑作を生み出してきたベストセラー作家・横山秀夫による7年ぶりの衝撃作です。

    2012年「週刊文春ミステリーベスト10」や2013年「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得するほか、第40回日本アカデミー賞で10部門を受賞するなど、究極のミステリー作品として高い評価を獲得しました。

    出演キャストは、主演の佐藤浩市を筆頭に、綾野剛、榮倉奈々、永瀬正敏、三浦友和など、日本映画史上稀に見る豪華キャストが集結し、監督は『ヘブンズ ストーリー』の瀬々敬久が務めました。

    昭和64年に起きた未解決事件「ロクヨン」と、新たに発生した模倣事件の謎を巡るサスペンス要素はもちろん、内にも外に複雑な心情が絡み合う登場人物一人ひとりのヒューマンドラマも本作の大きなテーマとなっています。

    今回は、そんな映画史に残る究極のミステリー映画『64-ロクヨン-前編/後編』のあらすじ、見どころを紹介していきます!

    映画『64 ロクヨン』のあらすじとは?前編/後編に分けて解説!

    本作は、昭和64年に起きた未解決少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」からおよそ14年の月日が流れ、時効寸前というところから物語は始まります。かつて刑事部の刑事としてロクヨンの捜査にあたり、現在は警察部の広報室に努める三上義信が、昭和64年に起きた未解決事件を巡り、取り巻くすべての人々の複雑な心情と絡み合うことに…。

    前編は主に7日間で幕を閉じた昭和64年の事件と、記者クラブとの衝突、警務部と刑事部の確執について描かれています。

    後半は平成14年12月に起きた「ロクヨン」を模倣したとみられる事件の真相を追う緊迫した内容が描かれています。

    前編のあらすじ

    昭和64年はわずか7日間で終わりましたが、その1月に群馬県で小学1年生の女児である雨宮翔子が誘拐・殺害される事件が起こります。
    身代金として請求された2,000万円はそのまま奪われ、女児も遺体となって発見され、犯人の手がかりもないままという散々な結果になった衝撃的な事件でしたが、天皇崩御のニュースに追いやられてしまいます。
    そうして人々の記憶から消し去られた未解決事件は時効が迫っていました…。

    「ロクヨン」と呼ばれるようになったその事件の捜査にも当たっていた三上義信は、平成14年となった現在では警務部で広報官として働いています。
    報道するための情報開示を求める記者クラブとの衝突を経ながらも、誠意ある態度で協力関係を築くことに成功しました。

    そんな中、ロクヨン事件を模倣したかのような誘拐事件が発生する…。

    後編のあらすじ

    衝撃的な結末となったものの報道の隅に押しやられ、人々の記憶から消されてしまったロクヨン事件。
    警察庁の長官は、被害者の遺族である雨宮家に視察および慰問訪問を取り決めます。

    そんなある日、時効成立となる1年前の平成14年12月にロクヨン事件を模倣したかのような少女誘拐事件が再度発生したのでした。
    しかし、被害者の女児が引きこもりがちの17歳ということで、誘拐を装ってお金だけを得ようとする狂言誘拐ではないかと疑われます……。

    情報を開示しようとしない刑事部のせいで記者クラブからの厳しい追及に遭うことになりますが、三上は事件の解決のために動く捜査一課の松岡と共に捜査指揮車に乗り込むことに成功します。
    こうしてなんとか情報を広報部が得られるようになったが、事件は思わぬ方向へと発展していくことに…。

    映画『64 ロクヨン』の見どころはここ!

    『64 ロクヨン』の見どころは、なんといっても日本アカデミー賞で10部門を受賞、とくに優秀作品賞や優秀脚本賞、優秀監督賞を獲得したストーリー展開のクオリティが高い点です。

    また、最優秀主演男優賞を獲得した佐藤浩市の演技をはじめ、日本を代表する豪華キャスト陣による、複雑な心情を丁寧に描きつつ核心に迫る見事な描写にも注目です。

    複雑な心情が絡み合うヒューマンドラマ

    前編と後編にわたって描かれた長編の映画なので、登場人物も多い映画です。
    しかし、その一人一人に個性があり、感情移入できるように丁寧に心情が描写されているので、ヒューマンドラマという面でも楽しめる映画になっています。

    例えば、主人公の三上は昭和64年の事件では刑事部に勤めていた過去を持ち、現在捜査一課長となっている松岡とは、ロクヨン事件の際に捜査を共にした仲があります。
    警務部と刑事部が反目し合う中でも2人の絆により協力関係が結ばれたり、自分の首をかけてお互いを助け合ったりするのは、ロクヨン事件への強い感情が根底にあるからなのかもしれません。

    被害者たちの感情に入り込みすぎてしまうように感じられる三上の言動も、三上の娘が行方不明になっているという背景のおかげで違和感なく感じられる演出になっています。

    横山秀夫が描く事件だけに留まらない警察内部の確執

    原作者の横山秀夫は、警察内部の確執をリアルに描いている作品をほかにも執筆しています。
    そのため、事件の解決に加えたサブテーマとして組織の腐敗やそれに立ち向かう人物の葛藤を描くのが得意な作家と言えるでしょう。

    本作でもその手腕は遺憾なく発揮されています。
    事件の解決のために行動する記者クラブや警務部は、時に警察内部の汚職や不祥事さえも取り上げるので、刑事部にとっては邪魔に感じられることもあります。

    そのような背景のせいか、ロクヨンを模倣した平成14年の事件が起きた際には警務部以外の他の部署が集まって捜査会議をしているというシーンも見られます。

    また、本作では警察内部の腐敗や情報隠ぺいなどが、ロクヨン事件の解決のカギとなる大きな役割も果たしています。

    緻密に散りばめられた数々の伏線

    主人公の三上の目線から描かれたストーリーなので、同時に他の人物がおこなっていることや、ロクヨン事件から14年が経つまでの期間に何があったかはわかりません。
    しかし、物語が進んでいくにつれて「この人物とあの人物がつながっているのではないか」と感じさせる描写が出てきます。

    また、意味深な小道具や、不可解な出来事にもすべて意味があります。
    物語の結末まで観ると、きっともう一度観たくなることでしょう。

    二部構成の映画なので、伏線ばかりだと内容がスカスカになってしまいますが、本筋のストーリーのボリュームがしっかりとしているので、ところどころに感じさせる伏線らしきものの存在感ばかりが大きくなることはなく、秀逸な構成だと感じました。

    日本が誇る豪華キャストが集結!


    映画の雰囲気を大きく変える要素の一つはキャスティングです。
    自分の好きな俳優が出ているとその映画を観たくなるものですし、俳優同士の組み合わせによっても雰囲気が大きく変わります。

    この作品にも、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を獲得した佐藤浩市に加え、日本を代表する豪華なキャストが出演しています。ここからはキャスト陣を紹介します。

    メインキャスト

    出典: ja.wikipedia.org

    ■佐藤浩市(三上義信役)
    三國連太郎を父に持つ実力派俳優で、1980年、19歳の時に俳優としてのデビューを飾りました。コメディタッチの作品から重厚な悪役まで演じ切る才能の持ち主で、主演で出演した作品『ザ・マジックアワー』などの三谷幸喜監督作品にも多数出演しています。
    本作では主人公の三上義信役を演じており、娘が行方不明になった元刑事の警務部広報官という役柄です。
    父として娘や妻を想う個人的な悩みを抱えながらも、未解決事件の解決のために奮闘する姿や、組織内で板挟みにされる複雑な心情などを見事に演じ切っています。

    広報室キャスト

    ■綾野剛(諏訪尚人役)
    1982年生まれの岐阜県出身の俳優で、2003年の『仮面ライダー555』で俳優デビューを果たしました。
    切れ長の目をしている雰囲気のある立ち振る舞いで陰のある役から爽やかな役、病弱な青年の役までこなす演技派の俳優です。
    本作では三上の右腕となる諏訪を演じています。

    ■榮倉奈々(美雲志織役)
    1988年生まれの鹿児島県出身の女優で、2004年の『ジイジ〜孫といた夏』で女優デビューを果たしました。
    モデルとしても活躍する170センチという高身長のプロポーションが特徴的な女優です。
    本作では最年少の美雲を演じています。

    警務部・刑事部・県警キャスト

    ■遠藤憲一(赤間役)
    近年注目のブレイク俳優であり、『ゴールデンスランバー』や『半沢直樹』で注目を浴びる。
    本作では、警務部部長でマスコミのけん制のために三上を広報官に抜擢し非道徳的な指令を下す嫌な上司を演じています。

    ■仲村トオル(二渡役)
    『ビー・バップ・ハイスクール』で俳優デビューを果たす。『あぶない刑事シリーズ』や『チーム・バチスタシリーズ』など数多くの代表作に出演。
    本作では、警務課の調査官で、三上の同期として個人的にロクヨン事件を調べている二渡役を演じています。

    ■三浦友和(松岡役)
    日本アカデミー賞、ブルーリボン賞などの数々の映画賞の助演男優賞を獲得。また、2012年秋には褒章にて紫綬褒章を受章する。
    本作では、捜査一課長でロクヨンの直近追尾班を束ねていた松岡役を熱演しています。

    ■奥田英二(荒木田役)
    ヤクザから会社社長、その他アウトローや役を難なくこなす名俳優であり、近年、映画監督としても活躍している。
    本作では、刑事部長の荒木田役を演じています。

    元ロクヨン捜査班キャスト

    ■吉岡秀隆(幸田役)
    『北の国から』では名子役として活躍。『Dr.コトー診療所』や『『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ』でも有名。
    本作では。元ロクヨン捜査班の刑事で事件後に辞職した幸田役を演じています。

    ■窪田正孝(日吉役)
    2014年『花子とアン』で大きな反響を集める。2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』でエランドール賞新人賞を受賞した。
    本作では、元科捜研研究員で、ロクヨン事件後辞職し引きこもりとなる日吉を演じています。

    記者クラブキャスト

    ■瑛太(秋川役)
    1982年生まれの東京都出身の俳優で、2001年の『さよなら、小津先生』で俳優デビューを果たしました。身長は179センチで、1999年に「EITA」という芸名でモデルとして活動したのちに俳優として芸の幅を広げていきました。
    映画『アヒルと鴨のコインロッカー』やドラマ『WATER BOYS』などに出演しています。
    本作では、記者クラブの中でも特に三上との衝突が多かった秋川を瑛太が演じています。

    ■坂口健太郎(手嶋役)
    1991年生まれの東京都出身の俳優で、2014年の映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で俳優デビューを果たしました。
    モデルとしてデビューした過去を持ち、183センチという高身長で『MEN'S NON-NO モデルオーディション』に合格して、モデルとして2010年から活躍。映画『俺物語!!』や『君と100回目の恋』などに出演しています。
    本作では、秋川の部下で同じく記者クラブの一員である手嶋役を演じています。

    ロクヨン事件関連キャスト

    ■永瀬正敏(雨宮芳男役)
    映画『ションベン・ライダー』でデビューし、その後『ミステリー・トレイン』で注目を浴びる。俳優業の他、歌手や写真家としての一面もある。
    本作では、ロクヨン事件の被害者雨宮祥子の父親役を見事に演じています。

    ■緒形直人(目崎正人役)
    1988年『優駿』でデビューを果たし、同年『第12回 日本アカデミー賞』で新人俳優賞優秀賞を受賞する。『予備校ブギ』や『ファイト』など数多くのドラマにも出演。
    本作では、14年後のロクヨン事件を模倣した身代金誘拐事件の被害者である、かすみの父親役を演じています。

    ■夏川結衣(三上美那子)
    2010年日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。映画『歩いても歩いても』や『孤高のメス』のほか、ドラマビ『結婚できない男』にも出演。
    本作では、三上義信の妻美那子を演じています。

    映画『64 ロクヨン』の原作や監督たち

    原作は横山秀夫のベストセラー作品

    本作の原作となっているのは横山秀夫の著作である同名推理小説です。
    2012年に執筆した『64』は「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」で1位を獲得するベストセラーとなった小説で、2013年の第10回本屋大賞でも第2位に輝いている作品です。

    『64』を執筆した2012年以前の作品には、1991年に第9回サントリーミステリー大賞で佳作となった『ルパンの消息』や、映画化やドラマ化もされた2002年の『半落ち』があります。

    『半落ち』では直木賞の候補作となりますが、選考委員会とトラブルが起き、直木賞と決別を宣言する結果になりました。

    2003年の『クライマーズ・ハイ』では日航機墜落事故をテーマにした作品を書き、2004年にはテレビドラマ化もされた『臨場』を執筆しています。

    監督・脚本


    監督を務めたのは瀬々敬久で、脚本は久松真一と瀬々敬久が務めました。

    瀬々敬久は1960年生まれで、京都大学文学部哲学科を卒業したのちに向井寛主宰の獅子プロダクションに所属するようになります。
    ピンク映画の助監督を務め、1989年に商業映画の監督としてデビュー、ピンク大賞新人監督賞を獲得します。ピンク四天王とも呼ばれた大物監督ですが、ドキュメンタリーや社会派の作品も製作しており、2010年の『ヘヴンズ ストーリー』や2011年の『アントキノイノチ』などの作品が話題になりました。

    久松真一も同じく1960年生まれで、福岡県出身の脚本家です。
    1987年から倉本聰に師事し、1991年のドラマ『助教授一色麗子 法医学教室の女』の最終回を執筆し、デビューしました。
    2004年のドラマ『玄海〜わたしの海へ〜』や2011年の『再生巨流』などの作品で知られています。

    まとめ

    今回は、映画『64 ロクヨン-前編/後編』のあらすじや見どころをたっぷり紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

    サスペンス映画の緊迫感の中にも心温まるヒューマンドラマが展開されるほか、警察内部の確執や組織の腐敗などの複雑な絡み合いが描かれる濃密な本作が少しでも気になった方は、ぜひ一度ご覧になってみてください!

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