アニメ「キングダム」のあらすじと気になる魅力

下僕出身の名もなき少年・信(信)と、出生に辛い過去を持つ若き王・嬴政(えいせい)が中国統一をするまでを描いた、原泰久先生原作の歴史アニメ『キングダム』。
舞台は、中国春秋戦国時代です。
『キングダム』は物語がどんどん展開していくことや、魅力的なキャラクターが多数いることもあって多くの支持を得ていますね。
この記事では、今話題の『キングダム』のあらすじと、魅力を感じるポイントについてお伝えしていきます。
アニメ「キングダム」1期・2期のあらすじ
まずは『キングダム』のアニメ1期(2012年6月から2013年2月まで全38話放送)と、2期(2013年6月から2014年3月まで全39話)放送のあらすじをチェックしていきましょう。
戦争孤児で両親がいない……下僕出身の信が戦いながら、仲間を作りいろいろな意味で成長していくところに注目です。
今のところアニメ3期の制作発表はされていませんが、原作は現在も連載中でコミックスも大人気となっています。
1期

主人公の信は、幼い頃から一緒に下僕として生きてきた漂(ひょう)と、将来はその名を轟かす将軍を目指して修行をしていました。
しかしある日、秦(しん)国の宮殿から漂を宮仕えさせたいと打診がきます。
実は、漂は秦王・嬴政に瓜二つで、影武者として宮仕えを依頼されたのです。
漂が王宮に行ってしばらくしたある日、瀕死の状態の漂が信と育った小屋に戻ってきます。
そして信にある地図を託し、今すぐここに行ってほしいと死ぬ前に言い残して力尽きます。
信は漂の死を悲しみますが、漂の最期の頼みを聞くために地図にある場所へと向かいます。
そこにいたのは、漂と瓜二つの秦国の王・嬴政だったのです。
最初は漂を身代わりにして生き延びた嬴政のことが許せなかった信でしたが、漂がすべて知ったうえで最期まで嬴政のためにまっすぐに生きたことを知ります。
そして漂の最期の願いである「嬴政を守ること」をやり遂げることを誓うのでした。
しかし嬴政は、弟の成蟜(せいきょう)にクーデターを起こされ、玉座を追われた身だったのです。
果たして信は、この状況を覆すことができるのでしょうか。
※この作品は現在配信終了しております。
2期

隣国・趙(ちょう)から突然の奇襲をかけられ、秦の六代将軍・王騎(おうき)を失いましたが、信が王騎から大きな鉾と意志を受け取りました。
信は一回り大きくなり、300人の兵を率いる三百人将にまで上り詰めていました。
そして「飛信隊」を率いる信に、「玉鳳隊」を率いる王賁(おうほん)と「楽華隊」率いる蒙恬(もうてん)というライバルが現れます。
そんな中今から魏(ぎ)国と戦うという時に、秦の優秀な千人将が何人も闇討ちされます。
そのため信・王賁・蒙恬は臨時の千人将として、かつての趙国の三大天筆頭・廉頗(れんぱ)が率いる魏国軍と戦うことに……。
魏国との戦いは連日におよび、信は千人将を闇討ちした輪虎(りんこ)と戦うことになります。
輪虎は王賁でも勝てなかった相手……果たして信は輪虎を討ち取ることができるのでしょうか。
そして戦いの行方は……。
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アニメ「キングダム」の魅力
ファンからとても高い支持を得ている『キングダム』は、魅力となるポイントがたくさんあります。
カッコいいキャラクターが多いことや、物語がめくるめく展開で進んでいくこと、さりげない伏線をしっかり回収していくところなどなど……。
この記事では、そのたくさんある魅力を3つにしぼってご紹介していきます。
カッコいいキャラクターが次々登場するところ
『キングダム』は1人1人のキャラクターに想いや個性があり、すごく魅力的に表現されています。
信は漂の想いを背負い、自分と漂の夢だった「将軍になってその名を中華全土に轟かすこと」を目指し、曲がったことにも決して屈しません。
そんな信だからでこそ、部下はどんな場面でも信を信じ、守り、共に戦います。
他にも王騎のように、偉大な強さだけでなく戦略にも長けて、大切な人を思うキモチを持って人望もある大将軍もいます。
逆に恒騎のように、必要以上に残虐な行為をしますが、普通の戦略の枠を越えて己の道を生きるキャラクターも魅力です。
また紫夏や尾到のように少ししか出てこないキャラクターも誰かのために命を懸けて戦い、守るために命を落とす……そんなシーンも多く描かれているので、みんなカッコいいです。
原作と異なる点があり違った楽しみ方ができるところ
アニメと原作はだいたいの話の流れは同じですが、多少異なる点があります。
全体的に見ると、アニメは原作より少し内容が薄くなっていますが、アニメだけのオリジナル部分もあります。
現在放送された中で、アニメオリジナルになっている部分は、アニメ1期の最後で亡くなった偉大な将軍・王騎の大きな鉾の行方が明らかになっているところです。
原作では、王騎が亡くなった時に、信が受け取ったという描写しかないので、王騎の象徴ともいえるあの鉾の行方がわかるのは嬉しいですね。
またアニメには動きや声があるので、バトルシーンの迫力を楽しめます。
アニメを見てから原作を見ると、「こんなシーンはなかった」とか「セリフが違う」と思うことも多いと思いますので、見比べてみるのも楽しみ方の1つです。
中国の歴史について興味が持てるところ
『キングダム』は、のちの始皇帝となる嬴政が中華を統一するまでを描いた物語なので、最初「秦・燕(えん)・趙・韓(かん)・斉(せい)・魏・楚(そ)」の7つの国があります。
それが1つの国になるまで……ってどれだけ大変だったのか想像もつかないかと思います。
中国が1つの国になるまで、多くの人が血を流しいろいろな想いを抱えながら、その上で成し遂げられたことだということを感じられるアニメが『キングダム』です。
現実ではあまり資料が残っていない中国春秋戦国時代。
しかし原先生は残っている歴史を曲げずに明らかになっていない部分を豊かな想像力で、オリジナルストーリーとして作り上げています。
『キングダム』を見ると、実際中国で起きた歴史にも興味が湧いてくる方も少なくないのでしょうか。
アニメ「キングダム」を見る上で最低限知っておきたい人気キャラクター
先ほどもお伝えしたように、アニメ『キングダム』には魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
また何百人、何千人という人が戦に参加していて、その多くが名もなき人物ですが、登場人物も非常に多いアニメだと言えます。
今回はその中でも、物語に深く関係がある中心人物や個性がひと際目立つキャラクターを5名選抜して紹介します。
信
『キングダム』の主人公、戦争孤児で下僕出身の無名の少年・信。
亡き親友・漂の想いを受け継ぎ、嬴政と共に中華統一を目指します。深く考えずに動くタイプではありますが、持ち前の運動能力と戦闘センスでどんどん強くなっていきます。
信が隊長を務める「飛信隊」からの信頼は厚く、メンバーは信を守るためなら命をかける人たちばかりが集まっています。
民衆を痛めつけることや、もう戦えない相手の首を切り落とすことなど非道なことは一切できないまっすぐな性格が、また信の魅力の1つです。
王騎
秦国六代将軍最強にして最後の1人である王騎。
『キングダム』の中でもひと際人気の高い人物ですね。
笑い方にすごく特徴があるのも魅力です。教えを乞うてきた信をからかいながらも期待し、最期は自分の大鉾を渡しました。
最期は婚約者・摎(きょう)の仇・龐煖(ほうけん)と戦い、一騎打ちをしていたところ趙の無名の兵士に後ろから矢を撃たれた隙に、龐煖に致命傷を負わされてしまいます。
その後信に背負われ戦場を離れますが、自分がもう死ぬことを悟り副官・謄(とう)や信に言葉数は少ないものの深い言葉を残し、最期まで愛馬に跨ったまま力尽きます。
恒騎 (かんき)
蒙驁(もうごう)の副官で、その武功は凄まじいものなのですが、恒騎が元野盗団の首領ということもあってあまり知られていません。
自分でも敵の嫌がることをするのが好きと言っているだけあり、無慈悲で非道なやり方をするため「首切り恒騎」の異名を持っています。
魏国との戦いの時も魏国の兵士を殺して鎧を奪い、その鎧を着て敵の本陣へ乱入。
廉頗四天王の1人・玄峰(げんぽう)を殺害。その後も乱戦の最中、魏軍の将軍・白亀西(はくきさい)を惨殺しました。
陽端和(ようたんわ)
山の民を武力で束ねる女王で、普段は仮面で顔を隠していますが素顔は絶世の美女です。
実写映画で長澤まさみさんが演じ、美しすぎるということでも話題になりましたね。
しかし陽端和の魅力は美しさだけではありません。
その強さで数百年ぶりに山界を1つに束ねた陽端和は、国の狭さを感じていました。
そのため最初は恨んでいた秦の王である嬴政の首を跳ねようとしましたが「中華統一」という野望を聞き、同盟を結びました。
そして嬴政が成蟜に玉座を奪われた時、一肌脱ぎます。
また屈強な山の民を束ねたというだけあり、人望があり芯の強い女性です。
そしてその強さは大将軍にも劣らないと言われるほどです。
羌瘣(きょうかい)
信が率いる「飛信隊」の副将を務める女将軍です。
蚩尤(しゆう)の末裔で、辛い過去を持っていて、本当の姉のように慕っていた象(しょう)の仇・幽連(ゆうれん)にかたき討ちをすることだけを目標に生きています。
巫舞(みぶ)と呼ばれる呼吸を深くすればするほど強くなる武術を使っているときは、人並外れた強さを発揮します。
また信以外の「飛信隊」のメンバーにも女であることを隠していましたが、魏国との戦いで500人の強大な軍勢と1人で戦いボロボロになり、女だと知られてしまいます。
しかし全員が羌瘣を受け入れました。
アニメ「キングダム」を楽しむ方法
『キングダム』のアニメ1期・2期の放送は2014年3月に終了しています。
しかし「3期が始まる前にアニメを全話チェックしたい」という方に、今からでもアニメを全話視聴する方法をお伝えしていきます。
魅力あふれる『キングダム』と見てみたい方は注目の情報です。
DVDで視聴する
アニメ『キングダム』を視聴する方法の1つ目は、現在発売されているDVDを購入、またはレンタルすることです。
DVDは現在、アニメ1期が19巻、2期も19巻の合計38巻が発売されています。
またDVDボックスも3巻発売されています。
アニメの話数が多いので、DVDはかなりの本数があります。
すべて購入するとなると、かなりコストがかかってしまうので、『キングダム』を1回見て何度も見たいと思ったら購入するのもいいかもしれません。
動画配信サービスで視聴する
もう1つは今話題の動画配信サービスで視聴することです。
動画配信サービスも複数ありますが、『キングダム』を視聴するならDocomoが提供する『dTV』がおすすめです。
理由は、他の動画配信サービスより月額が安く、アニメ『キングダム』の他にも映画やドラマなどが月額550円(税込)で視聴できます。
ちなみにDocomo回線を持っていない方も利用できますし、今なら初めて登録するからは初回初月無料のお試し期間もあります。
もちろん無料お試し期間の間に解約したら、利用料金はかかりませんよ。
アニメ「キングダム」3期が放送される前にしておくこと3つ
アニメ2期の放送からもう5年以上経っていますので、そろそろ3期の制作発表があってもいいころだと思う方も多いかと思います。
そこでアニメ3期の放送が始まる前にしておくべきことを3つお伝えします。
アニメ1期・2期を一通り視聴すること
まずはもちろんアニメ1期・2期を一通りチェックすることです。
『キングダム』は1話完結のアニメではなく、1話からずっと話が続いているアニメなので、いきなり3期から見ても登場人物やこれまでの流れがわからないと、しっかりと楽しむことができない可能性があります。
そのため、先ほどご紹介したdTVの無料お試し期間を利用することで、コストをかけずに視聴することも可能ですので、ぜひともアニメ1期・2期をチェックしておきましょう。
原作もチェックすること
アニメよりも細かい表現をしている原作は、アニメを見てから読むとより深く『キングダム』を理解することができます。
また、アニメ1期はコミックス1巻~12巻、アニメ2期は13~24巻の内容になっています。
コミックスは2019年4月で54巻まで発売されていますので、アニメを見て「続きが気になる」と思った方もご安心ください。まだまだ続きを見ることができます。
その他にも、原作ならではの細かい表現もあります。
セリフが荒々しいところもあったり、アニメでは残酷なところは表現がぼやかされていますが、過激なシーンも表現されたりします。
お気に入りのキャラクターを発掘すること
もう1つはお気に入りのキャラクターを見つけておくことです。
どんなアニメでもお気に一のキャラクターが活躍するかが、見続ける上で楽しみを増やすことにつながります。
『キングダム』は信のようなまっすぐなキャラから、王騎のようなカリスマ性のある個性的なキャラ、羌瘣のような強く美しい女性までさまざまなキャラクターがいるのでアニメを見ていたら、自然と好きなキャラクターが見つかるのではないでしょうか。
まとめ
アニメ『キングダム』のあらすじや魅力、登場人物などを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
ストーリー展開もおもしろいですが、個性豊かなキャラクターも魅力な『キングダム』。
大人気となった理由もわかっていただけたのではないでしょうか。
dTVならお試し期間で一気見することも可能なので、アニメを見てみたくなった方はぜひ登録してみてください。
見終えたころには、きっと『キングダム』ファンになっているかと思います。
※この作品は現在配信終了しております。