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2015年という年は、日本の映画、海外の映画共に数々の名作が公開された記念すべき年でした。
アニメ・実写関わらず、またジャンル問わず「一生モノ」の映画が数多く眠っています。
とはいえ、普段あまり映画を年代では捉えない方も多いでしょう。

そこで、豊作といわれた2015年に制作・または公開された作品群から選びぬいた珠玉の名作たちを、ランキング形式でお届けします。

2015年上映のおすすめ映画TOP30


豊作年であった2015年からの選出ということもあり、ランキングは激戦を極めました。邦画・洋画・ジャンルを問わず幅広く、かつ厳選した作品たちをご紹介します。

30位 花とアリス殺人事件



「スワロウテイル」「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」などでおなじみの岩井俊二監督の「花とアリス」の前日譚となる作品です。
実写版のキャストである鈴木杏と蒼井優がそれぞれ声優を担当したことでも話題を呼びました。

両親の離婚によって石ノ森学園中学校に転入してきた有栖川徹子(アリス)。
クラスでは1年前に殺人事件があったという噂があり、殺されたとされる「ユダ」はアリスの家に以前住んでいたという。

隣家の「花屋敷」の住人なら真相を詳しく知っていると聞いたアリスは、花屋敷に潜入し、そこで不登校を続けるクラスメイト、荒井花(ハナ)と出会う…。

中学生の頃からの親友、ハナとアリスの出会いを描いた作品です。
アニメらしくなく、それがまたアニメらしいともいえる緩やかな動き、気だるい雰囲気、鮮烈で透明な空気感と合わさって独特の世界観を演出しています。

青春時代ならではの焦燥と葛藤、鋭敏な感性をノスタルジーに乗せて表現した珠玉の一本。

29位 ビリギャル



坪田信貴のノンフィクション「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話を元に2015年に公開された作品です。

制服がかわいいという理由で中学受験をし、内部進学のエスカレーター校の高等部に通う工藤さやか。
化粧や友だちと遊ぶことばかりに熱中し、偏差値は学年最下位の30以下、さらにタバコが見つかり自宅謹慎処分となる。

母の提案で塾に通うことになり、強引に志望校を慶応大学に設定することになったさやか。
最初はちんぷんかんぷんだったものの、熱心な講師や仲間に励まされながら少しづつ理解を深めていく…。

まず有村架純の金髪が目を引く映画。ですがこの作品の魅力はそれだけではありません。
タイトルから結末は決まっているのにドキドキするストーリー。さやかのひたむきさとそれを支える母親、そして少しづつ変化する周囲との関係。

努力することの大切さを雄弁に語ってくれる一本です。
やる気を出したい時にぜひ見てほしい映画です。

28位 ワイルド・スピード SKY MISSION



長寿人気シリーズ「ワイルド・スピード」の第7作目となる2015年に公開された作品です。
シリーズおなじみのドミニクとブライアンコンビの活躍を描いたカーアクション。ブライアンを務めたポール・ウォーカーの遺作となってしまった作品でもあります。

前作でオーウェン率いる国際的な犯罪組織を壊滅させたドレイクと仲間たち。
しかし取り戻した恋人レティの記憶は未だ戻らず、ドミニクは彼女との溝を感じ苦悩する。

一方、家族との平和な生活を送っているブライアンだったが、心のどこかに退屈を抱えていた。
そんな中、元特殊部隊員で弟の復讐に燃えるデッカード・ショウは、ドミニクの仲間たちの居所を察知し、手始めにホブスにケガを負わせる…。

アラブ首長国連邦のアブダビやロサンゼルス、東京までを舞台に陸に加えて空でのバトルも楽しめる作品です。
シリーズが進むごとにスケールアップし、ド派手なシーンが最大の見どころ。
さらに格闘アクションまで楽しめるという贅沢な一本です。

27位 幕が上がる



劇作家・平田オリザの同名小説を2015年に映画化した本作。
高校の小さな演劇部を舞台に、教師と生徒の人間模様を描いた青春ドラマです。
ももいろクローバーZのメンバー、黒木華、ムロツヨシなど個性的なメンバーが集結したことでも話題を呼びました。

地方予選敗退という結果に終わった富士ケ丘高校の演劇部は代替わりし、高橋さおりが部長となる。
部員の前では意気込むさおりだったが、内心どうしたら演技がうまくなるのかわからずに不安を抱えていた。

そんなある日、新任教師として吉岡がやってくる。
かつて演劇の女王と呼ばれた彼女に励まされ、演劇の知識がなく頼りない顧問の溝口と共に部員たちは全国大会を目指すことになる…。

いわゆる「アイドルありき」の映画の枠を大きく越えたクオリティの作品です。
ももクロはもちろん適所に実力派俳優を配置し、演劇の世界やアイドルに詳しくない人でもきちんと楽しめるように作られています。

青春映画が好きな方は一見の価値アリの一本です。

26位 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密



2011年、優れた脚本であるにも関わらず映画化されていない作品をマッチングするプロジェクト「ブラックリスト」において一位を獲得し、晴れて日の目を見ることになった作品です。
第二次世界大戦下、ドイツの暗号「エニグマ」の解読に取り組んだ数学者を描く歴史ドラマ/サスペンス。

1939年、イギリスがドイツに宣戦を布告、第二次世界大戦の幕が開ける。
イギリス政府はドイツの誇る暗号機「エニグマ」の解読を指示し、若き天才数学者アランたち6名が招集される。
メンバーたちが暗号解読を進めるのを尻目に、アランは一人解読装置の設計をはじめる。

時のチャーチル首相に直訴し解読装置の資金と責任者の地位を得た彼は、5人のうち2人をクビにしてしまい…。

私たちの生活とは切っても切り離せないコンピュータ。本作の主人公アラン・チューリングの存在がなければ世界は全く違ったともいえる偉人の伝記です。

難解な展開をスリリングに魅せる演出技法、大掛かりなセットを使っていないにも関わらず奥行きと広がりを感じさせる表現法など、埋もれてしまうにはあまりにも惜しい名作中の名作。

25位 バケモノの子



「時をかける少女」「サマーウォーズ」などでおなじみ細田守監督によって2015年に公開された作品です。
人間の少年がふとしたきっかけで異世界に迷い込み、そこに住む「バケモノ」たちとの交流を描いたドラマ。

9歳になる主人公・蓮は両親が離婚し、母と二人で暮らしていたが交通事故で亡くしてしまう。
親戚の家に引き取られることになった蓮だったが、引っ越しの最中に逃げ出し、渋谷の路地で彷徨うように生活していた。

ある夜、蓮は熊のようなバケモノを目撃し、後を追っていく内にバケモノ達の住む街、「渋天街」に迷い込んでしまう。渋谷に戻ろうとする蓮だったが、帰り道はすでに閉ざされていた…。

親と子供、両者が影響を与え合う「双方向の成長」が丁寧に表現されている作品です。
立場を越えて、種族を越えて、普遍的なコミュニケーションの大切さを教えてくれる一本。

異世界の映像も美しく、家族でぜひ見てほしい映画です。ただし、涙腺崩壊注意です。

24位 寄生獣 完結編



岩明均の名作「寄生獣」を元に実写化された2部構成の映画の後編にあたる作品です。
空から突然やってきた寄生生物「ミギー」を右腕に住まわせることになった男子高校生の成長と奇妙な共同生活を描くヒューマンドラマ。

頭部を乗っ取られかかるも運良く右腕だけが寄生されるに留まり、寄生生物「ミギー」との共同体として生きることになった主人公・泉新一。
頻発する猟奇殺人事件に警戒をする警察は、新一を寄生生物パラサイトではないかと疑い捜査を続けていた。

一方、同胞を新一に殺されたパラサイトたちは、新一を脅威と見なし対策を講じるが、「人間という存在」に興味を持つ異端のパラサイト、田宮良子は独自に新一の観察を続けていた…。

「人間、ひいては生命の存在意義とは」という哲学的なテーマにまで言及した原作と比べ、「一人の少年、ひいては人間の成長」というテーマに主眼をあてた作品です。

「寄生生物が身近にいる世界」という奇抜な設定から根源的なメッセージを浮き彫りにする演出が見事。
原作ファンにもぜひ見てほしいところです。

23位 ジュラシック・ワールド



ベストセラー作家、マイケル・クライトンの原作を名匠、スティーブン・スピルバーグ監督が実写映画化し、記録的なヒットとなった「ジュラシック・パーク」の第4作目となる作品です。
太古の恐竜たちが闊歩するテーマパークを描いたSFアドベンチャー。

コスタリカの西の沖にあるイスラ・ヌブラル島。かの島に建設されたテーマパーク「ジュラシック・ワールド」は、安全な環境で本物の恐竜を体験できることから人気を博していた。
しかし、ビジネスとして成功させ続けることにプレッシャーを感じていたヘンリー・ウー博士は、ある時禁断の遺伝子組み換えを行った新種「インドミナス・レックス」を誕生させてしまう…。

これぞエンターテイメントというべき作品です。
恐竜たちのリアル(?)な挙動、圧倒的な猛々しさと生命感を表現するカメラワーク。

王道的ストーリー展開。最初から最後まで安心して楽しめる映画。
極上のテーマパーク体験を提供してくれる一本です。

22位 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)



監督した作品全てが高評価を得る稀代の名匠、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの手による作品です。
年老いたハリウッドの元スターがブロードウェイに挑戦するさまを描いたヒューマンドラマ。
アカデミー賞で4冠に輝いています。

かつて「バードマン」というブロックバスター映画(巨額の制作費と宣伝費をかけた映画)3部作にヒーロー役で主演し、一躍スターの座を掴んだリーガン・トムソン。
それ以降は目立った露出もなく60歳を越え、「かつてのスター」という評価に甘んじていた。

家族とも上手く行かず、「バードマン」だった自身の心の声に悩まされていた彼は、自身の存在意義を問うため、ブロードウェイに進出することを決意する。

「ハリウッド映画内でハリウッド映画の商業主義を風刺する」というセンス溢れる作品です。
主演にかつて「バットマン」シリーズで主演を務めたマイケル・キートンを起用したのもニクいところ。

過ぎ去った日々へのノスタルジーを繊細で幻想的な描写で切り取った極上の味わいを持つ一本。
映画好きを自称する方には文句なしにおすすめです。

21位 トゥモローランド



「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」でおなじみブラッド・バード監督が贈るSFアドベンチャーです。
地球よりはるかに進んだテクノロジーを持つ「トゥモローランド」をめぐる冒険を描いた作品。

11歳のフランク少年は一人用の飛行機械を開発し、万博のコンテストに参加しようとするが受付で断られてしまう。
しかし、その様子を見ていた謎の女性アテナはフランクを気に入り、ピンバッジを渡してトゥモローランドへと招待する。トゥモローランドで発明に勤しむフランクだったが20年後、失意の中追放される。

現代、女子高生のケイシーは父の仕事を守るため、解体工事の妨害を行っていたところ逮捕される。
保釈され、返却されたケイシーの荷物の中に見慣れないピンバッジが光っていた…。

バード監督らしいポップでファンタジックなトーンを持ちながらも、エネルギー力学や物理学なども絡めた本格的な設定が楽しい作品です。
子供がシンプルに見ても楽しく、知識のある大人が見てもロマンを感じられる多彩な魅力が光る一本。

20位 ナイトミュージアム/エジプト王の秘密



絵本作家ミラン・トレンクの作品を映画化し、大ヒットを記録した「ナイトミュージアム」シリーズの第3弾となる作品です。
夜間になると展示物たちが動き出す博物館を舞台に巻き起こる騒動を描いたファンタジー・コメディ。

1938年のエジプトのとある遺跡。発掘作業を行っていた考古学者の息子が転落してしまう。
落ちた先に地下墓地がありそこで一行は謎の石版を発見する。
世紀の発見に喜ぶ学者たちだったが、現地の民は世界の終末に繋がると警告する。

時は流れて現代。アメリカ自然史博物館で夜間警備の仕事に就くラリーは、新しく設置されたプラネタリウムの記念式典の準備に大忙し、あとは晩餐会を残し、パーティーは大成功で終わるはずだったが…。

全編に渡ってユーモアとロマンに満ち溢れた作品です。
家族の絆、奇妙な住人たちとの友情など、笑いの中にもホロリとするシーンを散りばめたハートフルな一本。
仕事に疲れた時にぜひ見てほしい映画です。

19位 ピースオブケイク



マンガ家・ジョージ朝倉の同名の作品を実写映画化した作品です。
俳優/ミュージシャンとしても活躍する田口トモロヲが監督を務め、流されるままに恋愛に身を任せる男女の恋模様を描いたちょっぴり切ないロマンスコメディ。

主人公・梅宮志乃は自己中心的な恋人・正樹に振り回されながらも何となく付き合ってきた。
正樹の自分勝手な振る舞いに嫌気がさした志乃は、ある日流されるままに浮気をしてしまう。

修羅場を経て正樹と別れ、納得しつつも寂しさが残る志乃は心機一転新しい生活をはじめ、ビデオ屋で働き始めるが店長の菅原京志郎のことが好きになってしまう…。

単純にいってしまえば常識や自制心が低い人々のドロドロしたロマンスです。
しかし、そう簡単に割り切り正しい行動のみを選択できないのが人間。

乾いた心や焦燥、孤独や人恋しさなどさまざまな感情に踊らされるとても人間臭いラブストーリー。
失恋してしまった時にぜひ見てほしい一本です。

18位 インサイド・ヘッド

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「トイ・ストーリー」をはじめとしたピクサー作品のほとんどに関わってきたピート・ドクターが監督を務めるアニメーション映画です。
ある少女の頭の中にある5つの感情たちがキャラクター化し、少女を幸せな生活に導くため奮闘するファンタジー。

アメリカ・ミネソタ州のある家にライリーという女の子が生まれた。彼女の頭の中には最初に「ヨロコビ」が、次に「カナシミ」が生まれる。
ライリーの成長とともに「イカリ」や「ムカムカ」、「ビビリ」といった感情が次々に生まれはじめる。
5色に別れた感情たちはそれぞれにライリーの性格を作り上げていたが、唯一「カナシミ」だけはライリーの役に立たないと思われていた…。

私たちが持つ「感情」を(便宜上とはいえ)ものすごく理解しやすくなる作品です。
少女の成長とともに複雑化する感情の伝達手段。
脳や心の中では何が起こり、どのような形をとるのか。子育て中の方や親子で一緒にぜひ見てほしいハートフルな作品。

17位 博士と彼女のセオリー



主に一般相対性理論の発展に多大な貢献をし、難しい問題を簡単に説明することで宇宙というものをより身近に感じさせてくれたスティーブン・ホーキング博士。
彼と彼の研究を支えた元妻の生活を描いた伝記映画です。

1960年代、世界有数の名門オックスフォード大学の大学院に籍を置いていたスティーブン・ホーキングは、文学を学ぶジェーン・ワイルドと出会い、恋に落ちる。
直後、彼はALS(筋肉の萎縮と筋力の低下を引き起こす神経疾患)と診断され、余命2年と宣告を受ける。]
彼を愛し、病気と共に闘う決意をしたジェーン。そして2人は結婚することになる…。

20代で余命を宣告されながらも実に76歳まで生き抜き、現代の宇宙論の第一人者とも呼ぶべき偉業を成し遂げてきたホーキング博士。
命の価値を知り、時には絶望に打ちひしがれながらも強固な意思で立ち向かい、ユーモアも忘れなかった2人の生きざまが胸に突き刺さる作品です。

16位 ソロモンの偽証



直木賞受賞作家であり、数々の作品が実写映画化されてきた人気小説家、宮部みゆきの同名小説を元にした映画です。
ある学校で起きた生徒の転落死事件の真相を生徒のみで解き明かそうとする様子を描いたミステリーの前編にあたる作品です。

あるクリスマスの朝、城東第三中学校の校庭で男子生徒、柏木卓也の遺体が雪の中から発見される。
警察の捜査では校舎の屋上からの飛び降り自殺と判断されたが、学校あてに他殺だとする謎の告発状が届く。
マスコミの報道が熱を帯びてゆく中、犠牲者は増えてゆく。
体裁ばかりを考え真実を追求しようとしない大人たちを尻目に、生徒たちは独自に動きはじめる…。

真剣に真実に向かおうとする子どもたちと、取り繕うことを第一義とする大人たちの対比が痛烈なメッセージを生み出している作品です。
「自主裁判」というある意味非現実的な設定だからこそ、そこに息づく人々の感情がよりリアルに浮かび上がる衝撃の一本。後編もぜひ。

15位 アントマン



アメリカの人気出版社「マーベル・コミック」を元に実写化した映画をクロスオーバーする「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第12作目となる作品です。
体長約1.5センチの小さなヒーローが活躍するアクション映画。

窃盗罪で収監されていたスコット・ラングは、刑期を終え出所することになる。
真面目に生きていくと誓った彼だったが世間の風は冷たく、別れた妻へ養育費も払えず、最愛の娘にも会えない。
そんな時、昔の仲間から声をかけられ、犯罪行為に手を染めようとしてしまう。

ある日、大豪邸に潜入したラングは金庫で不思議なコスチュームを見つける。
興味本位で身につけてみると、彼の体はアリのように小さくなり、眼前には別世界が広がっていた…。

キャラクターそれぞれの立ち方とユーモアセンスがさすがマーベル作品といったところ。
「小さくなったらどうなる」という誰もが抱くロマンに丁寧な映像表現で応えてくれる映画です。

笑いあり家族の絆あり、アクションあり。終盤に向けてどんどん盛り上がってくる展開で安定して楽しめる作品。

14位 ST赤と白の捜査ファイル



作家・今野敏の人気シリーズ「ST 警視庁科学特捜班」を元に実写映画化した作品です。
多様化する犯罪に対応するため、科捜研に設置された「ST」に属する個性的なメンバーの活躍を描いた作品です。

ある日、犯罪者を護送していた警察車両が一般車と衝突する事件が発生。
脱走を企てた犯罪者はすぐに逮捕されたものの、ハッカーの鏑木が裏で糸を引いていたことに赤城は気づく。
赤城は鏑木の情報を捜査班に渡し、捜査班は現場に急行。

しかし、渡された住所は偽物だった。さらに本来の住所に向かった捜査員たちが見たものは、焼かれた鏑木の遺体と、そこから出てくる赤城の姿だった…。

優秀な能力を持ちながらもクセのあるSTのメンバーたちの活躍を描いたTV版連続ドラマシリーズの最終エピソードとなる作品です。
「テレビを見ていないとわからない」「商業的に露骨すぎる」という意見はありますが、内容自体は文句なしのデキ。ドラマからぜひ見てほしい作品です。

13位 ドラゴンボールZ 復活の「F」


言わずと知れた国民的な人気マンガ「ドラゴンボール」の劇場版シリーズ第19弾となる作品です。
初登場時、ファンに絶望を与えた人気NO.1の悪役「フリーザ」と悟空の闘いを描いた作品です。

「超サイヤ人ゴッド」となった悟空と、破壊神ビルスの闘いを終えたある日、フリーザ軍の残党たちが地球に飛来してくる。
彼らの目的はかつての闘いに敗れたフリーザを、ドラゴンボールで復活させることだった。
すでに6つ集めていたピラフたちからドラゴンボールを横取りし、残党達によってフリーザは復活を果たす。

初めて自分に敗北を味あわせた悟空に復讐するため、フリーザは初のトレーニングに励む…。

原作者である鳥山明が初めて単独で脚本も担当した作品です。これまでのバトル全開風味と比べてギャグの要素が強く、賛否両論があることも確かです。
バトルシーンもシンプルなエネルギーのぶつけ合いというより、「格闘技」を意識したリアルな動きを組み込んでいるイメージ。
このような実験的要素をフリーザを題材にやってしまったことにこそ意味がある作品です。

懐かしくて新しい、ある意味とてもドラゴンボールらしい一本。おすすめです。

12位 セッション



歴史に残るジャズドラマーを目指す孤独な青年と、度を過ぎた完璧主義だが非常に高い技術と知識、表現能力と知名度を持つ鬼講師との音楽を通じた魂の交流を描いた作品です。アカデミー賞3部門受賞作品。

ビッグバンドジャズの先駆者として今なお多くの尊敬を集めるレジェンド、バディ・リッチ。
彼のようなドラマーになるため、アンドリュー・ニーマンは世界有数のシェイファー音楽院の門を叩く。
ある日、ニーマンのプレイは学院内最高の指導者であるフレッチャー講師の目に留まり、彼自身が担当するスタジオチームに来るよう命じる。

喜び勇んで出かけたニーマンだったが、スタジオで見たのは恐怖と狂気が支配する地獄のような光景だった…。

「魂が震える」という表現しか見当たらない作品です。とてもシンプルにいえば「アメリカ版スポ根」でしょうか。
しかし爽やかさなど皆無、あるのは狂気に満ちた執念ともいえる信念と、苦行にも似た修練だけ。

だからこそ、潔さと美しささえ感じられる一本。音楽を愛する方全てに見てほしい映画です。

11位 シンデレラ



シャルル・ペローの不朽の名作「シンデレラ」。
それを元にディズニーが1950年に制作したアニメーション映画を実写化したのが本作です。
継母と連れ子達に虐げられてきた心の優しい少女に訪れる奇跡の物語。

裕福な家に生まれ、優しい両親の元で愛情を受けて育った娘、エラ。
しかし母親が病気で亡くなってしまい、父はエラを案じて再婚を決意する。

再婚相手であるトレメインは、実娘のアナスタシアとドリゼラと共に家にやってくる。
しばらくは平和な日々が続いたが、ある日父までもが亡くなってしまう。それを気に本性をあらわにするトレメインたち。

3人に虐げられながらも懸命に生きるエラ。ある日森でキットという青年と出会う…。

世界中で愛読されている名作だけに、驚くところは少ないでしょう。
シンデレラを虐げていた継母達に裁きが下る描写は抑えられ、「希望を失わずに生きて行くこと」というテーマが強めに押し出されている印象です。
安定感と「希望」のテーマ、それらが組み合わさってとても温かい気持ちになる作品です。
「世界で最も有名なラブストーリー」、ぜひ。

10位 バクマン。



「デスノート」でもおなじみ大場つぐみ×小畑健による大ヒット作品を実写映画化した本作。
中学時代からの友人、真城最高と高木秋人のコンビが週刊少年ジャンプNO.1の連載作家を目指して奮闘する映画です。日本アカデミー賞2冠に輝いたことでも話題を呼びました。

幼い頃から絵を描くことが大好きな中学3年生真城最高(サイコー)は、叔父でありマンガ家の川口たろうに憧れていたが、彼が過労によって亡くなっていたこともあり、特に目的を持たずに生きていた。
ある日最高はクラス一の秀才であり、それほど接点のなかった高木秋人(シュージン)に唐突にコンビでマンガ家になろうと誘われる。

はじめは拒否したサイコーだったが、シュージンの仲立ちもあってクラスメイト亜豆美保に告白したことをきっかけに封印していたマンガへの情熱に火が点く…。

いわゆる「マンガを作るマンガ」を実写化した作品。原作も驚くほど面白いですが、映画の見どころは何といってもキャストと映像表現。

文化系×肉体派のハイブリッド俳優・佐藤健、知性的な役どころでは若手NO.1の呼び声高い神木隆之介をメインに、キャストたちは原作のイメージを踏襲しながらも独自の味わいを加えてくれます。

さらに良い意味でマンガ的かつスタイリッシュなシーンの数々、文句なしにおすすめの名作。

9位 駆込み女と駆出し男



小説家であり劇作家であった井上ひさしの「東慶寺花だより」の設定を元に名匠・原田眞人監督によって映画化された本作。
江戸時代の「離婚相談所」とでもいうべき駆け込み寺を舞台に、そこに訪れる女性たちと再出発の手助けをする人々の人間模様を描いた人情劇。

幕府公認の駆け込み寺である鎌倉・東慶寺。
夫との離縁を望む妻たちが訪れる場所だったが、まずは御用宿・柏屋で聞き取りを行い、一旦は和解を試みる。
その上で和解不能な場合は女性が東慶寺に入山し、2年間に渡る厳しい修行を行う。
それも成った場合に離縁は正式に認められるというものだった。

柏屋で居候をする医者見習いで戯作者に憧れる信次郎。今日もまた、夫の問題に悩む妻が柏屋へやってくる…。

男女平等が叫ばれる現代では考えられないような世界観を、ユーモアを交えて丁寧に描きこんだ作品です。
実社会に疲れた女性たちの心が少しづつ解れて行く、それを見た信次郎も自分の立場や心情を投影する。
繊細な人情劇を見事演じきったキャストたちがとても魅力的な一本。

8位 ターミネーター:新起動 ジェニシス



アーノルド・シュワルツェネッガー主演の歴史的名作「ターミネーター」シリーズの第5作目となる作品です。
旧シリーズの世界観を踏襲しながらも時代や関係性を新たに構築したリブート作品ともいうべきSFアクション。

2029年、30年以上に渡って続いた人類とAIの闘いは、ジョン・コナーの統率により人類の勝利で幕を閉じた。
追い詰められたAI「スカイネット」は、ジョンの母親であるサラ・コナーを殺害し歴史を改変するため、「T-800」を過去へと送り込む。

人類側もそれを阻止するため、志願兵カイルをタイムマシーンに乗せるが、時空転移の瞬間指導者ジョンが何者かに襲われるのを目撃する…。

人気作の続編の宿命というべきか、評価が分かれる作品です。
複雑で詰め込みすぎた設定、回収されない伏線、納得のいかない展開など粗が目立つことも確か。

しかし、殺伐とした雰囲気は紛れもなくターミネーター。
完全新作と割り切って色々な方に見てほしい一本です。

7位 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン



マーベルコミックの実写化クロスオーバープロジェクト「マーベル・シネマティック・ユニバース」の11作目にしてオールスターチーム「アベンジャーズ」の活躍を描いた2作目となる作品です。
アイアンマン、ソー、ハルクらと秘密組織との闘いを描いたヒーローアクション。

秘密組織ヒドラの残党が人体実験を行っているという情報を得たアベンジャーズは研究施設を強襲、抵抗に遭うもリーダーのストラッカーの逮捕に成功する。

実験に使われていた杖を調査していたトニー(アイアンマン)は内部に人工知能を発見し、自身が計画していたAIによる管理システム「ウルトロン計画」に役立てようと提案する。

研究は順調に進んでいるように見えたが、人工知能が自我を発現し、人類を抹殺するために杖を奪って逃走する…。

日本でいうと戦隊ヒーロー大集結!といった感じでしょうか。しかし子供向けと侮るなかれ、「世界最大のエンタメプラットフォームの大人たちが本気で遊ぶとこんなことになる」というのを知らしめてくれる作品。
休日に家族でお菓子を食べながらワイワイ楽しみたい極上のヒーローアクション。

6位 テッド2



世界一下品で親父っぽいテディベア「テッド」の活躍を描き大ヒットとなった映画の続編です。
幼い頃に買ってもらったテディベアに命が宿り、共に暮らして27年。
すっかりおじさんになったベネットとくまのテッドの巻き起こす騒動を描いたファンタジーコメディ。

恋人ロリーと紆余曲折を経て結婚したベネットは、離婚して落ち込んでいた。
しかし半年後、今度はテッドが恋人タミ・リン(ちなみに人間)と結婚することになる。

一年後、夫婦喧嘩をしたテッドは結婚生活をよりよいものにするため、父親になろうと決意する。
しかし、妻は子供を作れない身体であり、テッドは「モノ」ということで人権を否定される。

ものすごく下世話でバカバカしくてものすごく温かい作品です。
放送コードすれすれのセリフの連発、
作中の95%を占める度を越えた悪ノリ。そしてテッドとベネットの奇妙な友情。

小さな悩みなど吹き飛ばしてくれる痛快な映画です。子供の教育には悪いためご注意を。

5位 96時間 レクイエム

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「レオン」や「トランスポーター」でおなじみリュック・ベッソンが脚本を務めた人気シリーズ「96時間」の第三作目となる作品です。
殺人の嫌疑をかけられた元CIA捜査官の奮闘を描いたアクションスリラー/サスペンス。

ヨーロッパの巨大犯罪組織を壊滅に追いやった元CIAのブライアン・ミルズは平和な日々の中で家族との復縁を密かに夢見ていた。
問題を抱えていたもののお互いに歩み寄る姿勢を見せていたミルズと元妻のレノーア。

ある朝、レノーアの部屋を訪ねたミルズだったが、彼女は何者かに殺害されていた。
直後に警察がミルズを逮捕しようとするが逃走。彼は指名手配されてしまう…。

「絶対に怒らせてはいけない父親」の暴れっぷりが痛快な作品です。家族との絆を守るため、悪に立ち向かうという設定はシンプルかつ感情移入しやすいです。

また、格闘術や潜入術、銃の取り扱いから戦術まで、並のアクション映画とは一味違う説得力を持った演出も見どころ。

4位 海街diary



マンガ家・吉田秋生の同名作品を実写化した本作。
監督を務めるのは「そして父になる」「万引き家族」などを手掛けた名匠・是枝裕和監督。
神奈川県、鎌倉を舞台に3人の姉妹と1人の異母妹との触れ合いを描いた映画です。

鎌倉で暮らす長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)の香田三姉妹。ある日、15年前に離婚して出ていった父親の訃報が届く。
当時まだ幼かった佳乃と千佳はあまり実感がなく、特に何も思わなかったが幸の頼みで葬儀に出席することになる。

葬儀で出会った浅野すず(広瀬すず)は再婚相手の子供であり、既に母は亡くなり今では再々婚相手の家族と肩身狭く暮らしていた。
それを見た幸はすずに一緒に暮らそうと提案する…。

親子の軋轢、家族だからこそ許せること、許せないこと。
子供の成長、親への理解、姉妹の微妙な心情の変化。繊細なテーマを飾ることなくあるがままに、鎌倉の美しい四季の景観に乗せて贈る極上の作品です。
特別な演出などなくても心に染み渡り広がる一本。

3位 マッドマックス 怒りのデス・ロード



荒廃した近未来、砂と鉄と力にまみれた世界観が後発の作品に絶大な影響を与えた名作「マッドマックス」シリーズの27年ぶりの続編となった本作。
アカデミー賞6部門獲得の快挙を成し遂げた作品でもあります。

核兵器による戦争により大地は荒廃し文明も崩壊、少ない資源を巡って武力衝突が続き、弱きものは生きていくことさえ困難な時代。元警官であるマックスは、過去に救えなかった命への贖罪の念に囚われ、かろうじて生存本能だけで命を繋ぎ止めていた。
旅の途中、独裁者イモータン・ジョーに捕らわれたマックス。

そこで虐げられていた者たちと共に、マックスは自由を獲得する闘いを開始する…。

映画の枠を越えて数え切れないメディア作品に影響を与えた名作の続編ということもあり、不安と期待半々の割合だった世論の期待に見事に応えきった作品。
単純なドンパチだけでなく、神話を元にした哲学的なテーマを組み込んでくるなど、一筋縄では行かない重厚な一本。

2位 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN



マンガ家・諫山創の独自の世界観が炸裂し、キャッチーな構造ではないながらも社会現象を起こした異端作「進撃の巨人」を元に実写映画化した作品の前編にあたる映画です。
巨人の恐怖にさらされ続けてきた人類の闘いを描いたダーク・ファンタジー。

巨人と呼ばれる人型の大型生物によって人類の大半は命を落とし、生き残った者たちは巨大な壁を作りその中で暮らしている世界。
最後の巨人の襲撃から100年以上が経過し、すっかり平和に慣れた人類に、エレンは苛立ちを募らせていた。
今の平和が偽りであること、外の世界を知る自由がないことの自覚が住民に感じられないからだった。

そんなある日、壁の高さを越える超大型巨人が突如出現、人類のかりそめの平和はもろくも崩れ去る…。

リヴァイが出てこない、舞台が日本を元にしたものになっていることで原作の浮遊感やファンタジー感が消え失せている、リヴァイの代打シキシマの設定が雑、ラブシーンが不要、監督が途中交代したことからも大作あるあるの上層部の口出しがあったと予想され、結果的にとっちらかっている、原作のシュールなギャグが出てこない、共同脚本を担当した町山氏が創刊した雑誌にも関わらず年間ワースト作品を受賞したなど、思いつく限りの非難と低評価を得た作品です。

だからこそ見てほしい、これに耐えられる方はB級どころかC級映画愛好家の素質が感じられます。
逆の意味で何もかも振り切った近年最大の事件ともいえる一本。ぜひ。

1位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒



世界一のスペースオペラといっても過言ではない「スター・ウォーズ」シリーズの第7作目であり、同時にエピソード7(新三部作の一作目)にあたるのが本作です。
興行収入歴代4位となる200億円以上の売上を誇る怪物作品。

ジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーが父であるダース・ベイダーを暗黒面より救出し、銀河帝国を討ち果たしてより数十年後。
最後のジェダイの騎士であるルークが突如行方不明になる。

同じ頃、銀河帝国の残党であるファースト・オーダーの勢力が日々増してきていた。
ルークの妹、レイアは軍事組織「レジスタンス」を指揮し、彼らに対抗するとともに兄の行方を探す…。

ここまでの大作になってしまうとファンはどうしても懐古主義的な視点で見てしまうものですが、新規のふぁんだけではなく往年のファンまでをも唸らせた名作です。
壮大なスペースオペラの新たな幕開けとなる本作。スケール感、演出、雄大で厳かな空気、これは紛れもなくスター・ウォーズです。

まとめ



ジャンルや国を問わず、輝くような名作・迷作(?)たちをご紹介してきました。
どれだけ映画が好きだとしても、未だ触れていなかった作品があらたな感動を届けてくれるのが映画の奥深いところ。
このランキングを参考に未知の名作を探してもらえればと思います。

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