トラウマ確実!怖すぎて一人では見れない邦画ホラー30選

怖いけど見たくなってしまうホラー映画。1人で見たら後悔するくらい怖い日本のホラー映画を30選、ランキングにしました。トラウマになるくらい怖~い名作から話題作まで幅広くご紹介します。あなたは最後まで見れますか?
目次
怖いけど見たい…ホラー映画!
今日は刺激が欲しい!そんな時は見たら後悔するくらい怖いホラー映画を楽しみませんか?
刺激のあるホラー映画で気持ちもスッキリさせましょう。
そこで今回は、映画好きがおすすめする邦画ホラーをご紹介します。新しい映画を発掘したいと思っている方は是非参考にしてみてください。
トラウマ確実!怖すぎるホラー映画30選
30位 彼岸島
2010年公開。『週刊ヤングマガジン』連載の松本光司の人気漫画を実写映画化したサバイバルアクションホラーです。
渡辺大や水川あさみ、山本耕史などが出演し、韓国人のキム・テギュン監督が製作を務めました。
原作が完結していなかったこともあり、ラストは映画オリジナルの結末になっています。
主人公の宮本明は、数年前に行方不明になった兄・宮本篤を探すため友人と彼岸島へ渡ります。
「生きて帰ってきた者はいない」と言われている彼岸島。島には雅と呼ばれるリーダーが、他の吸血鬼と共に島を支配していました。
生き残った人間たちは吸血鬼を倒すため計画を立て、人間たちのリーダー・宮本明と仮面の男・師匠を中心に、吸血鬼が暴力化した邪鬼と戦っていきます。
彼らに脅威を感じた吸血鬼は、人間から吸血鬼となった宮本篤に弟の明を抹殺するよう命じるのでした。
幽霊系ではなく、ゾンビ(吸血鬼)物のホラー作品です。ワイヤーアクションを取り入れた派手なアクションが見どころです。

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29位 貞子3D
2012年公開。小説の『リング』完結後に鈴木光司が執筆した『エス』が原作。
これまでのリングシリーズの監督とは違い、『高校デビュー』の英勉監督が製作を務め、石原さとみや瀬戸康史などが出演しています。
茜が務めている高校で、見たら死んでしまうという『呪いの動画』の噂が広まっていました。
その後、動画を見たと思われる生徒が転落死してしまいます。茜の恋人である考助も、動画を見た後、女にさらわれてしまいました。
調べていくと、女は数十年前に死亡した貞子だと分かります。貞子の器として選ばれてしまった茜は貞子を撃退することができるのでしょうか...
本作は3Dで見るように作られているため、『リング』とは違い派手な演出やアクションが多く取り入れられています。
心理的な怖さよりも視覚的な怖さが目立つ見たら後悔するホラー映画です。
ホラー度は控えめですので、幽霊系の映画が苦手な方でもトライしやすい作品です。

28位 ひぐらしのなく頃に
2008年公開。ゲームやアニメが大ヒットとなった同名の作品を実写化。
ホラー映画『富江』の及川中監督が制作を務め、前田公輝や飛鳥凛などが出演しています。
転校生の主人公が、村の秘密に触れ事件に巻き込まれていく姿を描いた、見たら後悔するホラー映画です。
昭和58年の夏、前原圭一は両親と共に雛見沢村に越してきました。のどかな風景が広がるその村は、人口2000人程度の小さな集落でした。
圭一は通っている学校で、レナ・ミオン・サトコ・リカたちと部活動をして楽しく過ごしています。
ある日、圭一は「オヤシロ様の祟り」の噂を耳にします。それは綿流しの祭りの後に必ず一人が消え、一人が死ぬという話でした。楽しかった日常が一変、圭一は疑心暗鬼になり恐怖に震えます。誰が仲間で誰が殺したのか、現実かさえも分からなくなっていきます。
村の雰囲気はゲームを忠実に再現し、ひぐらしのなく声が視聴者の恐怖を煽ります。
分かりやすいストーリー展開で、ゲームやアニメを視聴していない人でも楽しめる作品です。

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27位 オトシモノ
2006年公開。『ルームメイト』の小澤健監督が制作を務め、沢尻エリカや若槻千夏、小栗旬などが出演しています。
駅で落とし物を拾った人々が行方不明になったり、突然発症して自殺をする事件が起こっていました。
ある日、主人公の妹の同級生が駅で定期を拾い、行方不明になってしまいます。
妹を探すことにした奈々は、鉄道会社で働く久我俊一と出会います。そして次々と不可解な現象に巻き込まれていくのでした。
全体的に不気味な雰囲気で、女性の幽霊の描写も上手く表現されています。ラストにかけてどんどん怖さが増していく見たら後悔するホラー映画です。
若き頃の小栗旬の演技に注目です。

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26位 死国
1999年公開。坂東眞砂子の小説を映画化。
夏川結衣や栗山千明が出演し、『ロマンス』の長崎俊一監督が製作を務めました。
主人公の比奈子は中学生まで高知県の矢狗村に住んでいました。幼なじみの文也と莎代里と仲良く遊んでいましたが、親の転勤で東京へいくことになってしまいます。
月日は経ち、比奈子は矢狗村へ行くことになります。そこで莎代里が亡くなっていたことを聞かされました。その後、莎代里の幽霊を見たことから、文也から亡くなった当時の真相を聞き出すことにします。
一方、莎代里の母・照子は娘を蘇らせるため、四国八十八カ所を逆に回る「逆打ち」を行っていました。真相を知った比奈子は、不可解な出来事に襲われていきます。
不気味な雰囲気が恐怖を煽りますが、ストーリーは幼なじみたちの切ない恋愛模様を描いています。
観終わってから、何とも言えない悲しさを感じる作品です。また、莎代里を演じた栗山千明の美しさに注目です。

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25位 去年の冬、きみと別れ
2018年公開。『教団X』や『悪と仮面のルール』などを執筆した芥川賞作家・中村文則の小説を映画化。
『グラスホッパー』の瀧本智行が監督を務め、岩田剛典や山本美月、斎藤工などが出演しています。
ルポライターをしているの恭介は、ある記事を週刊誌へ持ち込みます。それは、木原坂雄大という有名カメラマンが火災を起こし、盲目のモデル吉岡亜希子が亡くなった事件でした。
恭介はその事件に納得ができず、雄大の過去を探り始めると、彼の父親も謎の死を遂げている事がわかりました。
その後、恭介は雄大の取材に没頭していきます。すると彼の婚約者が突然姿を消してしまうのでした。
最後はあっと驚くどんでん返しが用意されています。
幽霊が出るようなホラーではありませんが、登場する全員が狂っていて、人間的な怖さのある見たら後悔するホラー映画です。
タイトルにも重要な意味あり、見終わった後に理解する事ができます。サスペンスホラーが好きな方におすすめです。

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24位 DEATH NOTE デスノート
2006年公開。週刊少年ジャンプにて連載され、アニメ化や舞台化までした人気作。
『学校の怪談3』の金子修介が監督を務め、主人公の夜神月役を藤原竜也、月を追いつめるL役を松山ケンイチが演じました。
天才的な頭脳を持つ夜神月(キラ)は死神が落としたノートを拾います。そして、月は名前を書かれると死んでしまう”デスノート”を使って、犯罪者に裁きを下していきました。人の命を操る事ができる月は、新世界の支配者・キラとして崇められていきます。
一方で、月の父で刑事の総一郎とLは「キラ対策本部」を作りキラをおびき寄せます。プライドの高いキラはLの罠にハマってしまうのでした。
天才的な頭脳を持つ、月とLの心理戦や頭脳戦が見どころの作品です。それぞれを演じる藤原達也と松山ケンイチはどちらもハマり役で、二人の演技に魅了されます。
また、映像化が難しい死神も自然に再現されています。漫画の実写化ですがキャスティングも良く完成度の高い映画です。

23位 らせん
1998年公開。『リング』とは同時進行で製作され、本作が続編となっています。
引き続き、『NIGHT HEAD』の飯田譲治が監督を務め、松嶋菜々子や真田広之、中谷美紀などが出演しました。
安藤満男は、同級生である高山竜司の訃報を知ります。高山が死亡した理由に、疑問を抱いた安藤は、行方不明の元妻や子供のことを探すため、第一発見者の高野舞をたずねます。
高野は「呪いのビデオテープを調べていて命を落とした」と言いました。安藤は呪いについて信じていませんでしたが、数日後、彼の元に高山の元妻の手帳と呪いのビデオテープが届くのでした…。
本作は貞子の呪いを止めるために、科学的に解明していこうという内容です。『リング』とは少し雰囲気が変わり、SF要素も追加されました。
また、『リング』では明かされなかった貞子の素顔が登場します。貞子を演じているのは、有名女優のあの人です。誰が演じているのか、是非チェックしてみてください。

22位 聖地X
2021年公開。日韓融合チームでオール韓国ロケを敢行した作品です。
『AI崩壊』の入江悠監督が製作を務め、岡田将生や川口春奈が兄妹を演じています。
小説家志望の輝夫は、父親が遺した別荘のある韓国に渡り、悠々自適の生活を満喫していました。そこへ結婚生活に愛想をつかした妹の要が転がり込んできますが、韓国の商店街で日本に残してきた夫の滋を見かけます。
その後を追ってたどり着いたのは、巨大な木と不気味な井戸を擁する和食店。輝夫の妻の京子も謎の記憶喪失に襲われたこの土地で、過去にも同じように奇妙な事件があったことがわかってきました。
負の連鎖を断ち切るため、強力なムーダン(祈祷師)がお祓いを試みるも、封印された“気”の前には太刀打ちできません。
彼らはここで繰り返されてきた数々の惨劇から逃れ、増幅し続ける呪いから解放されることはできるのでしょうか…。
超常現象が中心になっており、ホラー要素は少なめのストーリーが興味深い作品です。説明的なシーンもありますが、それをカバーするような岡田将生の演技力が見ものです。

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21位 Another アナザー
2012年公開。綾辻行人の同名のホラー小説を実写映画化。
アニメでも放送され話題となりました。『オトシモノ』の古澤健監督が製作を務め、山崎賢人、橋本愛などが出演しています。
主人公の榊原恒一は亡き母の実家、夜見山市に引っ越します。ある日、病院で眼帯をつけた不思議な雰囲気を持つ女の子を見かけます。
引越し先の学校へ行くと同じクラスにその女の子を見つけます。しかし、クラスメイトは彼女の存在を誰も知りませんでした。
やがてそのクラスでは、クラスメイトが過去に凄惨な死を遂げ、事件以来ある決まり事ができたと聞かされます。
そして恒一は三年三組が直面している事実を知ることになります。
転向してきた主人公が、謎めいた少女に惹かれ事件に巻き込まれていく学園ホラー。
クラス内での謎が徐々に明かされていき、サスペンス要素も感じられる映画です。人気小説が原作なだけに、ラストの展開には驚かされます。
ミステリーホラーが好きな方におすすめの作品です。

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20位 黒い乙女 -Q-
2019年公開。監督・脚本は『殺し屋1』などの脚本家としても知られる佐藤佐吉。浅川梨奈や北香那などが出演しています。
養護施設で育った孤児の芽衣が、裕福で優しい宇田家に引き取られることになり、同い年の少女ラナとともに養子として迎え入れられました。
芽衣とラナは本当の姉妹のように仲良くなっていきますが、ある日、宇田家の主から家業が失敗し、どちらか一人しか養っていくことができないことになり芽衣とラナはお互いにいがみ合う仲になります。
しかし実は夫妻は、子供たちに幸せを与えた後に絶望する顔をみて快楽を得ていたのです。それを知って憤慨する芽衣とラナ。ラナは、芽衣に夫妻の殺害計画を切り出します。
本作は2構成の1作目です。タイトルにQとあるように謎のままで完結しないつくりになっていますが、2作目のAで答え合わせがあります。
こちらの作品ではぞっとするような不気味なシーンが組み入れられており、記憶に残ってしまうような見たら後悔するホラー映画です。

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19位 伝染歌
2007年公開。『着信アリ』でヒットした秋元康原作。
『金融腐食列島』の原田眞人監督が製作を務め、松田龍平や伊勢谷友介、AKBメンバーが多数出演する作品。
主人公のあんずは親友の香奈が歌を口ずさんだ後、自殺をするのを目撃します。
マスコミはいじめが原因だと騒ぎ立てていましたが、納得ができず自殺の真相を追うことにしました。
一方で雑誌編集の陸は、歌うと死ぬという「伝染歌」の噂を耳にします。気になった陸は伝染歌について取材をすることにしました。
しばらくすると、学校内で連鎖自殺が起き始めます。歌に関わったものが死んでいく中、あんずは歌の真相に気づきます。
原作が秋元康ということもあり、実際の歌も印象的で口ずさんでしまいそうになります。
また、松田龍平や伊勢谷友介の不気味な演技は一番の見どころです。
残酷な演出やホラー要素は少なめですので、ホラーが苦手な方でも楽しめる作品となっています。

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18位 狂い華(呪いうつり/ワルツ)
2017年公開。高い気鋭の映画監督、井上博貴、戸田彬弘によるオムニバス映画です。
堀田真由や松本穂香などが出演しています。
「呪いうつり」
真梨は、母を亡くして1年が過ぎてもまだ寂しさを埋めきれずいましたが、父は再婚をしようとします。
真梨は父の気持ちを尊重しようとしますが、再婚相手の麻美が自宅に訪れると不思議な現象が起こり始めます。
母の想いが霊現象として現れ出したのではないかと思い始め、真梨は徐々に麻美を受け入れられなくなっていくのでした。
「ワルツ」
ある撮影隊が山奥の廃屋にやってきました。
監督の狙いのため脚本は誰にも渡されておらず、「先ず最初に悲劇がおこる」という監督の言葉以外何も分かりません。
気がつくとカメラマンがいなくなり、みんなはそれが悲劇と考えましたが、事情を知っている監督は、予定外のことがおきていることに焦り出しました。 そして、さらなる悲劇が…。
異なるコンセプトにサスペンス要素を加え、観るものを狂気に誘い込む作品です。

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17位 不能犯
2018年公開。グランドジャンプで掲載され、グロすぎると話題になった人気コミックを映画化。
『貞子vs伽椰子』の白石晃士監督が製作を務め、マインドコントロールで人を操る殺人犯を松坂桃李が演じています。
電話ボックスにある連絡先に電話をすると、殺しの依頼を引き受けてくれるという都市伝説がありました。連続変死事件が起こり、刑事の多田と百々瀬が被害者の防犯カメラをチェックしていると、不審な黒いスーツの男が映っていました。
そして不可能な犯行から男は”不能犯”と名付けられました。
百々瀬は、男が洗脳をしているのではないかと推理。しかし中々、立証ができず捜査は難航していました。
事件について何も進展がないまま、次の事件が起こります。次から次へと起こる事件に、こちらまで支配されているような感覚に陥ってしまいます。
松坂桃李の狂気に満ちた演技が見どころです。ドキドキするような展開が好きな方には絶対におすすめの見たら後悔するホラー映画です。

16位 来る
2018年公開。『告白』の中島哲也監督が製作を務め、岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡など豪華実力派俳優陣の演技も見ものです。
澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー作品です。
オカルトライター・野崎のもとに相談者・田原が訪れ、最近身の回りで超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると言います。
田原は、妻と幼い一人娘に危害が及ぶことを恐れていました。
野崎は、霊媒師の血をひく真琴とともに調査を始めますが田原家に憑いているのは想像をはるかに超えて強力なモノでした。エスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出します。
真琴の姉で日本最強の霊媒師・琴子の呼びかけで、日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「祓いの儀式」が始まるのでした。
派手なホラー演出がインパクト大でありつつ、人の弱さや怖さも表現された人間ドラマの印象も強い内容になっています。

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15位 こどもつかい
2017年公開。『呪怨』シリーズの清水崇監督が製作を務め、17年ぶりに滝沢秀明が主演を演じました。
東京近郊で子どもを虐待していた大人が、不審死を遂げる事件が多発していました。
そしてその子どもたちも同時に行方不明になっていて、手がかりは”謎の歌”だけだという事が分かります。
駿也は不審死について取材を重ねていました。そして、「トミーが子どもを連れ去り、3日後に呪いで親が死んでまう」という都市伝説を耳にします。
一方で妊娠している駿也の恋人・尚美は、過去に虐待を受けていることから出産に不安を持っていました。
そんな中、公園で黒マントを着た男に出会います。そして、尚美は過去に”謎の歌”を聞いたことがあった事を思い出しました。
幼児虐待や虐待の連鎖という社会問題をテーマにした作品です。トミーが、次々と子どもたちを連れ去っていく姿は、ハーメルンの笛吹男を思わせます。
また、子どもへの虐待シーンが生々しく、思わず目を背けたくなるほどでした。見たら後悔するホラー映画といえます。
トミーという都市伝説の男が襲ってくるストーリーは、ジャパニーズホラーというより『アナベル』『イット』のような洋画ホラーに近い作品です。

14位 樹海村
2021年公開。『犬鳴村』に続く恐怖の村シリーズ第2弾です。
前作に続き清水崇監督が製作を務め、山田杏奈や山口まゆなどが出演しています。実在する心霊スポットを舞台に物語は展開します。
「お姉ちゃん知ってる?この箱が置かれた家はね、みんな死んで家系が絶えるの・・・。」
人々を戦慄させる禍々しい古くから伝わる強力な呪いを、歪な木々や地を這う根が生える、不気味で壮大な樹海の奥深くに封印したしました。
それから13年後。姉妹の響と鳴の前に、あるものが出現。そして、樹海で行方不明者が続出します。自ら向かったのか?それとも魔の力に吸い寄せられているのか?
自ら人生の最期を迎える場所として選ぶ者の多さでも有名な富士の樹海。
「絶対に検索してはいけない」とインターネットの怪談スレで語り継がれる、通称“コトリバコ”。逃げても逃れられない箱の恐怖と「SUICIDE FOREST」として世界的に有名な富士の樹海がもたらす負の引力、怖いというより気持ち悪さが強い印象です。
ホラー界の巨匠・清水崇監督が、断ち切れない呪いがもたらす狂気と混沌の世界へ引きずり込みます。

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13位 劇場霊
2015年公開。『女優霊』や『リング』の中田秀夫監督が製作を務め、島崎遥香や足立梨花が出演しています。
主人公の沙羅は、女優として事務所に所属して5年立ちますが、なかなか芽が出ずにいました。
ある日、先輩の葵と一緒に「鮮血の呼び声」のオーディションを受け意気投合します。
二人とも合格し、主役を葵、脇役を沙羅が演じることになります。しかしその後、劇場でスタッフが変死体となって発見され、不可解な現象が起き始めます。
沙羅は、舞台上で人形が不審な動きをするのを目撃し、人形作家のもとを訪ねます。その人形にはある真相が隠されていました。
役が欲しい、あの子にいなくなって欲しい。など女優たちの妬みが人形の怨念となって襲ってくるのでした...
じわじわ恐怖に襲われていくような中田秀夫監督らしい演出で、暗闇、人形、呪いなど、日本のホラーの要素が散りばめられた作品。
蝋人形のような遺体はトラウマものの見たら後悔するホラー映画です。

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12位 牛首村
2022年公開。『樹海村』に続く恐怖の村シリーズ第3弾です。
今回も清水崇監督が製作を務め、主演は映画初出演・初主演のKoki,が不可解な出来事に巻き込まれる女子高生姉妹の一人二役を演じています。
「ウシノクビって知ってる? この話を聞くとみんな呪われて、いなくなるんだって。」
奏音は、ある心霊動画に映った、自分そっくりの女子高生を見て驚愕します。牛首マスクを無理やり被せられ、廃墟に閉じ込められたところで、映像は途切れました。
彼女は誰なのか?妙な胸騒ぎと、忍び寄る恐怖。何者かに導かれるように、動画の撮影地、坪野鉱泉へと向かいます。
妹の存在、双子、牛の首・・・「牛首村」と呼ばれるおぞましい場所の秘密と風習が、狂気と恐怖となり、彼女にまとわりついていくのでした。
九州を舞台にした第1作『犬鳴村』、富士の樹海が舞台の第2作『樹海村』に続き、今作は、北陸の心霊スポットが舞台です。
悲しいストーリーにじわじわと迫ってくる恐怖感があります。
しかし怖さは控えめなのでホラー映画が苦手な方にも挑戦しやすい内容です。また、Koki,の映画初主演ながら抜群の存在力と演技に注目です。

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11位 シライサン
2020年公開。監督・脚本は人気ホラー小説家・乙一で知られる、安達寛高。主演は飯豊まりえが演じています。
ある日、眼球が破裂した遺体が発見される事件が発生します。春男の弟も同様に亡くなっていました。
何かに怯えたように見えたことから、春男は弟の死の真相を探ることにしました。
一方で瑞紀も同じように親友を亡くしており、二人が事件の真相を調べていくと「大きな目の女に殺された」と言います。その女の名前は”シライサン”でした。
二人の大切な人たちは何故殺されてしまったのか...シライサンから逃げることはできるのでしょうか。
『リング』のようなじわじわくる怖さの見たら後悔するホラー映画です。
脚本が乙一ということだけあって、主人公たちの心理描写や切なく淡い恋愛を上手く描いています。
定番の都市伝説系ホラーですが、後半はまさかの展開。観た後に考察をしたくなるような映画です。

10位 血を吸う粘土
2017年公開。特殊メイクアーティストとして数多くの映画に携わり、映画監督としても活動している梅沢壮一監督が製作を務め、主演は「ミスiD 2017」グランプリの武田杏香が演じています。
地方の美術専門学校を舞台に物語は展開します。
東京から転入してきた日高香織は、建物の倉庫に置いてあった乾燥した水粘土の粉に水をかけ、粘土に戻してしまいます。
その粘土は無残な死を迎えた彫刻家の激しい怨念がこもった悪魔の粘土でした。 その粘土“カカメ”は専門学校の生徒達を一人また一人と取り込んで怪物と化していきます。
斬新で展開が読めないところが見どころのホラー映画です。
また、嫉妬と願望、地方を舞台にした東京への強い憧れがリアルさを持って作品に味を出しています。
監督が特殊メイクアーティストであり、独特のグロさのある美術に注目の作品です。

9位 神さまの言うとおり
2014年公開。金城宗幸原作の人気コミックを実写映画化。
『悪の教典』の三池崇史監督が製作を務め、主人公は福士蒼汰が演じました。
日常にうんざりしていた主人公が、命をかけた不条理な授業に参加させられるサバイバルホラーです。
高畑瞬は毎日に退屈していました。そんなある日、授業をしていた教師の首が飛びダルマが現れます。
そこで始まったのは「ダルマさんが転んだ」でした。ゲームにクリアしても繰り返される死のゲーム。
何のためにゲームが始まったのか、いつ終わるのか分からないまま、瞬たちは生き残りをかけたゲームに挑みます。
童話や昔の遊びが題材となっていて、どうやって攻略するのか?を考えながら観るのが楽しいところ。また、神木隆之介の狂ったような演技が見どころです。
とにかくグロく、残酷な、見たら後悔するホラー映画。『GANTZ』のようなサバイバルゲーム映画が好きな方におすすめの作品です。

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8位 真・鮫島事件
2020年公開。匿名掲示板で話題になった都市伝説 “ 鮫島事件 ”をモチーフとした ホラー映画 。
『トモダチゲーム 劇場版』の永江二朗監督が製作を務め、武田玲奈や小西桜子などが出演しています。
佐々木菜奈は、高校の同級生たちと、毎年恒例の部活飲み会をリモートで開催しました。しかし仲間のあゆみが、連絡も無しに参加してきません。不審に思うメンバーたち。
すると同級生の2人が話し出します。20年以上前に流行った「鮫島事件」という都市伝説があり、「鮫島事件」の真相に触れた者は、必ず呪われて死ぬとされていて、その廃墟にあゆみも一緒に行き、その時から様子がおかしかったことでした。
「鮫島事件の呪い」は、実在するのか?パニックに陥る菜奈たち…。
リモート飲み会など昨今の時世を反映している作品です。
ジャパニーズホラーの醍醐味である緊迫感あふれる演出です。「鮫島事件」を検索してしまいたくなるというのが本質的なホラーかもしれません。

7位 鬼談百景
2015年公開。小野不由美原作の怪談短編集『鬼談百景』の中から、ホラー作品に定評のある6人の監督により、10話を映像化しています。
中村義洋監督、白石晃士監督、安里麻里監督、岩澤宏樹監督、大畑創監督、内藤瑛亮監督が製作を務めています。出演は岡山天音や三浦透子などです。
『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の前編にあたる作品。
原作の小説では百物語の体裁で99話あり、100話目が残穢となっています。本作の公開は1夜限りのイベント上映がされました。
短編の10話なので見やすく、それでいてそれぞれに凝縮された緊張感を味わえます。
物語の中では、動きの激しい恐怖の対象の登場もあり、実際出会ってしまったらパニックを起こしてしまうであろう恐怖感が、ふと思い出してしまいそうな見たら後悔するホラー映画です。

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6位 着信アリ
2004年公開。『ダルマさんが殺した。』の三池崇史監督が製作を務め、主人公は柴咲コウが演じました。
秋元康のホラー小説シリーズを原作にしています。その後、漫画・テレビドラマ・ハリウッド化されるなど大ヒット作品となりました。
ある日、由美と陽子の携帯電話に”自分の番号から、未来の時刻、違う着信音”の奇妙な着信が入ります。
数日後、陽子は着信のあった時刻に亡くなってしまいます。由美は同じように妹を亡くした山下と事件を探り始めました。
そして、ついに由美の携帯にも着信が鳴り響き始めます。
着信のメロディには独特な不気味さがあり、耳から離れずトラウマになってしまう見たら後悔するホラー映画です。
定番のストーリー展開ですが、音で恐怖を煽るなど細かいホラー演出が見どころ。観終わった後に、電話に出るのが怖くなるような作品です。

5位 ドクムシ
2016年公開。電子コミックで350万ダウンロードされた話題作を映画化。
ラストは漫画版とは異なるので、原作を読んでいる方にも楽しめる作品です。
『クソすばらしいこの世界』の朝倉加葉子監督が制作を務め、村井良大と武田梨奈のW主演です。
主人公のレイジは教室のようなところで目を覚ましました。直前の記憶が飛んでいて、自分がどこにいるのかもわからない状態です。
他のメンバーと合流し、ある部屋に行くと鎖や肉切り包丁、巨大な鍋などを見つけます。
やがてレイジたちは、男女7人が7日間にわたって監禁される「ドクムシ」という殺し合いのゲームに参加させられていることを知るのでした。
はじめは仲間のように協力していた7人ですが、不安や空腹から疑心暗鬼になり殺し合いが始まります。
7人メンバーたちは、不信感を募らせ徐々に壊れていきます。平凡な性格だったレイジも、生に執着してなりふり構わず行動します。
シナリオはあまり濃くはありませんが、テンポよく物語が進み、スプラッター描写が満載のスカっとする映画です。ストレスを発散したい方は是非お試しください。

4位 リング
1998年公開。鈴木光司によるホラー小説を原作に、松嶋菜々子や真田広之、中谷美紀などが出演、『暗殺の街』の中田秀夫監督が製作を務めています。
街では原因不明の突然死が話題になっていました。呪いのテープの存在が都市伝説として広まってきた頃、取材をしていた玲子の親戚がビデオの呪いによって亡くなってしまいます。
原因を追求していく中で彼女もビデオを見てしまいます。そして、この呪いのビデオには貞子という女性の過去が関係していることを知ります。
「見ると1週間後に死ぬ」という噂があり、タイムリミットまであと数日。玲子は呪いから逃れることができるのでしょうか。
『リング』は、ホラー映画人気の先駆けとなったような作品です。
貞子の登場シーンやビデオの映像などは、じめっとした雰囲気で薄暗く演出することで視聴者の恐怖を煽っています。
洋画のような派手さはありませんが、日本ホラー独特のリアリティがあります。夜に思い出して、眠れなくなってしまうような、見たら後悔するホラー映画です。

3位 エクステ
2007年公開。『冷たい熱帯魚』の園子温監督が製作を務め、栗山千明や大杉漣などが出演しています。
巨大なコンテナから大量の髪の毛と、その中に埋もれた女性の死体が見つかります。
死体安置所で働く山崎は髪の毛フェチで、その女性の死体から髪を切り自宅に持ち帰ります。髪の毛が伸びていると気づき、エクステとして美容室へ持ち込むようになりました。
死体から作ったエクステが次々と人を襲っていくストーリー。気味が悪くなるほどの大量の髪の毛と大杉漣の怪演に見たら後悔するホラー映画です。
怨念よりも大杉漣演じる山崎の方が、狂気に満ちていて恐ろしく見えます。
オカルトとサイコが組み合わせながらも、ありえない設定に笑ってしまうバランスの取れた映画です。少し違ったテイストのホラーを探している方におすすめ。

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2位 残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-
2016年公開。山本周五郎賞受賞・小野不由美の小説を『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督によって映画化。 竹内結子、橋本愛、坂口健太郎などが出演。
竹内結子演じる「私」は小説家でした。
ホラー小説を書いていたことから、読者から恐怖体験が送られてきます。その中で久保という女性からの手紙が目に止まりました。
それは、久保の住むマンションの寝室から、床をほうきではく音が聞こえるという怪奇現象でした。
「私」は気になって久保に連絡をとります。すると、その部屋には恐ろしい真実が隠されていました。
この作品の中では、様々な人が悲惨な目にあっています。
たまたま住んでいた土地や部屋に影響されていることから、観終わった後に自分にもその現象が起きないか想像してしまうような見たら後悔するホラー映画です。
びっくりするシーンやグロさは少ないですが、実際にありそうなシチュエーションが怖さを引き立てています。
和製ホラーが好きな方、想像する怖さを求めている方におすすめの作品です。

1位 仄暗い水の底から
2002年公開。人気ホラー作家・鈴木光司の小説を映画化。『サディスティック&マゾヒスティック』の中田秀夫が製作を務め、主演は黒木瞳です。
2005年にはハリウッドでも『ダーク・ウォーター』としてリメイクされています。
主人公の淑美は、離婚調停中で娘の親権を争っているところでした。
娘と共に古びたマンションへ引っ越しますが、誰もいない空間を見て話しかける娘、天井に広がる水滴など、入居後から不可解な現象が起こり始めます。
やがて淑美は、同じ幼稚園に通っていた少女が行方不明になっている事を知ります。淑美の周りでは何が起きているのでしょうか。マンションに隠された真実とは...
タイトルにある通り、水を使った演出が見事です。お風呂やエレベーターのシーンはとにかく暗く、不気味な雰囲気を漂わせていました。
ホラーですがラストは切なく、印象に残るストーリーです。じわじわと迫る何かが襲ってくるような、見たら後悔するホラー映画。
ジャパニーズホラーが好きな方におすすめの作品です。

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まとめ
今回は、おすすめの邦画ホラーを30作品ランキング形式でご紹介しました。
まだ見たことのない作品や気になる作品があったのではないでしょうか。
ホラー映画って怖くて見たら後悔しますが、ついつい見てしまいますよね。家族や友達とワイワイ見たり、夜1人でひっそり見たり…様々な楽しみ方があります。
紹介した作品は、トラウマ確実の良作映画ばかりですので是非チェックしてみてください。
本作品の配信情報は2022年7月28日時点のものです。
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