ラストでだまされる!どんでん返しがある邦画ミステリー25選

たくさんの邦画がありますが、その中でも名作が多いのが「ミステリー」。人気小説を原作にした作品が多く、濃厚なシナリオが魅力です。
そこで今回は、コメディから本格的なミステリーまで、ラストにだまされてしまうような作品をご紹介します。新しい映画を発掘したいと思っている方は是非参考にしてみてください。
どんでん返しがある邦画ミステリーTOP25
この記事では、何を観ればいいのか分からないという方のために、絶対にハズさない面白いミステリーをピックアップしました。新作からヒット作までをランキング形式で25作品をお届けします。
25位 ルームメイト

※この作品は現在配信終了しております。
2013年公開。今邑彩による小説を映画化。北川景子と深田恭子が主演を務め話題となりました。
派遣社員として働く萩尾春海は、工藤謙介が運転する車に轢かれてしまいます。そんな春海を支えてくれたのは、入院先の看護師・西村麗子でした。
お金に困っていた春海が母親に電話をしていると、それを見ていた麗子がルームシェアをしないかと話を持ちかけてきます。困っていた春海は共同生活を始めます。
しかし、暮らし始めてから数日経つと、麗子の言動が変化していきました。そして、春海の周りでも奇妙な事件も起き始めます。
本作のラストは誰もが予想つかないような展開が用意されています。見どころは、麗子を演じる深田恭子の悪女っぷりです。
ホラー×ミステリーが混ざったような作品。どんでん返しが好きな方におすすめです。
24位 氷菓

※この作品は現在配信終了しております。
2017年公開。人気作家・米澤穂信によるミステリー小説を映画化。主人公の折木奉太郎を山崎賢人、千反田えるを広瀬アリスが演じています。
奉太郎は姉のアドバイスで古典部に入部します。そこで、千反田えるに出会いました。無駄なことは避けている奉太郎ですが、えるの好奇心に負けて日常で起こる謎を解いていくことになります。
ある日、「私が叔父から何を聞いたのか、思い出させて欲しい」とえるから依頼を受けます。
一方で、古典部の文集を作っている時に「氷菓」というバッグナンバーを見つけます。そこにはえるの叔父・関谷純について奇妙な記述がありました。
奉太郎は、えると叔父についての謎に挑むのでした。
シリアスな展開は少なく、気軽にみる事ができる日常ミステリーです。アニメよりも原作の雰囲気を忠実に再現されている作品。謎解きもテンポよく、最後まで一気に観てしまいます。
23位 屍人荘の殺人

※この作品は現在配信終了しております。
2019年公開。「このミステリーはすごい!」大賞を受賞した今村昌弘の大ヒットミステリー小説を映画化。神木隆之介や浜辺美波が主演を務めました。
神紅大学のミステリー愛好会の明智恭介と葉村譲。二人は共に「ホームズ」「ワトソン」と自称しているミステリー小説オタクです。
そんな彼らの元に、謎の美女・剣崎比留子がやってきて「映像研究部の夏合宿に参加して欲しい」とお願いされました。
聞くと、「今年の生贄は誰だ」と脅迫状が届き、昨年の参加者は行方不明になっているそうです。
こうしてミステリー愛好会の二人は、合宿をするペンションへ向かいました。ペンションでは予告状とも思われるメモと他殺体。そして、連続殺人事件が始まっていくのでした。
普通のミステリー映画かと思いきや、まさかの展開に驚かされます。予備知識なしに視聴するのがおすすめ。コメディ要素もある軽めのミステリー映画です。
22位 僕だけがいない街

※この作品は現在配信終了しております。
2016年公開。ヤングエースで連載されていた三部けいの漫画が原作。実写映画化だけでなく、アニメ放送もされた人気作です。藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、及川光博などの俳優が出演しています。
主人公の藤沼悟は”リバイバル”という、過去に戻ることができる特殊能力を持っていました。しかし、自分の意思とは関係なく発動してしまうため、悪いことが起きる場面へ何度もタイムリープしてしまいます。
ある日、現代で悟の母親が殺されてしまいます。
殺されたきっかけが18年前にあると知った悟は、問題の出来事を探るためリバイバルを繰り返します。
いくつもの問題が悟を悩ませ、何度も過去に戻されていきます。先の見えない闇に押し潰されそうになりながらも、悟は運命にもがきます。
視聴者もラストまで犯人が分からないので、推理しながら楽しむことができます。
撮影当時、原作が完結していなかったことからラストは映画独自のエンディングとなっています。世界観は忠実に再現されているので、漫画やアニメを視聴済の方も楽しめる作品です。
21位 DEATH NOTE デスノート

※この作品は現在配信終了しております。
2006年公開。週刊少年ジャンプにて連載され、アニメ化や舞台化までした人気作を実写映画化。主人公の夜神月役を藤原竜也、月を追いつめるL役を松山ケンイチが演じました。
天才的な頭脳を持つ夜神月(キラ)は死神が落としたノートを拾います。そして、月は名前を書かれると死んでしまう”デスノート”を使って、犯罪者に裁きを下していきました。
正義感が人一倍ある月は悪人ばかりを手に掛けていました。そんな彼のことを知った民衆は、新世界の支配者・キラとして崇めていくのでした。
一方で、月の父で刑事の総一郎とLは「キラ対策本部」を作りキラをおびき寄せます。プライドの高いキラはLの罠にハマってしまいます。
天才的な頭脳を持つ、月とLの心理戦や頭脳戦が見どころの作品です。それぞれを演じる藤原達也と松山ケンイチはどちらもハマり役で、二人の演技に魅了されます。
二人の頭脳戦は予想外の展開ばかりで、全く先が読めません!ラストまで目が離せない作品です。
20位 怒り

※この作品は現在配信終了しております。
2016年公開。『フラガール』の李相日が監督を務め、渡辺謙・宮崎葵・森山未來・広瀬すず・妻夫木聡・綾野剛などの豪華キャストが集結しました。
ある日、八王子で夫婦殺人事件が起こります。犯人は整形をし、逃亡したまま行方知れずとなります。そして事件から1年が経ち、東京・千葉・沖縄に訳ありの3人の男が現れました。
千葉で父親と暮らす愛子は、身元を隠して生活をする田代と出会います。二人は恋仲になりますが、テレビで八王子の事件が報道され、田代の素性が気になり始めます。
彼は事件と何か関係があるのでしょうか。
素性が知れない3人の男。東京・千葉・沖縄それぞれで出会った人たちは、男たちと親しくなりますが、事件の報道を見て相手を信じてもいいのかと葛藤します。
本作は”信じること、伝えること”がテーマとなっています。人を見極めることや、信じてもらうことの難しさを考えさせられました。
事件についてはあまり語られませんが、3人のうち誰が犯人なのか最後まで分かりません。視聴者も推理しながら観ることができる作品です。
19位 彼女がその名を知らない鳥たち

※この作品は現在配信終了しております。
2017年公開。『ユリゴコロ』などで知られる人気作家・沼田まほかるの小説を映画化。主演を蒼井優と阿部サダヲが演じています。
働かずに15歳年上の同居人・陣治の稼ぎで生活している十和子。陣治に対して嫌悪感を抱いていましたが、彼の収入に頼って働かずに過ごします。しかし8年前に別れた彼のことを忘れられずにいました。
ある日、水島という好みの男性に出会います。一目惚れした十和子は肉体関係になります。
一方で、十和子の身を案じて尾行したり、水島に嫌がらせをする陣治。
どんな扱いを受けても「十和子のためなら何でもできる」といい、次第に行動がおかしくなっていきます。
そして、彼女の家に警察がやってきて、ある事実を告げるのでした。
登場キャラは全員クズで全く共感できません。愛に狂ってしまった人間の行動が恐ろしく、気になって先を観たくなってしまいます。また、ミスリードからの衝撃的なラストシーンに注目です。
見る人によって解釈が変わる作品。愛とは何かを考えさせられました。
18位 三度目の殺人

※この作品は現在配信終了しております。
カンヌ審査員賞を受賞した『そして父になる』の福山雅治と是枝裕和が再びコンビを組んだ法廷サスペンス。
勝つ事が第一の弁護士・重盛は殺人の前科がある三隅の弁護を引き受けます。
その事件は、三隅が解雇された工場の社長を殺して火をつけたという事件でした。彼は「間違いありません。殺しました」と認め淡々と語ります。
前科があり死刑になるであろう彼の弁護を、なんとか無期懲役へ持っていこうとする重盛。ところが、三隅は重盛になんの相談もなく、週刊誌の独占インタビューに応じてしまうのでした。
タイトルの「三度目の殺人」の意味については決定的に語られず、視聴者が推理して色々な解釈をする事ができます。
曖昧な描写が視聴者を悩ませますが、深く考えさせられる切ない作品です。
17位 紙の月

※この作品は現在配信終了しております。
2014年に公開。『八日目の蝉』で有名の直木賞作家・角田光代の小説を映画化。宮沢りえ、大島優子、小林聡美、田辺誠一、などが出演しています。
梅澤梨花は銀行の派遣社員として働いていました。裕福な高齢者へ商品を営業販売、預金を預かる仕事をしています。ある日、平林という老人に国債を勧めていると、いやらしい目で梨花を見て肩に手を置こうとしてきました。
そこに孫の光太が現れ、難を逃れます。
家に帰ると、夫がいますが夫婦間は冷め切っていました。満たされていない梨花は駅のホームで光太に声をかけられ、そのままホテルで関係を結びます。
光太との関係に溺れていく梨花は、夫が「海外出張に一緒に来て欲しい」と言っても心ここにあらずでした。
彼女の感覚や日常が歪み始め、少しずつ人生が狂っていきます。
宮沢りえが、普通の主婦だった女性が不倫や横領に手を染めていく姿を生々しく演じています。次第に大胆になっていく手口にはハラハラしてしまいます。最後まで目が離せない作品です。
16位 脳男
2013年公開。『去年の冬、きみと別れ』の瀧本智行監督、主演は生田斗真が務めています。
精神科医の真梨子はバスに乗り遅れタクシーに乗り込みました。その時、突然バスが爆破されます。
その付近では、無差別爆弾事件が頻繁に起こっていました。
そしてその容疑者として捕まったのは、「鈴木一郎」という男。精神鑑定が必要だと診断された鈴木は、ポリグラフ検査を受けます。
その結果、彼には感情がないと診断されました。まるでコンピューターのような知能を持つ男に”脳男”と名付けます。
自分のことを全く語ろうとしない男は、本当に連続爆破犯なのでしょうか。
脳男演じる生田斗真の迫力ある演技が魅力です。爆破シーンは目を覆いたくなるほど残酷で救いがありません。とても考えさせられる映画でした。
観終わった後の余韻が楽しみたい人におすすめです。
15位 重力ピエロ

※この作品は現在配信終了しております。
2009年公開。『虹のひと』の森淳一が監督し、『3月のライオン』の加藤亮や『何者』『宇宙兄弟』などの岡田将生が出演しています。
兄の泉水と弟の春には辛い過去がありました。大人になり、二人はある事件を耳にします。
「謎の連続放火事件とそれを予知するような落書き」
二人はその落書きの意味を追い始めました。ある日、泉水は郷田順子という女性に出会います。その女性は春について詳しく調べているようでした。
彼女は一体何者なのでしょうか。そして、春を探っている理由とは...
辛い過去がありながらも、乗り越えていく家族の深い絆を描いています。原作が伊坂幸太郎の小説だけあって、重いストーリーですがどこか優しい気持ちになれる作品です。
サスペンスですが、心に残るセリフが多く感動してしまいます。余韻の残る作品が好きな方におすすめです。
14位 光
2017年公開。『まほろ駅前シリーズ』の三浦しをんの小説を映画化。キャストには井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミなどの俳優陣が出演しています。
ある島に中学生の信之と美花のカップルがいました。小学生の輔は弟分でした。
夏の日、美花が男に襲われているところを発見し信之は殺してしまいます。
しかし、津波によってその死体は流されていきました。その殺人は3人の秘密となり25年が経過します。
その後、島を出てバラバラになった3人。結婚し平凡に暮らしていた信之、本名を隠し女優として活動する美花。そんな二人の前にボロボロな風貌の輔が現れます。
25年前の事件を写した写真があると言い、二人を脅迫し始めるのでした...
物語の後半にかけて、選択肢がなく追い込まれていく二人の緊迫感が上手く描かれています。登場人物全員が情緒不安定で、暗く、不快にもなりますが、もがきながら生きる姿が人間らしさを感じます。
演技派の出演者が並びますが、瑛太の怪演が特に魅力的な作品です。
13位 暗黒女子

※この作品は現在配信終了しております。
2017年公開。『HK 変態仮面』『ごっこ』の千眼美子と『高台家の人々』『きょうのキラ君』の飯豊まりえが出演しています。
お金持ちのお嬢様たちが通う、聖母マリア女子学院。ある日、学園一人気の女子高生・白石いつみが謎の死を遂げます。いつみの親友・澄川小百合が文学サークルの会長を引継ぎますが、その中に犯人がいるのではないかと噂が立ち始めました。
小百合は、部員たちが自作した朗読会を開きます。そこでのテーマは「いつみの死について」でした。一人ずつ物語を発表していく中で、隠された真実が明らかになっていきます。
サークルで起こった殺人事件に戸惑う部員たち。お互いが疑いを持ちながら朗読会は開かれました。
話が進んでいくにつれて、謎が溶けていくのが爽快な作品。
「イヤミス」にも選ばれた、秋吉理香子の原作なだけあってテンポ良く、しっかりとしたシナリオです。二転三転する展開に引き込まれてしまうはず!
12位 ユリゴコロ

※この作品は現在配信終了しております。
2017年公開。大藪春彦賞受賞、このミステリーがすごい!にノミネートされた沼田まほかるの小説を映画化。主演には吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチが出演しています。
亮介の婚約者である千絵が突然姿を消しました。亮介は裏切られた気持ちや悲しみから自暴自棄になります。
ある日、実家の押入れから「ユリゴコロ」と書かれた一冊のノートを見つけます。それは、殺人でしか自分の存在を感じられない美沙子美沙子の手記でした。そして亮介は「ユリゴコロ」に惹かれていきました。
そこに、千絵のことを知る細谷という女性が現れ、彼女からの伝言を手渡すのでした。
作中には残酷な描写が写り、重く辛いストーリー。散りばめられた伏線が繋がっていくのが爽快です。また、主演3人のサイコな演技には見入ってしまいます。
過去と現在を描く切ないミステリー作品です。
11位 人魚の眠る家

※この作品は現在配信終了しております。
2018年に公開。東野圭吾デビュー30周年を記念して執筆された作品。主演の夫婦役を篠原涼子と西島秀俊が演じています。
和昌と薫子の夫婦は娘が小学生に上がるタイミングで離婚するつもりでした。ある日、プールに行った瑞穂が、排水溝の網に指が挟まり溺れてしまいます。
すぐに病院へ搬送されますが、脳死状態と宣告されてしまいました。目を覚まさない瑞穂の姿を見て臓器提供を考えますが、夫妻は最終的に出来る限りのことをしようと考えます。
夫妻はあらゆる治療を瑞穂に施し目覚めるのを待ちます。延命治療によって、瑞穂の見た目は回復し、ただ眠っているかのようになります。薫子は瑞穂の死を受け入れることができずに過ごしていくのでした。
生と死の定義が問われる作品。心臓が死んでいないだけで生きていると言えるのだろうか。とても難しい問題で、自分が同じ状況になったらと深く考えさせられる内容となっています。
何度観ても、涙してしまう感動ミステリーです。
10位 さまよう刃

※この作品は現在配信終了しております。
2009年公開。人気ミステリー作家・東野圭吾の小説を映画化。
長峰重樹の娘・絵摩が死体となって川で発見されます。残酷な事件なだけに、詳しい状況を聞かされないまま過ごしていましたが、犯行の手伝いをした一人の少年から電話が入りました。
電話では菅野と判崎という少年によって娘が殺されたことや、少年の家を知らされます。
そこで発見した犯行を写すテープには、娘がレイプされている映像が残されていました。怒りに震える重樹は、ある決意を固めました。
この作品は、娘を殺された父親の怒りと正義とは何なのか、ということをテーマに描かれています。未成年が犯した罪や罰・性犯罪などの重いテーマを扱った作品です。
考えさせられるような、本格的なミステリーが好きな方におすすめです。
9位 ストロベリーナイト

※この作品は現在配信終了しております。
2013年公開。竹内結子が演じたドラマ『ストロベリーナイト』の劇場版。誉田哲也の姫川玲子シリーズ『インビジブルレイン』を原作にしています。
ある雨の日、暴力団構成員・小林の死体が発見されます。暴力団の抗争で死んだとされていることに、疑問を持っていた姫川は独自に捜査を進めました。
そんな時、姫川に「殺したのは柳井健斗だ」と密告の電話がかかってきます。しかし上司からは彼にかかわらないよう忠告されます。
柳井健斗の正体は9年前に殺された柳井千恵の弟。そして、千恵を殺害したのは当時交際相手だった小林でした。
原作のタイトル通り、雨のシーンが多く悲しく切ない雰囲気を演出しています。主人公の姫川が牧田という男と絡みながら、過去の自分に向き合うラブストーリーです。
原作を知っている人の期待を裏切らない作品になっています。
8位 白ゆき姫殺人事件

※この作品は現在配信終了しております。
2014年公開。”イヤミス”として有名になった『告白』の湊かなえ原作。井上真央、菜々緒、綾野剛などの豪華キャストで実写化されました。
ある日、人里離れた山で化粧品会社に勤めるOLの焼死体が見つかります。その化粧品会社では「白ゆき」という商品が大ヒットしていて、「白ゆき姫殺人事件」としてメディアで取り上げられるようになりました。
そこで容疑者に挙がったのが、同僚の城野美姫。彼女は以前付き合っていた人を、典子にとられた過去から、動機があったとして疑われてしまいます。
この作品は、ネットでの中傷や報道のやり方など社会問題も描いています。メディアで取り上げられた個人がSNSで晒し者にされていく姿はリアリティがあり、考えさせれる内容でした。
衝撃のラストにはハラハラさせられます。どんでん返しのある映画が好きな人におすすめです。
7位 クリーピー偽りの隣人

※この作品は現在配信終了しております。
2016年公開。日本ミステリー大賞新人賞に輝いた、前川祐の小説を映画化。『贖罪』の黒沢清が監督を務め、西島秀俊や竹内結子が演じています。
6年前に起きた未解決事件を分析する、心理学者の高倉とその妻・康子はある地に引っ越してきました。隣に住む西野という男はどこか奇妙で気になっていました。
ある日、その娘の澪が「あの人、お父さんじゃありません。知らない人です。」と告げました。
この作品は、深い闇へ引き込まれていく夫妻の姿を描いています。
サイコパスな隣人が、マインドコントロールで高倉夫妻を洗脳。普通の女性だった康子も徐々に豹変していきました。
実際の事件を思わせるような描写は、リアルで鳥肌が立つほど。
観賞後は暗い気持ちになる作品です。重めのストーリーが好きな方はぜひお試しください。
6位 さよならドビュッシー

※この作品は現在配信終了しております。
2013年公開。「このミステリーはすごい!」大賞に選ばれた中山七里の小説を映画化。
主人公の香月遥は家族と共に火事に巻き込まれますが、一人生き残ってしまいます。大火傷と心にも傷を負った遥。
ピアニストになるために残された祖父の遺産が入り、コンクール優勝を目指してもう練習します。しかし、彼女の周辺で次々と事件が起き始めるのでした。
全身火傷を負いながらピアニストを目指した少女を描いた物語。
ミステリーですが、音楽についても細かく描かれている作品です。実際のピアニストを起用しているので、演奏シーンは圧巻。音楽好きにおすすめです。
5位 白夜行

※この作品は現在配信終了しております。
2011年公開。人気作家・東野圭吾の作品を映画化。舞台化やドラマ化までしている大ヒット作です。
ある廃ビルで質屋の店主が殺害されていました。事件は証拠不十分・容疑者死亡で解決されてしまいますが、担当の刑事・笹垣は納得がいきませんでした。
被害者の息子・桐原亮司と加害者の娘・西本雪穂。成長した二人の周辺では不可解な事件が怒り始めます。そして定年退職した笹垣は、探偵となり二人を追い詰めていきます。
少女を守るために暗い過去を背負っていきた少年の話。主役を演じる二人の暗い雰囲気や憎悪に満ちた表情は、引き込まれるものがあります。
絶望感漂う、重たいストーリーで見応えのある本格ミステリーです。
4位 凶悪

※この作品は現在配信終了しております。
2013年公開。『狼の血』『麻雀放浪記2020』の白石和彌が監督し、『闇金ウシジマくん』『何者』の山田孝之が主演を務めました。
ある日、スクープ雑誌「明潮」に死刑囚の須藤という男から手紙は届きました。記者の藤井は彼に会いに行くよう命じられます。
須藤から聞かされたのは、驚くべき内容でした。
警察も知らない彼の余罪と「先生」と呼ばれている黒幕・木村の存在。
真相を記事にして欲しいと言われた藤井は、危険な取材になると考えながらも、事件にのめり込んでいくのでした。
実際の事件を参考に作られた作品なだけあって、ドキドキさせられるようなシーンがいくつもありました。追えば追うほど事件は深くなり、こんな世界もあるのかと恐ろしくなります。
リアリティのある本格的なミステリーが好きな方におすすめです。
3位 探偵はBARにいる

※この作品は現在配信終了しております。
2011年公開。東直己の小説『ススキノ探偵シリーズ』を原作に、大泉洋と松田龍平が主役を演じています。
札幌のススキノで探偵をしている「俺」。BARの「KELLER OHATA」に仕事の依頼の電話がかかってきます。
ある日、コンドウキョウコと名乗る女性からの依頼を受けました。しかしターゲットに接触した途端、怪しい男に拉致され雪原に生き埋めにされてしまします。
怒りが収まらない「俺」は、闘争心に火がつき事件を調査し始めます。そして2年前に起きた放火殺人事件にたどり着きますが、その事件で発見された女性の遺体は、”コンドウキョウコ”のものでした。
探偵に依頼をしてきた女性は誰なのか?何の目的があったのでしょうか。
札幌を舞台にしたサスペンス映画。探偵を演じる、大泉洋と松田龍平のコンビネーションに注目です。かっこいいアクションシーンも見どころとなっています。
2位 乾き。

※この作品は現在配信終了しております。
2014年公開。深町秋生の小説『果てしなき渇き。』を映画化。役所広司や小松菜奈などが出演しています。
ある日、藤島は妻の浮気相手を暴行し警察としての職を失います。そんな彼の元に「娘の加奈子が消えた」と元妻から連絡が入りました。そして部屋からは、覚醒剤のような白い粉が見つかったとのことでした。
優等生だと思っていた娘の裏の顔が明らかになっていきます。一体娘は何者だったのでしょうか。藤島は次第に狂っていくのでした...
アニメ映像で始まる回想シーンやアイドルのポップな音楽など、中毒性の高い演出が見どころ。ストーリーは重く毒々しさ溢れる内容で、次第に引き込まれてしまいます。
娘の加奈子役の小松奈々が醸し出す雰囲気が美しく、魅了されてしまうはずです。観終わった後の後味の悪さも、クセになってしまうような作品となっています。
1位 ソロモンの偽証

※この作品は現在配信終了しております。
「このミステリーがすごい!」にランクインされた、宮部みゆきの小説を映画化。長編なこともあり、2013年に前編・後編に分けて上映されました。その後、韓国でもドラマ化され社会現象になっています。
大雪が降り積もる日、中学2年生の涼子とクラスメイトの野田健一は学校の門に入ろうとして、雪な中に突き出る人間の手首を見つけます。
二人が手首を掘り出すと、そこには同級生の柏木卓也の死体が埋まっていました。
その後、自殺ということで解決され冬休みに入りますが、涼子の家に赤い文字で書かれた手紙が届きます。その内容は「柏木が同級生に突き落とされて殺されたのを見た」というものでした。そしてそこには関わった人物の名前が書いてありました。
柏木が殺された真相は校内裁判によって明らかになっていきます。クラスや先生など誰もが怪しく、細かい設定まで入念に作られている作品です。
前編は事件やその後について描かれ、たくさんの伏線が散りばめられています。続きが気になる展開に、後篇まで一気見確実です!
まとめ
今回は、おすすめの邦画ミステリーを25作品ランキング形式でご紹介しました。まだ観たことのない作品や気になる作品があったのではないでしょうか。
紹介した作品は、人気ミステリー小説原作の良作映画ばかり!是非チェックしてみてください。
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