【ネタバレあり】アニメ映画「スラムダンク」あらすじとキャラ解説
目次
今回は、アニメと映画の両方で絶大な人気を博している「スラムダンク」についてあらすじやキャラクター紹介、2022年に公開された映画について解説していきます!
前半では絶大な人気を誇る「スラムダンク」のあらすじ、キャラクターの魅力、見どころをネタバレなしで語っていきます。今でも伝説のOP / EDとして語り継がれている曲や、レジェンド声優について触れていきます。
後半では映画の中身について、筆者の感想も含むネタバレありで解説・感想を語っていきたいと思いますので、まだ見ていない方はご注意ください!
「スラムダンク」とは?

原作「スラムダンク」は、作者・井上雄彦による、「週刊少年ジャンプ」で1990年から1996年にかけて連載された漫画です。シリーズ累計発行部数は1億7000万部を突破しており、完結から25年経っている今でもファンから愛されています。
「スラムダンク」の舞台は神奈川県の湘南であり、作品の随所に、江ノ電など湘南の要素が散りばめられています。
連載当初はバスケットボールを題材にした漫画は少なく、またあまり人気を得ていなかった、いわばタブーとされていた題材でした。
しかしスラムダンクが連載されるやいなや、瞬く間にバスケットボールというスポーツが日本で人気が出始め、バスケブームという社会現象を引き起こしました。
スラムダンクの人気を示す証拠として、ジャンプ歴代最高部数653万部を達成した1995年3-4号では巻頭オールカラーを飾り、最終回となる1996年27号では単独で表紙と巻頭カラーを飾りました。最終回となる号で単独で表紙を飾った漫画は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」と「スラムダンク」の2作のみだそうです。
数ある人気作があるジャンプの中で、この2作しか単独表紙を飾っていないのを見ると、ジャンプの中でも殿堂入りのような立場にある漫画であることが窺えます。
アニメ「スラムダンク」はテレビ朝日系列にて、1993年から1996年まで全101話にわたって放映されました。
制作は東映動画で、このアニメでのストーリーは、インターハイに行く直前までが描かれました。
ラスト4話はOVAで描かれており、今まで戦った神奈川県最終選抜の4校のエースたちが混合チームとなって紅白戦を行うという、とても熱い展開を見せてくれたところでアニメが終了しました。
次は物語の主人公が属する「湘北高校」のメインキャラクターについて紹介していきたいと思います。
湘北高校スターティングメンバー紹介
桜木花道(さくらぎ はなみち)

出典: amazon
背番号:10
ポジション:パワーフォワード、センター
学年:1年
身長:188cm
声優:草尾毅 / 木村昴(2022年映画版)
「天才ですから」
この物語の主人公であり、バスケ未経験の自称天才、桜木花道です。
湘北高校に入学してすぐ、ヒロインである赤木晴子に一目ぼれし、晴子にモテたいがためにバスケ部への入部を決断します。
全くのド素人ではありますが、屈強なフィジカルによって天才的なプレーをしてしまう姿に、視聴者も自然と応援したくなるような人物です。
努力が苦手なようなタイプに見えますが、ドリブル、シュート、リバウンドなど、ちゃんと練習している姿も、彼の魅力的なポイントの一つです。
試合内外で起こすトラブルは、視聴者をドキドキハラハラさせますが、それも彼の天才的な部分(?)と言えるでしょう。
流川楓(るかわ かえで)

出典: amazon
背番号:11
ポジション:スモールフォワード
学年:1年
身長:187cm
声優:緑川光 / 神尾晋一郎(2022年映画版)
「どあほう」
花道のライバルであり、中学の頃から天才と呼ばれてきたプレーヤー、流川楓です。
数々の高校からスカウトを受けますが、「家が近いから」という理由で湘北高校に通うほど、マイペース、無口、能天気な性格を持っています。
しかし、試合に入ると一変し、花道と並ぶくらい負けず嫌いであり、内に秘める炎は全ストーリーを通してみなぎっています。
晴子が憧れて好意を寄せたり、「流川軍団」と呼ばれる女学生が観客席の一面を埋めるくらいモテるキャラクターでもあります。
クールな性格上、最初から視聴者の全員に好かれるキャラではないですが、試合を通して一生懸命な流川の姿に、だんだんと「流川軍団」の仲間入りをしてしまいます。
宮城リョータ(みやぎ りょーた)

出典: amazon
背番号:7番
ポジション:ポイントガード
学年:2年
身長:168cm
声優:塩屋翼 / 仲村宗悟(2022年映画版)
「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!!」
低身長ですがドリブルが超一級のポイントゲッター、宮城リョータです。
普段は、昔やんちゃをしていたということもあり、けんかっ早い性格ですが、湘北高校バスケ部のマネージャーである彩子の前だと一変して犬みたいな性格になるのがとてもかわいいキャラクターです。
身長が低いという自分に足りないところをしっかりと理解しており、それを補う努力を欠かさず、パスの出し方やチームメイトの考え方など、細かい部分までチームメイトを観察しているため、実はとても頭が良いプレーヤーでもあります。
花道と同様につらい過去を持っており、それを糧に生きようとする姿は、視聴者に尊敬の念を抱かせます。
赤木剛憲(あかぎ たけのり)

出典: amazon
背番号:4
ポジション:センター
学年:3年
身長:197cm
声優:梁田清之 / 三宅健太(2022年映画版)
「骨が折れてもいい…歩けなくなったっていい…!!やっとつかんだチャンスなんだ…!!」
湘北高校の主将であり、屈強な体と圧倒的な存在感を持つ、赤木剛憲です。
花道やリョータなどをげんこつ一発で諫めるほどリーダーシップがあり、周りから絶大な信頼を得ているため、湘北高校の要的存在になっています。
また見た目からは想像つかないほど秀才であり、他校の選手や監督からも尊敬の念を集めています。
弱小高校と呼ばれていた湘北高校で、入部当初から一人だけ全国制覇を夢見ていたその熱意に心を打たれる視聴者も多いでしょう。
三井寿(みつい ひさし)

出典: amazon
背番号:14
ポジション:シューティングガード
学年:3年
身長:184年
声優:置鮎龍太郎 / 笠間淳(2022年映画版)
「バスケがしたいです......」
3ポイントゲッターである天才シューター、三井寿です。
中学時代に県大会で優勝し、MVPを取るほどの実力を持つ彼ですが、けががきっかけでバスケから離れてしまいます。
その2年後、不良になった三井は湘北高校バスケ部を潰しに戻ってくるのですが...。
そのあとの三井の活躍や彼の人物像はアニメや漫画をご覧になって確認してみてください!彼のファンになること間違いなしです!
「スラムダンク」シリーズについて
スラムダンク

原作:井上雄彦
シリーズディレクター:西沢信孝
キャラクターデザイン:佐藤正樹
放送期間:1993/10/16~1996/3/23
話数:全101話
あらすじ:
神奈川県立湘北高校に入学した赤い髪の不良少年である桜木花道は中学時代に50人の女性から振られ続けた上、最後に振られた女性が「バスケ部の小田君」に好意を持っていたため、バスケットボールが大嫌いになっていた。
しかし、廊下で自身に声をかけてきた赤木晴子に自身の長身と筋肉、身体能力の高さを見出された花道は彼女にバスケット部への入部を薦められる。
花道は晴子に一目惚れし、バスケットボールは全くの初心者であるにもかかわらず、晴子目当てに入部。
その後、地道な練習や試合を通じて、徐々にバスケットの面白さに目覚め、その才能の芽を急速に開花させるのだが...。
スラムダンク(劇場版)

監督:西沢信孝
脚本:菅良幸
公開年:1994年
上映時間:30分
あらすじ:
陵南との練習試合の後、今度は、武園学園高校との練習試合に臨む湘北。
試合前、花道は同じ中学の島村葉子、小田竜政と再会。花道と葉子は再会を喜ぶが、葉子の恋人でもある小田は不良の花道がバスケをやっていることが気にいらず、一方的に敵視する。
そんな小田に花道は「俺の相手は、お前じゃない!俺の相手はバスケットだ!」と発言し、ただ一心にバスケに打ち込む花道の姿は小田に失っていたものを取り戻させていく。
スラムダンク 全国制覇だ!桜木花道

監督:有迫俊彦
脚本:菅良幸
公開年:1994年
上映時間:45分
あらすじ:
湘北は、インターハイ予選において、ベスト16に進出。
次の対戦相手は、赤木と木暮の中学時代のバスケ仲間の伍代友和と安西の大学監督時代の教え子・川崎一美が属する古豪・津久武。
3試合連続無得点退場で苛立ち焦りの色がみえる花道は、津久武のルーキーである南郷洸一郎と晴子のことで揉めた上、晴子との交際もかけて、南郷とも争うことになった。
スラムダンク 湘北最大の危機!燃えろ桜木花道

監督:角銅博之
脚本:菅良幸
公開年:1995年
上映時間:40分
あらすじ:
インターハイ予選決勝リーグで海南大附属高校に敗れた湘北バスケット部。その原因が自分にあると思い込んだ花道は髪型を坊主頭にした。
残り2試合に勝つべく、練習中の湘北は、緑風高校バスケット部のマネージャーである藤沢恵里とその主将であるマイケル沖田に練習試合の申し込みをされた。
安西は、海南戦のことを引きずっている湘北メンバーに刺激を与えるべく、練習試合を了承。
練習試合が始まったが、主将の赤木が海南戦での負傷により、スタメンから外れた湘北は緑風に押される。
一度は赤木の一喝から流れを掴む湘北だったが、緑風の作戦に翻弄され、再び劣勢に立たされ、さらに木暮が体を張ったプレイを見せるも、直後に意識を失い倒れる。
しかし、彼のこのプレイが試合の流れを変えることになるのであった。
スラムダンク 吠えろバスケットマン魂!!花道と流川の熱き夏

監督:明比正行
脚本:岸間信明
公開年:1995年
上映時間:39分
あらすじ:
流川の後輩で、富ケ丘中学バスケット部主将の水沢イチローは、医者から右膝が関節結核であると宣告されバスケットを断念せざるを得なくなる。
「流川先輩ともう一度バスケがしたい」と願うイチローの想いを最後に叶えるため、彼の姉である茜は中学時代の同級生であった晴子に相談を持ちかけた。
インターハイ全国大会を目前に控えていることもあり赤木はそれを一度は拒否するも、自身も海南戦で負傷したこととイチローには後遺症が残ることを思い考えを改め、安西に相談を持ちかける。
安西も快諾し、イチローは湘北の紅白練習試合に参加するが、試合直前になって流川はイチローと同じチームでプレイすることを断り、敵同士で戦うことを選んだ。
赤木もそれを認め、白のユニフォームが赤木、流川、木暮、潮崎、桑田の組み合わせ、赤のユニフォームが三井、宮城、花道、安田、イチローの組み合わせになり、試合を開始する。
スラムダンク 決意の湘北バスケ部

企画:岩本太郎/中村重喜/籏野義文/佐藤公宣
放映時間:48分
あらすじ:
陵南との練習試合、驚異のド素人・桜木花道のデビュー戦ともなったこのゲームは、序盤から陵南が次々と得点を奪い、湘北に実力を見せつける流れとなった。
だが、逆境が二人の男の闘志に火を着けた。
今年こそはの強い想いを抱くキャプテン・赤木と、ルーキー・流川だ。
二人の活躍で試合は一転、行き詰まるシーソーゲームに。そして終了間際、陵南の天才・仙道にボールが渡った……
試合後、神奈川県予選に挑む湘北バスケ部のこれまでを、副主将の木暮や赤木の妹・晴子たちが回想。花道の急成長の軌跡を辿る。晴子は偶然会った彦一とも、お互いのチームについて語り合う。
『スラムダンク』唯一の総集編。
「スラムダンク」の見どころ
スラムダンクの最大の見どころを3つ紹介していきます。
見どころ1:究極のリアリティ

連載されていた当時、人気のあった漫画やアニメは、「ドラゴンボール」「るろうに剣心」「幽遊白書」など、どれも超人的なキャラクターがバトルを繰り広げる、いやゆる王道のジャンプマンガでした。
スポーツという同ジャンルである「キャプテン翼」ですら、少し現実味がなく、リアリティという面ではごく少数でした。
しかし、作者の井上先生はリアルを追求する方でした。必殺技や超人的な動きなどは一切なく、ただ高校生がバスケをやるだけという、一見あまり漫画らしくないストーリーなのですが、そのリアルさこそ、これほどまでに人気を集めた要因だと言えます。むしろ必殺技があったらこのような人気が出ていなかったでしょう。
県大会やインターハイなど、現実にある大会を題材に話が進みますが、題材や背景がリアルだからこそ、読者、視聴者に没入感を与えることができ、自分も世界に入ったような興奮が味わえるのです。
ストーリーのリアリティもそうですが、画のタッチからもリアリティを追求していることが窺えます。
ドラゴンボールのような文字通り絵に描いたような物ではない、自然に描写される筋肉。今にもはじけそうで、キラキラと輝く汗。まるでその場にいるかのように錯覚させるほどのスピードの表現。
全てがリアリティを追求した画であり、読者にその試合の場で応援しているような臨場感を与えます。
見どころ2:登場人物一人一人の魅力

出典: amazon
他の漫画でも主人公以外のキャラクターが魅力的な作品はたくさんありますが、スラムダンクは特に魅力的なキャラクターが多いです。
中でも仙道彰(画像中央、背番号:7)は多くの読者、視聴者の心を鷲掴みにしました。
名前:仙道彰
学校:陵南高校
背番号:7
ポジション:フォワード、ポイントガード、正直何でもできる
学年:2年
身長:190cm
声優:大塚芳忠
「オレを倒すつもりなら… 死ぬほど練習してこい!!」
この言葉は、自分に自信があり、かつ、圧倒的な結果を出している者しか語れませんが、仙道彰は十分にこのセリフを言う権利があります。
プレーセンスも抜群ですが、素人の花道を認め、本気でぶつかってくるため、人格も素晴らしいキャラクターだと言えます。
それでいてどこか抜けている?部分があるため、連載された当時、仙道をマネしようとする学生は多かったと思います。
また、アニメ版の声優を担当する大塚芳忠さんによって、魅力が倍増している点にも注目です。
物語で何度かぶつかる湘北と陵南ですが、花道達が成長している裏で、めきめきとより成長を遂げている仙道達陵南メンバーにも注目して、スラムダンクを見てみてください!
見どころ3:誰もが聞いたことのある名言

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
「左手は添えるだけ」
「リバウンドを制する者は試合を制す」
など、「あれ?どこかで聞いたことあるな」と思うような言葉は、全てこのスラムダンクから来ています。
「スラムダンク勝利学」(著者:辻秀一)という本が出るくらい、スラムダンクという作品は、名言を通してたくさんの人々に勇気を与えました。
これほどまでに心にしみる名言を生み出した漫画はないのではないでしょうか?
読者や視聴者は、スラムダンクという作品を通して、人生の生き方、教訓の学ぶことができます。
ちなみに湘北高校の監督である安西先生が言った「あきらめたらそこで試合終了ですよ」はとても有名ですが、漫画では2回しか登場しません。
たった2回、されども(発行部数から考えて)1億人以上の読者の心に刻むセリフ、、、井上先生はさすがですね。
アニメ「スラムダンク」の伝説的なOP / ED
アニメ「スラムダンク」はOP / EDが有名であることも知られています。
この章では代表的なOP / ED計4曲を紹介いたします。
君が好きだと叫びたい
(1話~61話のOPをご確認ください)
歌手:BAAD
作詞:山田恭二
作曲:多々納好夫
編曲:明石昌夫
オープニングの1曲目は、BAADの「君が好きだと叫びたい」です。
イントロから試合の盛り上がりを感じさせるこの曲は、1話から61話まで、アニメ全話の半分のOPを担いました。
サビからの怒涛の疾走感と、それに合わせた選手たちのプレーする姿がとてもカッコよく、スラムダンクのOPといえばこれ!というほど人気な曲となりました。
全アニメのアニソン人気投票でも毎回上位にランクインするため、スラムダンクのアニメを見たことのない方でも、この曲は何となく知ってるという方は多いかもしれません。
あなただけ見つめてる
歌手:大黒摩季
作詞:大黒摩季
作曲:大黒摩季
編曲:葉山たけし
エンディング1曲目は、大黒摩季の「あなただけ見つめてる」です。
1話から24話までの第1期のEDを担当しました。
わずか3か月でミリオンセラーを達成したため、スラムダンクに関わらず、多くのJ-POPファンに愛される曲であることが分かります。
歌詞はスラムダンクとはそぐわないように聞こえますが、サビに映し出される晴子が流川に恋い焦がれているカットがこの歌詞とマッチし、晴子の心情を代弁しているのではないかと感じさせる演出となっています。
大黒摩季さんのライブ姿はdTVでも見れますので、詳しくは下記をご覧ください。
https://video.dmkt-sp.jp/play/?episodeId=10214656
ぜったいに 誰も
(62話~最終話のOPをご確認ください)
歌手:ZYYG
作詞:高山征輝
作曲:織田哲郎
編曲:ZYYG
オープニング2曲目は、ZYYGの「ぜったいに 誰も」です。
62話から最終話までを担当しました。
こちらの曲もイントロから疾走感があり、花道達のトレーニング姿をより脚色するような曲になっています。
特に、サビの「夢を抱いて 明日を叩く」でゴリ(赤木)のハエ叩き(シュートをブロックする赤木の十八番の技術)が炸裂するシーンは、真剣にトレーニングをしていますが、くすっと笑えてしまう一面です。
アニメではここから終盤に差し掛かっていくため、花道達湘北高校バスケ部がインターハイへ出場できるのかというドキドキ感が、このOPで伝わってきます!
世界が終わるまでは
歌手:WANDS
作詞:上杉昇
作曲:織田哲郎
編曲:葉山たけし
エンディング2曲目は、WANDSの「世界が終わるまでは...」です。
25話から29話までのエンディングを担当しました。
アニメ「スラムダンク」で一番の名シーンである、三井の湘北高校バスケ部殴り込みのシーンで安西先生と対面するシーンでは、BGMとして流れるこの曲は、スラムダンクファン全員の目に涙を浮かべさせました。
「バスケがしたいです......」と「世界が終わるまでは...」は2つセットでアニメ史上最高のセリフと曲のタッグと言えるでしょう。
この感動を今すぐ知りたい方は第27話をご覧ください!
まとめ
ここまで、スラムダンクの魅力、登場人物、主題歌についてネタバレなしで語ってきました。
漫画は旧版だと31巻、新版だと24巻と、比較的読みやすいボリュームになっているため、ぜひ読んでほしい作品です。
バスケやスポーツに興味のない方でも、スラムダンクという作品にはどっぷりはまるはずです。
アニメも声優とキャラクターのイメージがぴったりで、アニメならではの躍動感もあり、見るべき作品であることは間違いないです!
ご紹介した通り、OP / EDのためにアニメを見るという方も続出したくらいであるため、ぜひdTVでアニメ「スラムダンク」をご鑑賞ください。
【微ネタバレ注意】映画「スラムダンク」感想解説
ここからは、映画「THE FIRST SLAM DUNK」についてあらすじと筆者の感想を述べたいと思います。微ネタバレ注意でお願いいたします。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』
— 映画『THE FIRST SLAM DUNK』公式 (@movie_slamdunk) December 2, 2022
いよいよ本日より公開です!
みなさまのご来場をお待ちしております。
映画を観てくださったみなさまへの感謝のしるしに、
井上監督が描きおろした湘北キャラの
ビジュアルカードもお渡ししています🏀#SLAMDUNK #SLAMDUNKMOVIEpic.twitter.com/yWSHdryHWS
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プロモーションの段階では一切ストーリーについてのあらすじ等の情報がなかった映画「スラムダンク」。
ストーリーが気になりすぎて、公開初日に映画を鑑賞した方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。筆者もそのうちの一人です。
鑑賞された方は鳥肌が立ったかもしれない、そのストーリーの中身とはズバリ、
「湘北 vs 山王」戦です!!!
アニメでは、インターハイ直前で終わってしまい、惜しくも映像化がされて来なかったのですが、2022年の冬に、待望の!伝説の!一戦が映像化されました。
映画の冒頭で、手書きで湘北高校のスタメン5人が手書きでどんどんと描かれていく姿も、もちろん鳥肌もんですが、そのあとに産能のスタメンが出た時には、思わず拍手をして叫びたくなりました。
映画館の大多数が筆者と同じ気持ちになったはずです!
そして物語の主人公がなんと、桜木花道ではなく、宮城リョータであったことには、本当に驚きを隠せませんでした。なんで!笑
それでも映画全般を通して明かされる宮城の過去について知り、改めて山王戦を見ると、初めて漫画やアニメを見た時とは違った目線で見ることができたため、良い脚本・演出だったと感じます。
映画「スラムダンク」に関して特筆すべき点は、最高の臨場感とリアリティです。
この映画の監修をされた井上雄彦先生は、アニメの中でも、バスケが本当に画面の中で行われているということにこだわっていました。
これはアニメで、キャラクターたちがあり得ないほどコートを直進で走っていたり、フォーメーションがおかしかったり、テンポ感がもさっとしているという、反省点を鑑みてのことでした。
そのため、映画ではいい意味で淡々とプレーが進んでいき、本物のバスケの試合を見ている感じで話が進んでいきました。
また汗やスピードを表現する背景など、細部にわたって画がしっかりとしており、本物の試合に脚色がかかったような、素晴らしい映像美でした。
特に最終巻のセリフのないラスト数秒の演出は、息ができないほどの臨場感と緊張感を感じさせました。
最後のハイタッチは、もう、、、何も言えません、、。感動です。
原作を忠実に再現した山王戦と、それに至るまでの宮城リョータの過去など、スラムダンクの読者やそうでない方も、誰でも楽しめる映画となっているため、ぜひご覧ください!
映画館で最高のバスケットボールの試合を体験しましょう!
本作品の配信情報は2022年12月22日時点のものです。
配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。