36年の時を経て続編が公開『トップガン マーヴェリック』

1987年度ナンバーワンヒット作となった『トップガン』。公開時はトム・クルーズが劇中で着用するファッション、愛用するバイクなどが流行し、軍やパイロット志望者も急増させたといわれています。メガヒットを記録したにも関わらず、続編がないことが不思議だった『トップガン』だったが、36年の時を経てついに続編の『トップガン マーヴェリック』の公開が決定。1作目『トップガン』で熱狂した40代以上のファンを中心に、何度も劇場に足を運ぶ人が続出。2022年公開の世界興行収入ランキングでは堂々の2位に輝きました。

そんな『トップガン マーヴェリック』を前作と比較しながらご紹介していきます。

『トップガン マーヴェリック』主要キャストをご紹介！

ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐 役 ｜トム・クルーズ

出典: 映画.com

名前：トム・クルーズ
英語表記：Tom Cruise
生年月日：1962年7月3日
身長：170cm

アメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサーゴールデングローブ賞を3回、アカデミー賞に3回ノミネートされるなど、様々な賞を受賞している。
出演した作品は、北米で40億ドル以上、全世界で101億ドル以上の興行収入を記録している。

1981年『エンドレス・ラブ』でデビュー。
1983年『卒業白書』映画初主演。
1986年『トップガン』で大ブレイク。瞬く間にスター俳優となる。
1996年 『ミッション：インポッシブル』シリーズをはじめとした自身の主演作を製作し、俳優およびプロデューサーとして成功を収める。
1989年『7月4日に生まれて』1996年『ザ・エージェント』でアカデミー主演男優賞を受賞。
1999年『マグノリア』で同助演男優賞にノミネート。
2022年には出世作『トップガン』の約36年ぶりとなる続編『トップガン　マーヴェリック』が公開。

『トップガン　マーヴェリック』では、主人公のマーヴェリック役を演じている。

トム・“アイスマン”・カザンスキー海軍大将 役：ヴァル・キルマー

出典: Wikipedia

名前：ヴァル・キルマー
英語表記：Val Kilmer
生年月日：1959年12月31日
身長：182cm

カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。最年少の17歳で名門ジュリアード音楽院演劇科に入学し、後に著名な俳優となるケヴィン・スペイシーらと共に演劇を学び、数々の舞台に出演。

1983年『One Too Many』でテレビドラマに初出演。
1984年『トップ・シークレット』で映画デビュー。
1986年『トップガン』では、トム・クルーズ演じるマーヴェリックの同僚パイロット・アイスマン役を演じ注目される存在となる。
1991年には1970年代初頭にかけて活躍したアメリカのロックバンド『ドアーズ』のヴォーカリストであるジム・モリソンの半生を描いた『ドアーズ』に出演し主役を演じた。
同作品では吹き替え無しで挑んだ歌とルックスがジム・モリソン本人と瓜二つだと話題に。
1995年『バットマン フォーエヴァー』で、主役のバットマン（ブルース・ウェイン）役に抜擢。
2021年には、自身の半生を追ったドキュメンタリー映画『Val』が公開。

『トップガン　マーヴェリック』では、太平洋艦隊司令官のアイスマン役を演じている。

ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー海軍大尉 役：マイルズ・テラー

出典: 映画.com

名前：マイルズ・テラー
英語表記：Miles Teller
生年月日：1987年2月20日
身長：185cm

2010年の映画『ラビット・ホール』における演技でクロトルディス賞助演男優賞にノミネート。
2011年に公開された『フットルース 夢に向かって』では1984年のオリジナル版『フットルース』でクリス・ペンが演じたウィラード役を務める。
1998年初演の舞台版『フットルース』でも同じ役を演じている。
2012年には、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のトッド・フィリップス監督の『プロジェクト X』と、同じく『ハングオーバー!』の脚本家ジョン・ルーカスとスコット・ムーアが監督する『21オーバー 最初の二日酔い』という、テラー出演のコメディ映画2本が公開。
2014年には映画『セッション』に主演し数々の映画賞にノミネート。

『トップガン　マーヴェリック』では、故ニック・“グース”・ブラッドショウの息子のルースター役を演じている。

『トップガン マーヴェリック』の見どころはココ！

出典: 映画.com

キャストもクリエーターもハリウッドの最高の布陣が揃った『トップガン マーヴェリック』。
しかし本作が “ベスト・オブ・ザ・ベスト”と呼ばれるワケはそれだけではありません。本作の見どころを3つに絞ってご紹介！

見どころ1：オープニングシーン

2022年の『トップガン マーヴェリック』は、1986年の『トップガン』とオープニングシーンが"ほぼ"同じでした。
タイトルシーンと音楽は前作と同じだったのに対して、戦闘機はすべて新しいものに変わっていたのです。

前作ではA-6とF-14でしたが、続編ではF-18とF-35が使われていました。
撮影は空母のエイブラハム・リンカーンとセオドア・ルーズベルトですべて行われたそうです。

オープニングが前作と重なる演出だったのには、故トニー・スコット監督からバトンを受け継いだジョセフ・コシンスキー監督のこんな想いがあったからでした。

「最初の数分は、これが『トップガン』の映画であるとみなさんに伝えたかったんです。みなさんと同じくらい、私たちもオリジナル作品を愛していますから。そしてあそこから、私たちの物語は非常に異なる方向へ進んでいく。でも最初の数分で、観客に分かって欲しかったんです。“心配しないで。私たちもオリジナルを愛しています。これも『トップガン』映画です”と」

制作陣の前作への敬意と深い愛が『トップガン マーヴェリック』の高い評価に繋げた大きな要因だと感じます。

余談ですが、シリーズを通して映画に登場する戦闘機「F-14」「F-18」にちなみ、ファンの間では映画館の座席「F-14」「F-18」を選ぶ声が続々とあがっていました。

見どころ2：亡き相棒グースの息子 ルースターとの距離感

アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガン。前作でマーヴェリックは、生徒として実戦さながらの厳しい訓練に明け暮れました。
本作では、そんなマーヴェリックが再びトップガンに教官として戻ることに。新世代トップガンの中には、かつて訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿がありました。

マーヴェリックは過去にルースターの海軍志望願書を捨て、パイロットになるのをやめさせたことがあります。
グースの妻・キャロルが亡くなる時、マーヴェリックに「息子をパイロットにしないで」とお願いされていたのです。

ルースターは「父の死」と「願書を破棄されたこと」から、マーヴェリックと目を合わせようともしません。
確執が解けないマーヴェリックに、アイスマンは「過去のことは水に流し、ルースターを訓練してやれ」と背中を押します。

ルースターや、教え子たちを導く父親になれるのかと葛藤を抱えるマーヴェリックの成長も大きな見どころとなっています。

見どころ3：F-14にマーヴェリックとルースターが同乗

いよいよ任務決行の日。
マーヴェリックのチームが見事ミサイルを命中させる中、ルースターのチームは、遅れをとっていました。
巻き返しを見せるもののルースターの方向にミサイルが飛んできます。絶体絶命の中、マーヴェリックが間に入り、ミサイルを受け撃墜され落下してしまいます。

マーヴェリックはパラシュートで脱出に成功していましたが、降り立った地に敵機が待ち構えていました。
隠れる場所もなくピンチに陥りますが、そこに本部の命令を無視したルースターが救出に向かいます。

再び合流した2人は、喧嘩になりながらも協力して敵地に潜入し、空いている戦闘機に乗り込みます。
埃をかぶり放置されていたのは、トップガン時代にマーヴェリックが乗っていた戦闘機「F-14」でした。

前作の主力戦闘機にマーヴェリックとルースターが同乗する胸熱展開がここでみられます！
世代を超えたベストタッグの誕生です。

まとめ

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映画『トップガン マーヴェリック』のキャスト、あらすじ、感想について前作『トップガン』と比較しながら解説してきました。

前作の世界観とトム・クルーズのカッコ良さはそのままに、新世代の若いトップガンたちの勇姿、そしてCG一切なしのスカイアクションシーンが楽しめる続編『トップガン マーヴェリック』。

まだ見ていない方も、もう既に見た方も、あらすじや見どころがわかった上で見ると見方がわかりさらに面白みが増すと思います。
ぜひ『トップガン』『トップガン マーヴェリック』どちらもご鑑賞ください♪

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本作品の配信情報は2023年2月21日時点のものです。
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