『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞し、『町田くんの世界』『茜色に焼かれる』などぞくぞくと話題作を生み出している石井裕也監督。

石井監督が初のオール韓国ロケを敢行し、韓国人キャスト＆スタッフととともに作り上げた『アジアの天使』が、dTVで配信スタートいたしました。



主人公は、妻を病気で亡くし、一人息子の学を連れて韓国にやってきた売れない小説家の青木剛。

韓国で仕事をしているという兄の透に呼ばれて移住を決めた剛でしたが、口先だけで実際はまともな仕事がないことが判明し、途方に暮れます。

さらに、ようやく始めた化粧品の輸入も、韓国人の仕事仲間に商品を持ち逃げされてご破算に。

仕方なく、「ワカメのビジネスがある」という透の言葉に従って、学も連れて海沿いの街・江陵（カンヌン）を目指すことになります。

その江陵行きの電車で乗り合わせたのが、長男ジョンウ、長女ソル、次女ポムの3兄妹。

行き詰まる元アイドル歌手のソルを筆頭にうまくいかない日々を過ごす3人は、気分転換も兼ねて両親の墓参りに向かう途中でした。

ひょんなことから、共に江陵へと旅をすることになった6人。

言葉も通じず、最初は溝があった6人でしたが、トラブル続きの旅の中で徐々に打ち解け合い……。


剛役を『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』など石井監督作品常連の池松壮亮、兄の透役を韓国映画『マイウェイ 12,000キロの真実』など海外でも活躍するオダギリジョーが務め、豪華キャストによる初の兄弟役が実現！

韓国語も話せず強がってばかりの剛と、軽いノリで惚れっぽい透という正反対の性格の兄弟を、それぞれ繊細な表現力で演じています。

ぶつかり合いながらも心の奥底で通じ合い、旅を通して変化していくふたりの関係に注目です。

一方、ソル役にポン・ジュノ監督作『オクジャ』のチェ・ヒソ、ジョンウに『新感線半島 ファイナル・ステージ』のキム・ミンジェなど、韓国からも実力派キャストが参加。

日韓の文化の差をしっかり描くリアルな描写は、まるでドキュメンタリー映画のよう。その中で、お互いのトラウマを知り、心を通わせていく6人の姿に惹き込まれていくはずです。



国境を越えた友情、そして家族愛の物語『アジアの天使』。是非、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。




■『アジアの天使』

～概要～

『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞した石井裕也監督がオール韓国ロケを敢行した話題作。

～あらすじ～

8歳のひとり息子の学（佐藤凌）を持つ小説家の青木剛（池松壮亮）は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄（オダギリジョー）が住むソウルへ渡った。ほとんど韓国語も話せない中、自由奔放な兄の言うがまま怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。 元・人気アイドルのソル（チェ・ヒソ）は、自分の歌いたい歌を歌えずに悩んでいたが、亡くなった父母の代わりに、兄・ジョンウ（キム・ミンジェ）と喘息持ちの妹・ポム（キム・イェウン）を養うため、細々と芸能活動を続けていた。 しかし、その時彼らはまだ知らない。 事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たちーー どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族が共に運命を歩む時、ある“奇跡”を目の当たりにすることを・・・。

作品URL：https://video.dmkt-sp.jp/ti/10062484?campaign=inf100819

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