2004年に第一作目が公開されるやいなや、その衝撃的なシナリオでシチュエーションスリラーというジャンルを確立した『SAW』シリーズ。猟奇殺人鬼「ジグソウ」が仕掛ける「死のゲーム」を軸に、伏線と謎が絡み合い、現在まで8作ものシリーズ作品を展開してきました。そして、9月10日に待望の最新作『スパイラル:ソウ オールリセット』が公開されたばかり。
その劇場公開の影響もあり、dTVで現在配信している『ソウ3』以降のシリーズ過去作品の今月の視聴数が前月(8月)と比べてそれぞれ増加していることが分かりました。以下それぞれの上昇率になります。
・「ソウ3」(2006年)・・・約2.7倍
・「ソウ4」(2007年)・・・約2.2倍
・「ソウ5」(2008年)・・・約2.0倍
・「ソウ6」(2009年)・・・約2.0倍
・「ソウ ザ・ファイナル」・・・約3.7倍
・「ジグソウ:ソウ・レガシー」・・・約1.6倍
『SAW』の歴史は、ジェームズ・ワンが監督した第一作目から始まりました。
目が覚めると、拳銃自殺したらしき遺体とともに密室に閉じ込められていたふたりの男。
そこに猟奇殺人鬼「ジグソウ」の指示が下され、生き残りをかけたゲームが始まります。
ふたりは謎を解き、生きて脱出することができるのかーー作り込まれた構成と誰も予想できない結末が大きな話題となり、今なお語り継がれるスリラーの金字塔的作品となりました。
続く『ソウ2』では、ジェームズ・ワンが制作総指揮となり、その後も監督を務めるダーレン・リン・バウズマンが登板。新たなるジグソウのゲームが始まります。
そのなかで、ジグソウの正体が、ジョン・クレイマーという末期がん患者だったことが判明。
2にして黒幕が現れたことで解決に向かうのかと思いきや、以後のシリーズで、『SAW』の世界はさらに拡がっていきます。深まる謎とともに、ショッキングな映像表現もどんどん加速。
ストーリーも複雑に展開し、ジョンとその後継者たちの因縁が描かれていくことになるのです。
劇場で最新作を鑑賞する前にdTVで「ソウシリーズ」をイッキ見してみてはいかがでしょうか?
『ソウ3』
~あらすじ~
ケリー刑事(ディナ・メイヤー)はある爆殺事件の現場に駆けつけた。捜査員たちは連続殺人鬼ジグソウの仕業と断定するが、彼女は違和感を覚える。ジグソウの「死のゲーム」は厳格なルールが存在するが、この現場はそれに適わない。何者の仕業なのか? その頃、女性外科医リン(バハー・スーメク)は帰宅途中に誘拐され、医療機器が置かれた部屋に監禁される。そこには治癒不可能の脳腫瘍に冒されたジグソウ(トビン・ベル)がベッドに寝かされていた…。
~見どころ~
ジグソウことジョン・クレイマーの命の行方と後継者の存在が描かれるとともに、同時に、複雑な因果関係にある人間たちを被験者とした新たなゲームが進行。残虐度の増したスリリングなシーンが満載です。複雑にはりめぐらされたジグソウの仕掛けと、明かされる過去に注目!
コピーライト:(C) 2006 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved
『ソウ4』
~あらすじ~
病院の解剖室。ゲームの仕掛け手であったジグソウの遺体の胃袋の中から、ロウで固められたカセット・テープが発見される。ホフマン刑事(コスタス・マンディラー)がテープを再生すると、ゲームはまだ終わっていないというジグソウのメッセージだった。ホフマンとリグス指揮官(リリク・ベント)率いるSWATは、ケリー刑事の遺体を発見する。現場の様子からジグソウには協力者がいると考え、ジグソウの元妻・ジル(ベッツィ・ラッセル)を尋問するが…。
~見どころ~
ジグソウの死後も続くゲームのなかで、真の後継者とは誰なのか?
『ソウ2』に登場した刑事が登場したり、『ソウ3』でのゲームの裏側が明かされるほか、ジグソウの過去を知る重要なキャラクター・ジルが登場するなど、シリーズの複雑な深みが増して惹き込まれる1作です。
コピーライト:(C)2007 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
『ソウ5』
~あらすじ~
ジグソウの事件を追ってゲームに巻き込まれたFBI捜査官ストラム(スコット・パターソン)は、ゲームから傷一つ負わず生き残ったホフマン刑事こそジグソウの後継者ではないかと疑う。そして、ジグソウの生前に弁護士に預けられた遺言と遺品を見て、衝撃に襲われるジグゾウの元妻・ジル。その頃、コンクリートの床の上で5人の男女が目覚めると、犬の首輪に繋がれ、V字型の大きな刃がセットされていた……。
~見どころ~
今作では、プロダクションデザイナーを歴任してきたデイヴィッド・ハックルが監督に就任。ついにジグソウの後継者によるゲームが始まり、これまでの関係者の因縁が少しずつ明らかになっていきます。ジグソウという絶対的な存在がいなくなったあと、死のゲームはどうなっていくのか、次作に繋がっていく物語。
コピーライト: (C)2008 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
『ソウ6』
~あらすじ~
後継者として疑われていたストラムの死によって、一連のジグソウによる事件は終わったと思われた。FBI捜査官・エリクソン(マーク・ロルストン)はその見方に疑問を感じ、ホフマン刑事に接近する。ジグソウの前妻・ジルは、夫の遺言と遺品の扱いに困惑していた。しかし、ジルはある決心を固める。そして、今度は悪徳保険会社をターゲットにしたゲームが始まろうとしていた。
~見どころ~
今作の監督は、これまで編集を担当してきたケヴィン・グルタート。ジグソウの死後を描く第4作から始まった3部作の完結として、後継者である殺人鬼の謎が明かされていきます。
コピーライト: (C)MMIX Lions Gate Films Inc. ALL Rights Reserved
『ソウ ザ・ファイナル』

~あらすじ~
ジグソウの発案した殺人ゲームの生還者であるボビー・デイゲン(ショーン・パトリック・フラナリー)がマスメディアに取り上げられ、同じくゲームにより心に深い傷を負っていた生還者たちが、救済を求めて彼の元に集まってくる。しかしボビーには、メディアも知らない秘密の過去があった。その秘密が明かされるにつれて、呪われたゲームがふたたび引き寄せられていく。
~見どころ~
なんと、第1作目のエンディングから幕を開け、被験者であったゴードン医師が再登場。シリーズを通してずっと仕込まれていたジグソウの意志が判明し、ゲームの裏側や、関係者たちのすべての伏線が回収されていく展開に注目です。
コピーライト: (C)2010 Lions Gate Films Inc. ALL Rights Reserved.
『ジグソウ:ソウ・レガシー』

~あらすじ~
ある街で連続殺人事件が発生し、その特徴的な死に様から、ジグソウことジョン・クレイマーの名前が捜査線上に浮かび上がる。十数年前に死んだはずの彼がよみがえったのか、はたまた後継者か? そして、死のゲームもふたたび行われていく。
~見どころ~
マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟が監督を務め、シリーズの新章を描くとともに、第一作のオマージュも感じられる原点回帰作。シリーズファンはもちろん、単品でも楽しめる一作です。
コピーライト:(C)2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved
『ジグソウ:ソウ・レガシー』作品視聴ページ