サンダンス映画祭のオープニング作品として上映され、同映画祭のグランプリほか様々な賞にノミネートを果たした話題作『ブラインドスポッティング』がdTVで配信スタートいたしました。
アメリカ・カリフォルニア州オークランドを舞台とし、実際にオークランド出身で高校からの親友同士であるダヴィード・ディグスとラファエル・カザルが主演と脚本をふたりで担当。
それぞれの個性と、地元愛、差別問題への意識など、今感じているリアルが詰まった1作です。
ダヴィード・ディグスが演じるのは、傷害事件を起こして保護観察期間中のコリン。
ラファエル・カザルが演じるマイルズとは同じ引っ越し業者で毎日一緒に働く幼馴染同士ですが、残り3日となった保護観察期間をなんとか穏やかに乗りきろうとしているコリンに対し、マイルズは相変わらず破天荒で自由気まま。
そんな時、コリンは帰宅途中に黒人男性が白人警官に追われて射殺される現場を目撃してしまいます。その衝撃から、黒人の立場を実感するコリンと、黒人カルチャーの中で育った白人であるマイルズの感覚の違いが少しずつ浮き彫りになっていき、次第に大きな亀裂へと発展。
急激な高級化が進み、どんどん変化していくオークランドの街で、ぶつかり合うふたりのアイデンティティと友情が辿り着く答えとは?
本作の見どころは、ラッパー/パフォーマーとしても活躍しているダヴィードとラファエルによるセリフ回し。
コミカルなシーンからシリアスなシーンまで、ヒップホップに乗せてフリースタイルラップのように繰り出されるセリフとライムの迫力は必見です。
実際にオークランドとヒップホップカルチャーで育ったふたりだからこその血の通った言葉の数々に、誰しも心を掴まれるはず。
人種差別や貧富の差、古き良き文化が消えていく街の様子などのシビアな問題をしっかり取り上げつつ、映画を包み込む陽気なビートとコリン&マイルズの軽妙なやりとりでポップに仕上がっているのも大きな魅力です。
音楽映画や、バディものが好きな方にもオススメの『ブラインドスポッティング』。ぜひ、この機会にdTVでチェックしてみてはいかがでしょうか。
■『ブラインドスポッティング』
~作品概要~
『ラーヤと龍の王国』のカルロス・ロペス・エストラーダによる初長編監督作品。スポークン・ワード・アーティスト&舞台脚本家でもあるラファエル・カザルと、ラッパーとしても活躍する俳優ダヴィード・ディグスが脚本・主演を務めた。
~あらすじ~
米・カリフォルニア州オークランドで生まれ育った幼馴染の青年たちが、偏見にまみれた街で生き抜く。黒人青年のコリン(ダヴィード・ディグス)は指導監督期間の残り3日間を、無事に乗り切らなければならない。ある日、コリンは黒人男性が白人警官に撃たれる場面を目撃。この事件をきっかけに、コリンは幼馴染の白人青年、マイルズ(ラファエル・カザル)との互いのアイデンティティなどの現実を突き付けられる。
作品URL:https://video.dmkt-sp.jp/ti/10034399?campaign=inf100235
コピーライト:(C)2018 OAKLAND MOVING PICTURES LLC ALL RIGHTS RESERVED