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2023.2.14 火

『そして父になる』の尾野真千子主演×『舟を編む』の石井裕也監督作『茜色に焼かれる』がdTVで配信スタート

『そして父になる』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した尾野真千子を主演に迎え、『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した石井裕也が監督/脚本を務めた映画『茜色に焼かれる』がdTVで配信スタートいたしました。



物語の舞台は、まさにコロナ禍真っ只中の日本。

尾野真千子が演じる主人公・良子は、交通事故で夫を亡くし、ひとりで中学生の息子・純平を育てている母親です。

夫の交通事故とは、高齢者ドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えたにも関わらず、アルツハイマーを理由に無罪になったという理不尽なもの。謝罪もないまま提示された賠償金を拒否し、良子は事故の意味を考え続けていました。

夜の仕事と花屋のパートをかけもちしつつ、養父の老人ホーム代などを抱えた良子の生活は苦しいばかり。それでも、「まあ、頑張りましょ」を口癖に、親子で肩を寄せ合って生きる良子と純平。

さらに、純平に対するいじめや、偶然再会した同級生・熊木と良子の恋路、風俗店の同僚・ケイの物語など、さまざまな困難が降りかかります。

厳しさを増す世界で、力強く生き抜く親子が辿り着く景色とはーー。


本作でまず惹き込まれるのは、その徹底したリアリティ。

コロナ禍の現実から目をそらさず、誰しもが体験したありのままの生活が映し出されているうえに、高齢者による交通事故、いじめ問題や風俗店の描写など、リアルタイムな話題を盛り込み、今を生きる人々をまっすぐ捉えた石井監督の手腕が光ります。

そして、まさに「今を生きる」を体現した尾野真千子の存在感も圧巻のひと言。

耐えるだけではなく、女性としての愛や表現者の情熱をしっかりと抱えながら、懸命に前へ進む姿に目を奪われるはずです。

悲しみや不幸と向き合ったその先に訪れる、渾身のラストシーンは必見!

息子・純平には『エゴイスト』が控える和田庵、ケイに『あの頃。』の片山友希など注目の若手キャストが揃い、良子の夫・陽一役のオダギリジョー、風俗店店長・中村役の永瀬正敏らベテラン勢の存在も見逃せません。



世界が一変した2020年以降を生きるすべての人に贈る人間讃歌『茜色に焼かれる』。是非、この機会にdTVでチェックしてみてはいかがでしょうか。




■『茜色に焼かれる』

~概要~

技派俳優・尾野真千子の新たな代表作!『舟を編む』の石井裕也監督がコロナ禍の日本を真正面から描いた愛と希望の物語。R15+指定作品。

~あらすじ~

「まあ、頑張りましょう。」 その一言で日々のやるせない感情を鎮めて日々を過ごす母・田中良子。幼い頃に交通事故で父を亡くし、混沌とした時代と社会の中で、実直に自らの正義を見出さんとする中学生の息子・純平。母ひとり、子ひとり、互いの日常を取り巻くことごとく理不尽な出来事に、張り裂けそうな想いを抱えてこの世界を生きている。どんな困難でも、何が起ころうとも、それでも前を向き、信念を貫ける理由とは?これは、圧倒的な愛と希望の物語。

作品URL:https://video.dmkt-sp.jp/ti/10062483?campaign=inf100812


コピーライト:(C)2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ